新型スズキ ワゴンR【試乗評価】クラスレスな道具感が魅力 [DAA-MH44S]

スズキワゴンR前面画像

今回は「新型スズキ ワゴンR FX リミテッド」を試乗レポートいたします。
ワゴンRは今回のモデルチェンジで5代目となりました。(写真はマツダにOEM供給されている兄弟車のフレアです)

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外観

全長3395mmX全幅1475mmX全高1660mmのボディサイズを持ちます。またホイールベースは2425mmとなります。

初代から20年以上に渡って代々受け継がれている伝統的スタイリングですが、だんだん個性が感じられなくなってきました。
ポルシェボクスターやアウディTTのように、コンセプトをキープしながら洗練させていくと、ある程度個性が失われるのは仕方がないのでしょう。

フロント周りは、初代から比べると随分スマートな印象になりました。ヘッドライトも無骨な四角形から、現代的な流麗なデザインに進化しています。

サイドには初代の面影が一番色濃く残っています。
しかし現代の車らしいモダンな処理も加えられており、たくましいフェンダー処理、キックアップされたスポーティな印象のCピラーの付け根、抑揚のある面構成など最新のデザイントレンドが取り入れられています。

リアコンビランプは、初代のリアバンパー内に小さくはめ込まれたデザインではなく、2代目以降に受け継がれている縦長デザインが採用されています。
2代目オーナーであっても、後ろからは見分けがつかないかもしれません。

スズキワゴンR後部画像
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内装

大きく視認性の高いメーターには、タコメーターも装備されていて使い勝手が良いです。

質感はかなり高く、ワゴンRのイメージからするとラグジュアリーすぎる内装で、もっと道具感があったほうがこの車にはふさわしいと思います。
軽自動車クラスにこいうラグジュアリーな雰囲気は、かえって貧乏臭くなります。

ベンチシートタイプなのでサイドサポートは不足気味ですが、軽自動車にしてはサイズも大きく厚みのたっぷりしたコシのあるシートです。座面長とシートバックの高さも適正で、これなら中距離でも疲れないでしょう。
後席は前席より視点が高く、ガラスエリアも大きいので閉塞感はありません。またホイールベースが長くなり、後席の足元スペースが広がっています。前後スライド機構も装備されており、足を組んで座ることも可能です。

エンジン音が静かなこともあり、車内は高い静粛性を持ちます。

スズキワゴンR内装画像
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エンジンとミッション

660cc直列3気筒DOHCエンジンと、CVTが組み合わされます。
エンジンは、52ps/6500rpmの最高出力と、6.4kgf・m/4000rpmの最大トルクを発揮します。
JC08モード燃費は、33.0km/lとなります。

70kgの軽量化がなされており、車両重量780kgという超軽量ボディを実現しています。
この超軽量ボディと、ロングストローク化された新エンジン、CVTとのマッチングがすばらしく、スムーズで上質な走行フィールです。日常使用であれば必要十分のパワーを発揮します。

エンジンの静粛性はVWup!と並び、3気筒エンジンとしてはトップレベルです。

このワゴンRに搭載されているエネチャージにモーターアシスト機能はありませんが、回生ブレーキにより余分なエネルギーを電気として回収し、バッテリーから直接電装品に送電する機会を増やしています。
これによりエアコン使用時のオルタネーターの負荷が低減され、結果的にエンジンに余裕が生まれ、力強い走りが可能になります。

またアイドリングストップ機能は、車が完全に停止する前にエンジンを早々に停止してしまいますが、始動が素早く違和感はありません。
同時に搭載されているエコクール(蓄冷材)は、アイドリングストップ時にエアコンが停止しても、送風機能だけで車内を快適な温度に保ちます。

足回りとハンドリング

前輪にマクファーソンストラット式サスペンション、後輪にはアイソレーテッドトレーリングリンク式サスペンションが装備されます。

パワステのアシストが不自然で、切り込み量に対して一定しないステアフィールです。
また軽量高剛性ボディにしなやかで粘りのある足回りが組み合わされ、安定したコーナリング特性を持ちます。

空気圧の高いエコタイヤの影響で、低速では路面の段差をコツコツと拾います。
ただ、ある程度速度が上がってくれば、足回りの特性がしなやかになり、路面の段差をきれいにいなしてくれます。

評価のまとめ

初代が登場した時はハイト系ワゴンというものがほとんど存在しておらず、軽自動車のスペース効率を改善しようと開発されたのがこのワゴンRでした。
その考えは見事にあたり初代が大ヒットしたのはもとより、今では右を向いても左を見ても路上はハイト系ワゴンばかりです。

細かな独自技術の投入と、ねじ1本から見直された大幅な軽量化により、限られた軽自動車規格のなかで個性的な車に仕上っています。
まさに「ちりも積もれば山となる」を体現したような車といえます。

老若男女だれがのっても違和感の無い、クラスレス感も大きな魅力です。

価格

価格 | 1,215,000円(税込み)

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

現在、古い「試乗関連」の過去記事を全面書き換え中。その分、新しい記事の投稿が少なくなります(2018年4月〜)