F1用ヘルメットと市販ヘルメットの違い【F1】

ヘルメットを被るレーサー

2017年6月10日に行われたF1カナダGPの予選で、ルイス・ハミルトンがF1史上歴代2位となる、ポールポジション獲得通算65回目の偉業を成し遂げました。

2017年のF1カナダGPの公式予選が10日、モントリオールのジル・ビルヌーブサーキットで開催され、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が通算65回目を獲得した。

引用:レスポンス

この時、セナ・ファミリーから、セナが実際にF1で使用していたヘルメットが送られています。ルイス・ハミルトンは、憧れのセナのヘルメットを手にしてしばらく言葉を失っていました。

それほどF1のヘルメットには、そのドライバーを象徴する重要な意味があります。このF1用のヘルメット、市販のヘルメットと何が違うのかちょっと気になりませんか?

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F1用のヘルメットの大きな特徴「ドライバー専用カラーリング」

F1ドライバーの個性とヘルメットが強く結びついている大きな原因には、それぞれのヘルメットに施されたドライバー専用のペイントがあります。

ドライバーの趣味や主張が大きく繁栄されたヘルメットには、一つとして同じものはありません。また、個人的に提携しているスポンサーのロゴも刻まれており、これもそのヘルメットのデザインを決定する大きな一因となります。

セナの場合は、ブラジルの国旗をあしらった黄色と緑色のカラーリング、セナを無名の時代から支えたスポンサー「NASIONAL」のロゴが印象的ですね。

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安全性能の違い

もちろん、ヘルメットの一番重要な機能は、ドライバーの身を守るための安全性能です。と同時に、コーナリング時に掛かる大きなGを少しでも緩和するため、重量は極限まで軽くする必要があります。

この相反する機能を両立する素材に、軽量で強靭な特性を持つカーボンファイバーがあります。F1では、このカーボンファイバーを使ったヘルメットを2004年から全てのドライバーに義務付けています。

また、それぞれのドライバーによって違うのは、表面的なカラーリングだけではありません。内部構造もドライバーに合わせて特注され、ひとつのヘルメットを作るのに100万から150万円が掛かります(実際にはメーカーが独自に開発するため正確な市販価格はありませんが)。

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大まかな内部構造は市販品とそれほど変わらない

F1用のヘルメットと言っても、内部構造の大まかな構成は市販品とそれほど変わりません。もちろん素材や耐久性はより高性能なものが使われ、それぞれのドライバーに合わせてオーダーメイドされます。

F1用ヘルメットの一番外側には、硬いカーボンファイバー製の「シェル」があり、外部の衝撃からドライバーの頭部をがっちりと守ります。

そのシェルの内側には、「ライナー」と呼ばれる衝撃緩衝材が備えられています。

そのライナーとドライバーの頭の間に挟まれるのが「インナー」です。インナーはドライバーの汗を吸うと同時に通気性を保ち、ドライバーの頭とヘルメットをピッタリとフィットさせ、ヘルメットを快適に装着する助けとなります。

最後にドライバーの目の前に装備されるのが「シールド」です。シールドには薄いフィルムで出来た「バイザー」が何枚も貼り付けられ、タイヤのコンパウンドや油でバイザーが汚れた時は、これを一枚づつ剥がずことでクリアな視界を何度でも取り戻すことができます。

このように、F1用のヘルメットの見た目は市販のヘルメットと大きく変わりませんが、実際の構造はF1の過酷な環境に対応するため、様々な工夫が施されているのです。

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クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)