最近の日本車は、信頼性が格段に向上したこともあり、ちょっとやそっとの事では壊れなくなっています。
大事に乗れば、10万kmから20万kmに渡って使い続ける事も難しくありません。ただし、その為には普段から定期的な点検が必要となります。
点検には、3年から2年ごとに法定で義務付けられている「車検」と、1年ごとの「法定12ヶ月点検」。消耗品を中心に行う「安全点検」があります。
「車検」を受けない人はいないと思いますが、「法定12ヶ月点検」には罰則が無いため、面倒くさがって受けていない人も多いでしょう。
車を長く安全に乗り続けるためにも、是非「法定12ヶ月点検」はしっかりとディーラーや整備工場で受けるようにしてください。
ただ、この「法定12ヶ月点検」には、それなりのお金が掛かるのも事実です。
どうしても、時間やお金がもったいなくて受ける気にならないという人には、カー用品店やガソリンスタンドで行われている「無料安全点検」がオススメです。
ガソリンスタンドを使う
ガソリンスタンドで給油していると、「タイヤの点検はいかがですか?」とか、「バッテリーを無料で点検しませんか?」などとスタッフに話掛けられることがあります。
実はこれ、タイヤやバッテリーを売るための営業の一環なのですが、これを賢く利用することで簡易的な安全点検を行うことができます。
ただしこの点検は、先程も言った通り営業の一環という側面があります。悪質なガソリンスタンドの場合は、お客の無知を利用して、まだ使える部品を交換される場合もあります。
また、交換を行うスタッフも学生のアルバイトなど、技術レベルに不安のある人が行う事もあります。
ガソリンスタンドの無料点検を利用する時は、ガソリンスタンドの技術レベルや、誠実度がある程度分かっている場合に限られます。
また、部品を交換する場合は、他の場所で交換するより割高になることが多いです。ガソリンスタンドで部品を交換する時は、出先など他に交換の手段が無い時に利用するのが賢い利用法といえます。
カー用品店のキャンペーンを利用する
カー用品店でも、タイヤやエンジンオイル、バッテリーなどの消耗品を中心とした「無料安全点検」が行われる事があります。また、年会費を払うことで安全点検が無料になるプランもあります。
これもガソリンスタンドと同様、営業の一環という側面が強いです。そのため、悪どいスタッフに当たった場合は、交換しなくても良い部品を交換されるかもしれません。
ただし、部品自体の値段は他の場所よりも安い事が多いので、自分である程度交換時期を判断できる人にとっては有効な点検場所となります。
ディーラーのキャンペーンを利用する
ディーラーでも、無料もしくは格安で「安全点検」が行われている事があります。
ディラーの場合は、部品を売るためというより、車を大事に乗り継いでもらうためとか、その後の新車や中古車販売に繋げるための長期的な営業手法といった方がいいでしょう。
そのため、無駄な部品を交換される可能性は、極めて低いと考えられます。「点検パック」を使えば、「法定12ヶ月点検」も安く受けられる事があります。
馴染みの整備工場を見つける
近所で細々とやっている整備工場の場合は、ピンからキリまであり一言でこうと言い切ることはできません。
ただし、信頼出来る馴染みの整備工場を見つけることができれば、その後のあなたの自動車ライフは、ずっと充実した楽しいものになるはずです。
ちょっとしたパーツが壊れたり、小さな擦り傷が出来たくらいであれば、無料で治してくれたり、手持ちのパーツを融通して格安で直してくれる事もあります。
こういった信頼できる整備工場を探し出すには、口コミを元に実際に整備工場に出かけていき、何度か話したり、小さな修理をお願いする事で地道に見つけるしかありません。
話しているうちに、あれこれ余計なモノを売りつけようとしたり、スタッフがダラダラとしていて感じが悪かったり、工場内が乱雑で整頓されていない場合は、ハズレの整備工場の可能性が高まります。