新型スズキ エブリィ 商用車【試乗評価】仕事以外の趣味で使っても便利 [EBD-DA17V]


スズキ・エブリィのフロント

※写真は、スズキから日産へOEM供給されている「日産NV100クリッパー」です(外観と内容はスズキエブリィとほぼ同じ)。

今回は「新型スズキ エブリィ 商用車 JOIN ターボ ハイルーフ 4WD(MT)」を試乗レポート。2015年にフルモデルチェンジした、商用ワンボックスの軽自動車です。

このエブリィは商用車ですが、この他に乗用車として設計された「エブリィワゴン」がラインナップされています。今回のモデルチェンジで商用車版エブリィは6代目。乗用車版は3代目となります。

また、OEM供給モデルとして、日産に供給されているモデルが「NV100クリッパー」、三菱向けのモデルが「ミニキャブバン」となります。この3車はエンブレムが違うだけでクルマの中身はほとんど同じです。

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外観

全長3395mmX全幅1475mmX全高1895mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2430mmとなります。

「仕事に使う道具」という目的に特化された、ある種の格好良さがあります。
この割り切りの良さは、さすが商用車といったところです。

衝突安全性を確保するため、若干ノーズが伸ばされています。

サイドにはスライドドアのレールと一体化された、キャラクターラインが入れられ、大きな側面ボディを視覚的に引き締める効果があります。

スズキ・エブリィのリア

リアバックドアは、後部の全面が全てドアになっており、使い勝手は良さそうです。
リアコンビランプは商用車的な簡素なデザインですが、小さく簡素なデザインとする事で、日常使用でぶつけた時でも壊れにくく、また安く修理できるような配慮がされています。

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内装

スズキ・エブリィの内装

商用車らしく無駄な装飾の無いスッキリとした内装デザインです。パネル表面のふっくらとした感じが無くなれば、初代フィアット・パンダのような清楚な感じも夢ではありません。

カラフルなキャンバス地を貼り付けることで、おしゃれで楽しい室内を演出できそうですが、これはコスト要件の厳しい商用車ですのでこれ以上の無理は言えません。まあ、仕事で使うクルマにそのような事を求める人もいないでしょう。

道具として徹底的に考え抜かれて設計されているため、室内各所に設置された「物入れ」は、どれもこれも「ああ、なるほど」と唸らされるものばかりです。

クラス最大級の室内長と、スーパーハイト系ワゴンと同等の高いルーフが与えられ、室内にはびっくりするくらい広大なスペースが確保されています。プロユースでこのクルマを使う人にとっては、この室内容量こそ最大の魅力です。

シート

広大な室内を活かして、前席には成人男性が余裕を持って座れるシートが装備されます。といっても軽商用車ですから、クッションは薄く作りも簡素です。長距離ドライブにも向きません。ただ、軽商用車を使ってロングドライブをしょっちゅうするような人は少ないでしょうから、シートの質感に関しては大きな問題にはなりません。逆に乗用車用の快適なシートを装備すれば、無駄にコストを上げる事になります。

PC、PA、GAグレードの後席には簡易型のベンチシートが装備され、上級グレードのJOINターボとJOINの後席には、クッションが厚く座り心地の良いベンチシート(左右分割リクライニング&ヘッドレスト付き)が装備されます。

PC、PA、GAの場合は、このリアシートを折り畳むことで、ビールケース36個を飲み込む広大な荷室スペースが出現します。JOINターボとJOINの場合は、リアシートを折りたたむことでベッドとしても使えるフルフラットシートが装備されます。趣味や遊びに幅広く使いたいという場合は、フルフラットシートが装備されるJOIN系がオススメです。

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エンジンとミッション

658ccの直列3気筒DOHCターボエンジンに、5速MTが組み合わされます。
エンジンは、64ps/6000rpmの最高出力と、9.7kgf・m/3000rpmの最大トルクを発揮します。

車両重量930kg。JC08モード燃費は、18.8km/lとなります。

エンジン

658ccのツインカムターボエンジンで後輪を駆動。低速からしっかりとしたトルクが湧き上がり、街中などの日常領域で力不足を感じることはありません。

軽自動車にしては大きなボディを持ちますが、実際の車重は930kgと、1tもありません。軽量ボディにトルクフルなターボエンジンが組み合わされることによって、坂道や合流ポイントなどどんな状況でも十分な加速を得ることができます。

日常領域では比較的静かなエンジンですが、力強い加速を得ようとアクセルを踏み込むと、荒々しいエンジン音が車内に響きます。

トランスミッション

カチカチと小気味良く決まる、剛性間のあるシフトフィールで、意外とスポーティで運転が楽しいです。

足回りとハンドリング

前輪にマクファーソン・ストラット式サスペンション、後輪にはアンチれ~テッド・トレーリング・リンク式サスペンションが装備されます。

全高が高いためか、ハイスピードでコーナに進入するとグラッと大きめのロールを発生します。ホイールベースが長く、意外と直進安定性は高いです。

足回りは硬めで商用車的なバタバタとした乗り心地です。路面の段差を拾いやすく、目地段差では衝撃がダイレクトに車内に侵入してきます。

その他

軽ワンボックス型商用車としては、初の衝突被害軽減ブレーキがオプションで設定されています(4AT車)。仕事で毎日乗るクルマだからこそ、こういった装備は大切です。

評価のまとめ

軽自動車の規格サイズを限界まで使い切った、スペース効率の高さと、プロユースに特化した使い勝手の良さがこの車の自慢です。軽量ボディに力強いターボエンジンが組み合わされ、少々の荷物を積んでも十分な加速力が保証されています。

まず、このエブリィをオススメしたい人は、当然ながら普段大きな荷物を運ぶ必要に迫られる、仕事で軽ワンボックスを使う人プロユースの人たちです。

その他に、商用利用以外で、「趣味や遊びで沢山の荷物を運びた」いというニーズの人にもピッタリです。

個人利用では、「エブリィ ワゴン」という軽乗用車がありますが、あえて簡素で低価格なこの商用車版「エブリィ」を選ぶというのも、なかなかおもしろい選択だと思います。

価格

価格 | 1,329,480円(消費税込み)

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時にかけてを予定しています。

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