ETCゲート通過はゆっくりと
高速道路に乗るときは、ETCゲートに近づく前にETCカードを車載機にセットしておいてください。
もしETCガードが挿入されていない状態でETCゲートに進入すると、ゲートが開かず立ち往生してしまう事になり、後続車がいる場合は大変危険です。
たとえ、しっかりとETCカードが挿入されていたとしても、車載機の故障やETCゲート側の故障など、様々な原因でゲートが開かないことも考えられます。
ETCゲートを通過するときはそういった可能性も想定しながら、前車との車間距離を十分に開け、20km/h以下のスピードでゆっくりと通過してください。通過の時は右足をブレーキに軽く置いて、ブレーキランプを点灯させながら進入します。こうする事で万が一のときにも、すぐにブレーキを踏む事ができますし、後続車に減速の意思を伝える事にもなります。
前車が何かのトラブルでETCゲートの前に止まってしまった場合は、その場で停車して係員の誘導を待ってください。くれぐれも、自分の判断でバックして迂回するような事は止めてください。高速道路では、ETCゲートをノンストップで通過しようと、速い速度で進入してくる車もいます。勝手にバックすれば、そういった車と接触事故を起こす危険があります。
ETCゲートの横に設置されている料金表示を確認する
ETCゲートの横には料金などを表示するモニターが設置されています。これに料金額や「通行可能」などと表示されていれば、ETCゲートが正常に作動していて、自動車の車載機にも異常が無いという事です。もしこのモニターに「停止」と表示が出た場合は通過することはできません。その場に車を停車させて、係員の指示を待ちます。
ただETCレーンで停車する事は非常に危険な行為ですので、停車の際はルームミラーで後続車の動きを確認してください。万が一、後続車に停止する様子がみられない時は、思い切ってゲートを突破してください。ETCゲートは柔らかいスポンジで出来ていますので、車に大きな傷が付く事はありません。
車載機なしでETCカードを使う
自分の車の車載機やETCゲートが故障している場合は、停車して係員の指示を待ちますが、この時には現金以外にETCカードでも決済する事が可能です。入り口で通行券をもらい、出口でこの通行券とETCカードを係員に渡すだけです。ただし、自分の車載機のトラブルの場合は割引などの特典は受けられません。ETCゲート側のトラブルの場合は、通常通り割引を受けられます。出口での故障の場合も係員の指示を待ってください。
また、故障やトラブルと関係ない場合も、この通行券とETCカードを使った決済方法は可能です。もちろん割引は対象外です。
ETCカードは車内に放置しない
最近はサービスエリア内での車上荒らしが増えています。ちょっと車を離れる時も必ずETCカードは携帯するようにしてください。
その際、休憩が終わって運転を再開する時は、忘れずにETCカードを車載機に挿入するようにしてください。
また、ETCカードはレンタカーや他人の車でも使う事ができます。その場合は他人の車の車載機に、自分のETCカードを入れたまま帰る事のないようにしてください。