ホンダ キャパ L【試乗評価】室内空間の広さと使い勝手の良さを重視したハイトワゴン [GF-GA4]

今回の試乗レポートは「ホンダ キャパ L」。
1998年から2002年に渡って製造販売されていた、コンパクトな5ドア・ハイトワゴンです。

ベースとなるプラットフォーム(基本骨格)には、ロゴと共通のものが使われています。

当時のハイトワゴンブームに乗って企画設計されたキャパですが、そのシンプル過ぎる外観が災いして、販売成績はパッとしませんでした。

後継車が設計されることもなく、この一代限りでその名も消滅しています。

スポンサーリンク

外観

全長3790mmX全幅1640mmX全高1650mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2360mmとなります。

プラットフォームを共有する兄弟車、「ホンダ・ロゴ」をそのままふくらましたようなシンプルな外観。コンパクトなボディサイズに背の高いキャビンが載せられ、広々とした室内空間を実現しています。

フロント

直線で構成された低いノーズに、しっかりと切り立ったAピラー(一番前の柱)が組み合わされ、シンプルで真面目な印象のフロントフェイスです。

サイド

短いノーズに大きなキャビン(室内空間)が組み合わされ、ちょっとズングリした印象のサイドビューです。Dピラーのところでショルダーライン(サイド・ウィンドウ下端のライン)がキックアップされ、このズングリしたサイドビューに軽快な印象を与えています。

リア

四角四面のがっちりしたリアエンドに、縦長の細いリアコンビランプがレイアウトされ、緻密さと重厚感を表現しています。

スポンサーリンク

内装

インテリアの質感はちょっと安っぽいですが、ロゴベースのコンパクトカーなので仕方ありません。

5ナンバーサイズのコンパクトな車台に背の高いキャビンがビルトオンされ、実際の大きさ以上に広々とした感じを受けます。前方視界も広くボディの見切りも良いため、運転がしやすいです。

コラムシフトが採用され、足元には広々とした余裕があります。助手席から運転席へと移動するのも簡単です。

シート

シートは幅が広く平板なデザインです。体圧が集中しがちでしばらく座っていると疲れてしまいますが、中距離(30km)程度であれば問題ありません。

リアシートは、頭上空間にたっぷりとした余裕が確保されていますが、足元はそれほどでもありません。

リアシートは広い 足元は狭い スライド機構

荷室

コンパクトカーがベースですから、全長に余裕が無く、荷室スペースの前後長も短いです。ただし、高さ方向に余裕がありますから、積み方を工夫するだけでかなりの物が積めます。家族4人であれば1泊2日旅行も可能です。

静粛性

軽自動車なみの静粛性能。ロードノイズ、エンジン音ともに大きめです。

スポンサーリンク

エンジンとミッション

1493ccの直列4気筒SOHCエンジンに、CVT(無段階変速機)が組み合わされます。
エンジンは、98ps/6300rpmの最高出力と、13.6kgf・m/3500rpmの最大トルクを発揮します。

車両重量1110kg。10モード/10・15モード燃費は、15.4km/lとなります。

エンジン

1.5Lのシングルカムエンジンで前輪を駆動。低速域から十分なトルクを発生するため、出足や日常領域で力不足を感じることはありません。坂道や合流ポイントでは、ややもっさりとした印象ですが、「スポーツモード」を使うことでそれなりに走ることができます。

シングルカムエンジンながら、ホンダらしいよく回るスポーティなエンジンです。

トランスミッション

ベルトとプーリーで無段階に変速するCVTを装備。CVTにしてはノイズとバイブレーションが大きく、CVTのメリットがあまり感じられません。車速とエンジン回転の乖離も大きく、CVT特有のラバーバンドフィールがあります。

足回りとハンドリング

前輪にマクファーソン・ストラット式サスペンション、後輪には車軸式サスペンションが装備されます。

足回り

乗り心地を重視した快適な乗り味。目地段差を通過しても、嫌な衝撃を車内に伝えません。

その分、足回りにビシっとした安定感が足りず、高速域では路面のうねりを拾って少々フラつきます。コストの掛からない安いサスで快適性を追求すれば、このあたりのネガはある意味仕方ありませんが。

ハンドリング

ステアリングとタイヤの間に、柔らかなゴムを挟んだようなステアリングフィールです。ワインディングに持ち込んでも、キビキビとした俊敏なフットラークは望めません。

パワーアシストが強いため、軽い力で操舵することができます。最小回転半径も小さく、狭い路地に持ち込んでも簡単に切り返す事ができます。

評価のまとめ

ホンダらしいスポーティなエンジンを積むものの、足回りは快適性重視でハンドリングもハイトワゴンにふさわしい中庸なセッティングです。

ただし、コンパクトなボディサイズながら、室内には広々とした余裕があります。アップライトなポジションと見切りの良いボディデザインによって運転もし易いです。

走りや上質感には全く興味が無いが、「とにかく価格が安くて車内が広々としている、使い勝手の良いコンパクトカーが欲しい」という人にピッタリな車です。

15年以上前に生産終了した不人気車とあって、中古車市場での価格も安く、程度の良い最終モデルであっても20万円以下で探すことができます(2017年10月現在)。

価格

新車当時の価格 | 1,548,000円

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)