初代 トヨタ ラウム セパレート Gパッケージ【旧型レポート】虚飾を取り去った、実用性第一主義のハイトワゴン [GF-EXZ10]

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今回の旧型レポートは「初代 トヨタ ラウム セパレート Gパッケージ」。
1997年から2003年に渡って製造販売されていた、コンパクトな5ドア・ハイトワゴンです。

ベースには、ターセル・コルサのプラットフォーム(基本骨格)が使われています。

コンパクトなボディながら、いち早く両側スライドドアやコラムシフトによるウォークスルーが装備され、子育て世代に喜ばれる工夫がふんだんに盛り込まれています。

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外観

全長4045mmX全幅1685mmX全高1575mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは1520mmとなります。

フロント

短いズングリとしたフロントノーズに、おっとりとした形状のヘッドライトが組み合わされます。やさしいお父さんといった感じのフロントフェイスです。

サイド

短いノーズに大きなキャビン。コンパクトカーとミニバンの間のような不思議なプロポーションです。細いサイドプロテクションがボディ周囲をグルリと囲み、全体の印象をギュッと引き締めています。

こういった樹脂によるサイドプロテクションは、本来、隣に停めた車のドアパンチから愛車を守るのが主な働きです。加えて、膨らんだボディを視覚的に引き締める効果も期待できるのですが、貧乏くさいとか商用車っぽいといった理由で人気がありません。

リア

ブラックアウトされたDピラーによって、リアウィンドウがボディ側面まで大きく回り込んでいます。張りのあるヒップラインと相まって、ギュッとした凝縮感を見事に表現しています。

面白いアイディアを巧みに織り込んだ、バランスの良いデザインといえます。

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内装

コンパクトなボディサイズでありながら、たっぷりとした室内高が与えられているため、実際以上に広々とした感じを受けます。

アップライトなポジションと見切りの良いボディによって、運転のしやすさも上々です。

シート

前席には、左右で分割されたセパレートタイプのシートが装備されます。クッションのコシが不足しており、体圧が集中しやすいです。といっても中距離(30km)程度であれば問題ありません。

後部座席にはスライドドアが装備され、狭い駐車場や路肩での乗り降りに便利です。足元、頭上空間ともに広々とした余裕があり、成人男性二人が座っても窮屈になる事はありません。

荷室

このタイプの車としては、十分に広い荷室空間を確保しています。家族4人であれば、2泊3日旅行も可能です。

リアゲートは一般的な跳ね上げ式でなく、サイドにヒンジのある横開き式です。小さな力で軽々と開けられる反面、雨の日は濡れやすいです。リアゲートを全開にするには、広いスペースが必要になりますが、駐車場でちょこっと開けて小さな荷物を入れる時は便利です。

静粛性

ロードノイズ、風切音ともに大きめです。アクセルを踏み込むとエンジン音が高まります。

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エンジンとミッション

1496ccの直列4気筒DOHCエンジンに、4速ATが組み合わされます。
エンジンは、94ps/5400rpmの最高出力と、13.5kgf・m/4400rpmの最大トルクを発揮します。

車両重量1100kg。10モード/10・15モード燃費は、13.8km/lとなります。

エンジン

1.5Lのツインカムエンジンで前輪を駆動。車重に対してトルクが不足気味で、走り始めはもっさりとした印象です。日常領域での使い勝手に問題はありませんが、坂道や合流ポイントでの加速は苦手です。

トランスミッション

トルコン式の4速ATを装備。トルクの不足する小さなエンジンをしっかりと回して、最低限の加速を確保します。

足回りとハンドリング

前輪にマクファーソン・ストラット式サスペンション、後輪にはトーションビーム式サスペンションが装備されます。

足回り

大きな特徴の無い80点の乗り心地。ただし、日常の道具としては信頼性も高く不満はありません。

目地段差では衝撃を拾いやすく、特に後部座席ではゴツゴツとした不快な衝撃を乗員に伝えます。

ハンドリング

パワーアシストの強い、軽めのステアリングフィール。コーナリング途中にグラッと大きめの揺れがくるため、気持ちよくコーナリングすることができません。切れ味の悪い曖昧なスタリングフィールですが、A地点からB地点へ移動するツールと考えれば不満はありません。

最小回転半径が小さいため、狭い路地でも簡単に切り返すことができます。

評価のまとめ

コンパクトなボディに高いルーフが与えられ、5ナンバーサイズでありながら広々とした室内を実現しています。ルーフが高いといっても、ギリギリ立体駐車場に入れることができます。

さらに後部スライドドアやコラムシフトによるウォークスルーの実現など、このあたりのさじ加減は、流石、日本人の生活様式を知り抜いたトヨタならではといった感がありますね。

このように日常生活に特化した設計が施されている分、走りの味や楽しさといった部分ではいまひとつ物足りないのも事実です。

「車は安くて室内や荷室が広々としていればそれで良い」とか、「車に走りの楽しさなんているの?」といった実用性第一主義の人にピッタリな車です。

車の作りもトヨタらしくしっかりとしていますので、「ラウム一台で10年を過ごす」なんてハードな使い方にも十分応えてくれます。

価格

新車当時の価格 | 1,608,000円

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時にかけてを予定しています。

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