初心者の頃は高速道路を走るだけでもおっかなびっくりですが、本線への合流や料金所での支払い、ETCの通過など、普段の道では体験できない事ばかりで緊張してしまいます。
そんな中でも、料金所から本線へ入るまでのランプウェイ(本線へ入るまでのループ路)は、カーブが急な上にいつまでも回り続けないといけないので、なかなかスムーズに運転する事が難しい道路です。
運転免許を取って20年以上の僕でも、たまにしか利用しないのでちょっとドキドキする程です。
今回はこのランプウェイのスムーズな走り方についてご説明したいと思います。
ハンドルだけのコントロールではふらついてしまう
ランプウェイに入ると通常の道路とカーブの曲がり方が違うので、どうしても修正蛇を頻繁にあてることになり、右へ左へとフラフラとしがちです。
まず、ランプウェイに入ったら速度制限を必ず守ってください。ランプウェイのカーブは、指定された速度でスムーズに曲がれるように設計されているからです。
次に、車を内側の線に寄せて走ります。内側の線を目安に走れば、スピードが出過ぎて外に膨らんでも、修正をする余裕が残ります。
ここでくるまが外に膨らんでくると、普通はハンドルで修正蛇を当てて内側に戻しますが、これでは常にフラフラとして車が安定せず危険です。
ハンドルtとアクセルでコントロールする
こういう場合に使って欲しいテクニックが、アクセルを使った舵のコントロールです。
通常、車はアクセルを戻すと前輪に荷重が移動し、前輪のグリップが上がります。
また、前輪のグリップが上がるとハンドルの効きも良くなり、結果的に車はハンドルを切っている方向へさらに曲がろうとします。
このアクセルのオフによって生まれる曲がろうとする力は、ハンドルを切る時ほど大きくはないのですが、ランプウェイのような道路での定常旋回時の修正に、ちょうど良い量の旋回力を得る事ができます。
また、内側に曲がりすぎたと感じた時は、アクセルをゆっくり踏んでやることで車は再び外へと膨らんでいきます。
このアクセルによる穏やかな旋回力と、ハンドル操作を適度に組み合わせる事で、ランプウェイのような場所でもスムーズに運転する事が可能です。
もう一点注意しておいて欲しいのが、本線からランプウェイに侵入する時です。高速走行で速度感覚が麻痺していますので、体感速度だけで走っているとスピードが速すぎて、ランプウェイを回りきれない場合があります。
こういう場所では特に意識して、直接メーターを見ながら速度調整をするようにしてください。