新型 ランドローバー レンジローバー スポーツ【試乗評価】英国車らしいエレガントな内外装と上質な乗り心地 [ABA-LW3SA]


今回は「新型 ランドローバー レンジローバー スポーツ SE」を試乗レポートいたします。
レンジローバー・スポーツは2013年のモデルチェンジで2代目となりました。日本市場では2014年から販売されています。

兄貴分であるレンジローバーより一回り小さなボディが与えられた、ミドルサイズのクロスオーバーSUVです。

ヨーロッパではこのV6エンジンモデルの他に、V8エンジンとハイブリッドモデルがラインナップされていますが、日本市場にハイブリッドモデルは導入されておらず、V6とV8モデルのみとなります。

ランドローバー・レンジローバー・スポーツの前面画像

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外観

全長4855mmX全幅1985mmX全高1800mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2920mmとなります。

直線基調をベースとしたシンプルでエレガントなスタイリングが与えられ、カジュアルなイヴォーグやディスカバリースポーツと比べると上質な印象です。

フロント

兄貴分のレンジローバー譲りの端正で重厚感のあるフロントフェイスです。弟分のイヴォークやディスカバリースポーツと異なり、立ち気味のAピラーが与えられクラシックな雰囲気を持ちます。

サイド

サイドから眺めると、スタイリングにはイヴォークやディスカバリースポーツとの強い血統の継ながりを感じさせますが、基本骨格には別系統のプラットフォームが使われています。

レンジローバーの上質で端正な雰囲気と、イヴォークやディスカバリースポーツのモダンでスポーティな雰囲気がうまく融合されています。

リア

レンジローバー風のフロントマスクに対して、リアエンドにはイヴォークと共通するイメージが意図的に与えられています。

小さなリアウィンドウに収束されるボディ後端と、コンパクトで緻密なデザインのリアコンビランプにより、軽快感のあるスポーティなデザインに仕上がっています。

ランドローバー・レンジローバー・スポーツの後部画像
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内装

内装は外観以上にイヴォークとの共通イメージが反復されていますが、よく見るとディティールにはそれぞれ別の処理が与えられており、レンジローバースポーツの方が僅かながら上質感も勝ります。

ランドローバー・レンジローバー・スポーツの内装の画像 ランドローバー・レンジローバー・スポーツのナビの画像

室内には上質な素材の木目と本革が使われており、英国車らしいモダンで大人っぽい内装です。

ランドローバー・レンジローバー・スポーツのステアリングの画像

シートに座って適正なドライビングポジションを取ると、イヴォーグ同様に目線の低いスポーティなドライビングポジションに気付かされます。

ランドローバー・レンジローバー・スポーツの前席の画像

フロントシートはイヴォーグ系と共通の、厚みとストロークがたっぷりと与えられた重厚感のある上質なシートが装備されています。この硬さとどっしり感は他の車では味わえないレンジローバーならではの特別な座り心地です。取りつけ剛性も高く、どんな悪路を走っても「ミシリッ」ともすることはありません。

リアシートもフロントシート同様にどっしりとした重厚感のあるシートが与えられます。座面の長さと角度、シートバックの長さともに十分で、長時間のドライブを快適に過ごすことができます。

荷室には、スクウェアな形状で使いやすい開口部が与えられています。奥行き、高さ、幅ともに十分で4人家族でキャンプに行っても困ることはありません。

また、リアシートを7:3で折りたたむことで、状況に合わせて荷室をさらに拡げることが可能です。

車内の遮音性は高く、プレミアムカーにふさわしい上質な移動空間を持ちます。

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エンジンとミッション

2994ccのV型6気筒DOHCスーパーチャージャーに、8速ATが組み合わされます。
エンジンは、340ps/6500rpmの最高出力と、45.9kgf・m/3500rpmの最大トルクを発揮します。
車両重量は2250kgで、JC08モード燃費は、8.4km/lとなります。

「Dモード」を選択して走り出すとスムーズで快適な滑り出しを見せます。アクセルの踏み込み量に対してリニアな反応を示すエンジンのおかげで、長時間運転していても気持ち良くドライブを続けることができます。また、加速が必要な時には強くアクセル踏み込むだけで必要十分以上のトルクが得られます。そのため、通常の使用であればこのV6エンジンで不足を感じることはありません。

ランドローバー・レンジローバー・スポーツの8速ATの画像

組み合わされるZF社製8速ATは、スムーズで上質な変速フィールを持ちます。変速ショックも少なく、太いトルクを有効に使って早め早めにシフトアップしていきます。

また「Sモード」を選択すると、デュアルクラッチ並みのダイレクトでスピーディなシフトチェンジを行い、低い回転を保ちながら鋭いレスポンスで加速していきます。

ただ、上級グレードの「HSE」にはパドルシフトが装備されますが、この「SE」には装備されていません。そのため、この8速AT本来の鋭いレスポンスとダイレクト感を存分に味わいたい方には、上級の「HSE」グレードをオススメします。

足回りとハンドリング

前輪にダブルウィッシュボーン式サスペンション、後輪にはマルチリンク式サスペンションが装備されます。また、前後共に「クロスリンク電子制御エアサスペンション」により乗り心地が最適に制御されます。

重量級SUVながらオールアルミフレームが与えられるため、同クラスSUVと比べるとボディは相対的に軽量化されています。また、上級のV8グレードと違いV6はエンジンのマスが小さいため、鼻先が軽く優れたヨー慣性モーメント特性を持ちます。

その結果、背の高いSUVモデルとは思えないクイックで重心の低い身のこなしで、路面に張り付いたように安定して旋回することができるのです。エアサスペンションの制御にも違和感はなく、上質な乗り心地と優れた安定性を両立しています。

軽量高剛性のオールアルミフレームと高性能の電子制御エアサスが組み合わされるため、硬すぎづ柔らかすぎないしなやかなでコシのある乗り心地です。路面の段差を超えても車内にコツコツとした不快な衝撃を伝えることはありません。重量級ボディに大径ホイールが組み合わされていることを考えると驚異的な乗り心地の良さと言えます。

評価のまとめ

見た目の雰囲気は弟分のイヴォークやディスカバリースポーツと似ていますが、よく見ると内外装はもとより、走りや静粛性に至るまでひとクラス上の上質なしつらえが施されています。

英国車らしい芯のなるしなやかな乗り心地と、シンプルでエレガントな内外装、上質でスポーティな走りと多くの荷物や人を乗せることのできる使い勝手の良さが、このレンジローバースポーツの持ち味です。

そのため、レンジローバーでは大きすぎて持て余してしまうが、イヴォークやディスカバリースポーツでは物足りないといった人にピッタリな選択肢となります。

価格

価格 | 8,460,000円(税込み)

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時にかけてを予定しています。

猛暑のおかげでしつこい「切れ痔」も徐々に回復。病院にいくのは恥ずかしいのでこのまま自然治癒してくれ!(2018年7月)

現在、古い「試乗関連」の過去記事を全面書き換え中。その分、新しい記事の投稿が少なくなります(2018年4月〜)