【用語解説】CVCCエンジンとは(エンジン用語編)

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アメリカのマスキー法

1960年代、アメリカの西海岸カリフォルニア州では、大気汚染が深刻化して大きな社会問題となっていました。

1966年になると、この大気汚染の対策がとられるようになり、汚染を規制する法律が施行されます。
さらに1970年には、この法律をさらに強化修正した法律が可決され、施行される事となります。
この法律は、法律を提案したエドムンド・マスキー議員の名前をとって「マスキー法」と呼ばれました。

1975年以降に製造する自動車についての規制と、1976年以降に製造する自動車の規制の2つの規制からなる法律です。
1972に制定された、1976年以降に製造される自動車に対する規制が特に厳しく、当時のビックスリーである「GM」「フォード」「クライスラー」の首脳陣に「絶対達成不可能な法律だ」と言わしめたほどです。

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マスキー法対策で生まれたCVCC

ところがこのアメリカの規制に最初に対応したエンジンを出したのは、アメリカの会社ではありませんでした。

それはアジアの小さなメーカーで、この厳しい法律に対応したエンジンを独自で開発し、当時大きな注目を集めます。
それが、日本のホンダが1972年に開発した、「CVCC」というエンジンです。

続いて1973年には、マツダもロータリーエンジンで、このマスキー法に対応したエンジンを開発します。
しかしCVCCエンジンが画期的だったのは、触媒も何も使わない、エンジン単体の技術でこの法律をクリアした事です。

当時社長だった本田宗一郎は、このCVCCの成功を聞くと「これで大儲けができる」と大喜びだったそうです。
しかし「私たちは会社の利益の為にやったのではない、環境汚染対策のためにやったんです」と技術者に諭され、多いに反省したという逸話が残っています。

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CVCCの仕組み

CVCCを簡単に説明すると、「リーンバーン」という薄い燃料を燃やす事で、排気ガスをきれいにする仕組みです。
しかし燃料を薄くした状態では、なかなか安定した燃焼が得られず、かえって多くの有害物質を出してしまします。
そこでCVCCでは、始めに副燃焼室に濃い混合気を作っておき、これに点火プラグで火を起こして燃焼させます。
次に、この燃焼を主燃焼室の薄い混合気に伝えることで、安定した燃焼を起こす事ができるというわけです。

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akiroo

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