2015年に登場した新型プリウスですが、その良く出来た車の内容とは裏腹に、あまりにフロントフェイスがかっこ悪いと世界中で不満の声が上がっています。
と言っても、デザインは見る人の好みによって、かっこよく見えたり、かっこ悪く見えたりと、主観的な要素が強いのも事実です。
そのため、プリウスの充実した内容に満足しつつも、そのアクの強いフロントフェイスにどうしても馴染めないと悩んでいる人と、現行型プリウスにはなんの不満も無いというユーザーに二分されるのは、ある意味仕方の無いことでもあります。
そこで今回は、「プリウスのフロントフェイスをもうちょうっと何とかしたい」と悩んでいる人に向けて、超簡単にできるお手軽カスタマイズをご紹介します。
カッコ悪さの原因はフロントフェイスにあり!
上の写真を見ていただければ分かると思いますが、プリウスの外観が見る人によって嫌悪感を抱かさせる理由は、そのアクの強いフロントフェイスにあります。
全体的なフォルムは近未来的なワンモーションフォルムで、歴代プリウスのスタイリングから大きく逸脱するものではありません。どちらかといえば、先代よりもロールーフ化され、素人にも分かりやすいカッコよさを手に入れたといえます。
そのため、今回の【超簡単カスタマイズ】では、そのフロントフェイス周りに手を入れて行きたいと思います。
エンブレムが「鼻」っぽく見える!
プリウスのフロントフェイスを眺めていて一番気になるのは、「目立つ位置にクッキリとレイアウトされたトヨタ・エンブレム」です。
このエンブレムが適度に大きく、しかも楕円形なため、人間や動物に鼻のように見えてしまうのです。しかも丸いため、ピエロとかアニメのキャラクターのようなちょっと野暮ったい印象を感じさせます。
そこでカスタマイズの第一ステップとしては、このエンブレムに目立たないような処理を施します。
ちょっと雑な画像処理ですが、この写真のように、エンブレム周りにパテを盛り付けフロントバンパーと一体化してしまいます。
これによって随分と動物やピエロのような雰囲気が薄らいだと思います。パテ盛りが面倒だという人には、エンブレムをボディ同色にペイントするだけでも充分な効果があります。
また、始めから黒色のプリウスを購入すれば、それだけでも随分とこのエンブレムの印象を薄めることができます。「カスタマイズは嫌!」という人にオススメの購入テクニックです。
ヘッドライトの印象を穏やかに
秋ろーの個人的見解としては、このエンブレムの処理だけで充分カッコよくなったと思います。
しかし、中には「まだヘッドライトの印象が強すぎる」という人もいるでしょう。そこで、第2ステップとして、ヘッドライトと周りにも手を入れていきます。
ヘッドライトの印象を穏やかにするためには、ヘッドライトユニット下端から3センチほどをプラ版(ボディ同色)で覆ってしまいます。この時、プラ版は強力な両面テープで固定してください。接着したりペイントしても構いませんが、その場合は後でやり直しが効きません。
作例のプリウスには、始めからフォグランプが装備されていません。この位置(ヘッドライト下の黒い三角部分)にフォグランプが入ると、さらにヘッドライトの印象を強めることになります。そのため、すでにヘッドライトとを装備している場合は、この場所にプラ版を貼り付けるか、作例のようにブラックアウトさせるとスッキリとした印象になります。
これだけでかなりカッコいいプリウスが出来上がったと思います。これなら費用も大して掛かりませんし、一番簡単な手法(エンブレムの塗り替え)であれば、後でいくらでもやり直しが効きます。プリウスの外観に不満のあるオーナーは一度お試しください。