新型ダイハツ コペン セロ【試乗評価】初代コペンを彷彿とさせるクラシックな外観 [DBA-LA400KKBPZ]

今回は「新型ダイハツ コペン セロ」を試乗レポートいたします。
このセロは、2代目コペンの3番目のボディーバリエーションとして、2015年に登場しました。

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外観

全長3395mmX全幅1475mmX全高1280mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2230mmとなります。

旧型の面影を色濃く残す、丸目型ヘッドライトが特徴的なコペンらしいボディスタイリングです。外板の大部分が樹脂で出来ているため、手で押すとペコペコとへこみます。

サイドのキャラクターラインは、ローブと共通なので丸目のセロに合わせると少し違和感があります。

リア周りにも、旧型コペンに似た丸形のコンビランプが装備されています。またトランクのリアエンドがスポイラーを兼ねて少し隆起しており、ちょっと小粋でスポーティな印象です。

このセロのボディパネルは交換が可能で、ローブに着せかえる事もできます。また着せ替えキットは35万円ほどで発売されるそうです。
ただし、コペンのボディバリエーション第2段「エクスプレイ」とは、ボディ構造の違いからボディパネルの交換はできません。

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内装

内装の質感は軽自動車クラス標準レベルで、乗用車的感覚の内装です。S660のような特別な演出はありません。
オープン走行時でも風の巻き込みは少なく、冬でも快適なドライブが楽しめます。

メーターは大きな3眼タイプで、視認性が高く使い勝手も良好です。

シートに腰を掛けると、ウェストラインが高めで囲まれ感があります。その為にボディの端が確認しずらいのですが、コペンはボディサイズが小さいので全く問題ありません。

シートは小ぶりながらホールド性の高いしっかりしたシートです。硬さやコシも適正で、中距離(50km程度)の移動なら問題ありません。

トランクは以外と広く、二人分の手荷物くらいはなんなく飲み込みます。

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エンジンとミッション

660cc直列3気筒DOHCターボエンジンと、CVTが組み合わされます。
エンジンは、64ps/6400rpmの最高出力と、9.4kgf・m/3200rpmの最大トルクを発揮します。
JC08モード燃費は、25.2km/lとなります。

ダウンサイジングターボが装備されており、そこそこの低速トルクがあります。870kgの軽量ボディとあいまって必要十分以上の動力性能です。このエンジンは穏やかな1L自然吸気エンジンのような特性で、坂道でも力強く加速します。マフラーには特別なサウンドチューンが施されており、低音を響かせるスポーティで気持ちの良い音質です。

またCVTの制御も優秀で、実際のパワー以上にコペンをスムーズに走らせてくれます。

足回りとハンドリング

前輪にストラット式サスペンション、後輪にはトーションビーム式サスペンションが装備されます。

S660のようなキビキビしたゴーカート感覚はありませんが、ハンドリングは素直で違和感はありません。日常使用ではこのコペンの中庸なセッティングの方が、バランスが良く扱いやすいです。
リアに粘りがあり接地性も高いので、山岳路でのコーナーでも安定して曲がることができます。まさにオンザレール感覚のハンドリングです。

またホイールベースが短いわりに直進安定性が高く、長距離走行での疲労も最小限です。ただ、足回りが硬めで低速では段差を拾いやすく、嫌な衝撃を車内に伝えてしまいます。
しかし速度を上げていけばこの傾向は収まります。

評価のまとめ

低速での乗り心地が若干硬めではあるものの、個性的で魅力的な外観とピーキーすぎない穏やかな運転特性、オープンドライブの爽快感や楽しさといった多くの魅力を持つ車です。
軽自動車のオープンカーで唯一の電動ハードトップも、日常での快適性を大きく向上させてくれます。

S660ほどのスポーティなキビキビ感はいらないが、おしゃれで快適な日常使用でも疲れないオープンカーが欲しいという人に、オススメできるバランスの良い一台です。

価格

価格 | 1,906,200円(税込み)

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)