新型 MINI クーパーD クロスオーバー(2代目)【試乗評価】サイズと上質感が増した、プレミアムなMINI [LDA-YT20]


2代目ミニ・クロスオーバーのフロント

今回は「新型 MINI クーパーD クロスオーバー(2代目)」を試乗レポート。
2017年にフルモデルチェンジした、クロスオーバータイプの5ドアハッチバックです。一気にボディが拡大され、サイズ的には小型車からMクラスへとグレードアップされています。

ベースとなるプラットフォーム(基本骨格)には、多くの部分でBMW X1と共通のものが使われています。

このクロスオーバーは、MINIシリーズの中でも高い人気を誇るモデルです。モデル末期となった2016年においても、先行して発売された新型MINIをおびやかすほどの販売台数を記録していました。

今回のモデルからガソリンエンジンは落とされ、ディーゼルエンジンのみのラインナップとなります。それだけ、BMWはこのディーゼルエンジンに強い自信があるという事です。

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外観

全長4315mmX全幅1820mmX全高1595mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2670mmとなります。

若干上げられた車高と、サイドガーニッシュなどのブラック樹脂が相まって、SUV感あふれる楽しい外観を演出しています。

同時にMINIならではの個性的なアイコン「ブラックアウトされたピラー(柱)」や、「特徴的なハッチバックボディ」、「メッキモールドの施されたヘッドライト」などもしっかりと維持されています。

フロント

ふくよかなラインで構成されたぽってりとしたフロントノーズに、丸みのある角型ヘッドライトを装備。適度に凝縮感のあるどっしりとしたフロントフェイスです。

サイド

伸びやかなボディに前後に長いキャビンが組み合わされます。SUV感を演出するためにやや車高が上げられたこともあって、堂々とした重厚感のあるサイドビューとなっています。

CピラーからDピラーに掛けてサイドウィンドウに段差が設けられ、重々しくなりがちなサイドにリズミカルな軽快感を与えています。

リア

2代目ミニ・クロスオーバーのリア

小さなリアウィンドウにぽってりとした肉厚のヒップラインが組み合わされ、スポーティで逞しいリアエンドを構成しています。

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内装

2代目ミニ・クロスオーバーの内装

しっとりした樹脂にカーボン調のつややかな化粧パネルが組み合わされ、ポップでありながら上質な空間を演出しています。中央にレイアウトされた丸いリングの中に、インフォメーションディスプレイが組み込まれ、MINIのレトロフューチャー感を存分に表現しています。

ボディの見切りも良く、操作性も良好です。

シート

2代目ミニ・クロスオーバーのフロントシート

イギリスの伝統を感じさせるパイピングの施された本革シートが装備されます。ゆったりとした骨格に重厚感のあるクッションが組み合わされ、長時間ドライブでも疲れにくい構造を持ちます。

大きなボディと長いホイールベースを活かして後席には広々とした空間が確保されています。成人男性が二人座っても十分な余裕があります。後席には左右で別々にスライドする機能と、別々のリクライニング機構が用意されます。長時間のドライブで姿勢を変えたくなった時に便利な機能です。

荷室

荷室には5ドアハッチバックとして十分なスペースが確保されています。家族4人であれば、2泊3日旅行も可能です。

後部ハッチを開けたところにオプションの「ピクニック・ベンチ」を装着すれば、ここに座ってコーヒーを飲んだり景色を楽しんだり、時には釣りに興じるなんて事も可能です。

静粛性

室内には十分な遮音対策が施されており、室内の静粛性は十分なレベルです。

また、後席のバックレストを4:2:4で折りたたむと、ステーションワゴン並の荷室容量を確保することができます。

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エンジンとミッション

1995ccの直列4気筒DOHCディーゼル・ターボ・エンジンに、8速ATが組み合わされます。
エンジンは、150ps/4000rpmの最高出力と、33.7kgf・m/1750-2750rpmの最大トルクを発揮します。

車両重量1540kg。JC08モード燃費は、21.2km/lとなります。

エンジン

2.0Lのディーゼル・ターボで前輪を駆動。極めて低速からフラットかつ分厚いトルクを発生する力強いエンジンです。ディーゼルエンジン独特のバイブレーションやノイズも少なく、スムーズかつ上質な回転フィールを持ちます。

アクセルへのレスポンスも素晴らしく、わずかに足を踏み込むだけで力強いトルクが立ち上がります。

トランスミッション

トルコン式の8速ATを装備。分厚い低速トルクとステップの多いギアが組み合わされるため、エンジンの回転が高まることはほとんどありません。上質なフィールを保ったままスムーズに加速することができます。

足回りとハンドリング

前輪にマクファーソン・ストラット式サスペンション、後輪にはマルチリンク式サスペンションが装備されます。

足回り

ストロークのたっぷりとした上質で快適な乗り味。これまでのキビキビとしたMINIの世界観とは全く異質なものですが、先行して発売された、MINIクロスカントリーとはよく似ています。

目地段差を通過しても、不快な衝撃を車内に伝えることはありません。

ハンドリング

ゆったりとしたロールを伴ったスローなステアリングフィール。といっても、ドライバーの操舵に対して自然にノーズの向きが変わるため、違和感はありません。

キビキビした挙動が薄れた反面、高速域での安定性が高まり、長時間ドライブでも快適に移動することができます。

評価のまとめ

モデルチェンジによって一回りボディが大きくなり、室内スペースや快適性が大幅に向上しています。

ゆったりとした快適な乗り味とスローなハンドリングは、今までのMINIとは大きく異る印象ですが、クロスオーバーならではの新しい価値観を創造しています。ゆったりとした大人のMINIといった印象です。

2.0Lのディーゼルターボエンジンを得た事で、パワーにも十分な余裕があります。

「おしゃれな外車が欲しいが、家族で使うためにそこそこの広さとパワーも捨てられない」とか、「若い時からMINIを乗り継いできたが、家族持ちになった事でファミリーカーに移行したい」と考えている人にピッタリな一台です。

価格

価格 | 3,930,000円(消費税込み)

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時にかけてを予定しています。

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