なるべく高いギアで走る
自動車は同じスピードで走っていても、ギアの段が違うとそれに合わせてエンジン回転数も変わってきます。
ギアが低ければエンジン回転は高くなり、高ければ逆にエンジン回転は低くなります。
またエンジン回転数が一定であれば、ギアが低ければスピードが遅くなり、ギアが高くなるとスピードは早くなります。
自動車はエンジン回転が高いとそれだけ燃料噴射の回数も多くなり、結果的に燃費が悪化してしまいます。
自動車の燃費を良くしようと思ったら、このエンジンの回転数を低く抑える事が必要になります。
では、具体的にどうすればいいか説明していきましょう。
まず、エンジンを掛けたらすぐに出発できるように、シートポジションの調整やシートベルトの装着を終わらせておきます。
このシート調整などの準備を予め終わらせておく事で、エンジン始動から出発までの無駄な燃料消費が避けられます。
次にエンジンを掛けますが、エンジンが始動したらすぐに走り出します。現代の自動車は、真冬であっても暖気運転の必要はありません。
暖気運転をすれば、それだけ燃費が悪化するだけです。
走り始めたら、急のつくハンドリングやブレーキング、アクセルワークは極力控えます。終始じわっとした丁寧な運転を心がけてください。
そして目標の速度に達したら、アクセルを徐々に戻し一定速度で走行します。
こうする事でアクセルの踏み込み量が減り、ギアも高めにキープされますので、エンジン回転を抑えた効率の良い低燃費運転ができるというわけです。
惰性走行を多用する
また前方の信号機が赤に変わり、自動車の停止や減速が予め予測される時は、早めにアクセルを戻して、駆動力を全く使わない惰性走行を行います。
現代の電子制御されたエンジンでは、走行中であってもアクセルが戻されると、自動的にコンピューターが判断して、エンジンへの燃料供給を完全にカットする機能が付いています。
この惰性走行時は、完全に燃料がカットされていますから、エンジンの燃料消費はゼロとなります。
こういうふうに、運転の先を読みながら一歩先の行動をとれば、燃費向上だけではなく安全運転にも繋がり一石二鳥というわけです。
燃費の計算方法
自動車に始めから燃費計が付いている場合は簡単に計算できますが、ここでは燃費計が付いてない人の為に、「満タン法」というメジャーな燃費計算方法をご紹介します。
まず始めにガソリンスタンドで、ガソリンを満タンまで入れます。次にトリップメーターをリセットしてゼロにします。
後は普通に自動車を使ってください。次に給油する時は、給油レシートをとっておき、そこに今のトリップメーターの距離を書き込みます。
このトリップメーターの距離数を、給油されたガソリンで割ったのが、あなたの車の燃費というわけです。
例えば、400km走って20L給油したとすれば、燃費は20km/Lとなります。