マツダ ミレーニア 25M ラグジュアリーパッケージ(2000年)【旧型レポート】ミラーサイクルエンジンが恋しい[GF-TA5P]

今回の旧型レポートは「マツダ ミレーニア 25M ラグジュアリーパッケージ(旧ユーノス800・2000年)」。

1993年当時、「ユーノス800」の名前でマツダ系ディーラー「ユーノス」から販売されたMクラスの4ドアセダンです。

1997年に「ユーノス」が廃止されたのにあわせ、「マツダ・ミレーニア」と改称されています。2003年まで販売されていましたが、アテンザ・セダンに統廃合される形で消滅、その後、マツダはこのクラスの高級車を開発していません。

2000年にビッグマイナーチェンジが行われ、優雅なユーノス顔から、カペラなどと共通する大衆的な顔に変更されています。

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外観

全長4870mmX全幅1770mmX全高1395mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2745mmとなります。

大きなボディを活かした、日本車離れした優雅なスタイリングです。

フロント

美しいラインで構成された薄いノーズに、アメ車っぽい大味なヘッドライトが組み合わされます。その結果、ユーノス500の優雅なフロントフェイスから、マツダ・カペラなどと共通する大衆車的なフロントフェイスへと変貌をとげてしまいました。

サイド

FR車のような、ロングノーズ&ショートデッキの美しプロポーションです。ユーノス500からの大きな変更点はありません。

リア

小さなリアウィンドウに、ユーノスロードスターのようにエレガントなヒップライン。ゆったりとしたラインで構成された横型のリアコンビランプが組み合わされ、高級車にふさわしい大らかで上質なリアエンドです。

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内装

シンプルなラインでまとめられた感じの良いインテリア。大きなボディを活かして、室内には広々とした空間が拡がります。

ただし、スタイリシュに絞り込まれたリアエンドが影響して、後方の視界は若干小さめです。

シート

柔らかな肌当たりと、コシのある重厚な座り心地を両立した快適なフロントシートです。

リアシートには、大人が充分座れるだけのスペースを確保しています。足元、頭上空間ともに不満はありません。

荷室

たっぷりとした幅と奥行きのある広大な荷室スペースです。家族4人でキャンプくらいであったら充分にこなすことができます。

静粛性

エンジン回転が高まりやすいため、乗り方によっては静粛性能に不満がでるかもしれません。

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エンジンとミッション

2496ccのV型6気筒DOHCエンジンに、4速ATが組み合わされます。
エンジンは、200ps/6500rpmの最高出力と、22.8kgf・m/4800rpmの最大トルクを発揮します。

車両重量1480kg。10モード/10・15モード燃費は、9.7km/lとなります。

エンジン

2.5Lのツインカムエンジンで前輪を駆動。車重が1480kgと少々重いため、若干パワーが不足気味です。強いトルクを得ようとアクセルを踏み込むと、シフトが頻繁にキックダウンされせわしない印象を受けます。それに伴ってエンジン回転も上がるため、高級車らしい質感にもかけます。ただし、日常領域でのんびりと流す程度であれば問題ありません。

このミレーニアの前身「ユーノス800」には、小排気量で豊かなトルクを発生する「ミラーサイクルエンジン」が搭載されていました。このエンジンは2.2Lの排気量で3.0L並みの動力性能を発揮する優れたパワーユニットです。ミレーニアの車格にはこのエンジンの方がぴったりなのですが、フォードグループの一員であった当時のマツダは、コストダウンのためにこのエンジンを諦めるしかありませんでした。

トランスミッション

大きなボディに非力なエンジン。ステップの少ないトランスミッションが組み合わされ、ちょっと加速しようとするだけで、エンジンがガーガーとうなり声を上げてしまいます。

シフトショックも大きく、高級車のトランスミッションとしてはちょっと役不足です。

足回りとハンドリング

前後ともにマルチリンク式サスペンションが装備されます。

足回り

適度に引き締まった快適な乗り心地。高速域では高い安定性を誇り、長時間乗っていても疲れる事はありません。

ハンドリング

緩やかでスローなハンドリングながら、操作に対してボディはリニアに反応するため、気持ちよく運転することができます。

ただ、ボディが大きく舵角も少ないため、狭い路地では切り返しに苦労します。

評価のまとめ

ユーノス500から受け継ぐエレガントな外観に、シンプルで趣味の良いインテリアが組み合わされ日本車離れした独特の雰囲気をもちます。

ボディはスタイリッシュに絞り込まれながらも、室内や荷室にはたっぷりとした余裕があり使い勝手も良好です。また、ハンドリングや乗り心地は上級セダンにふさわしい上質感とバランスの良さがあります。

ただし、マイナーチェンジで先進的なミラーサイクルエンジンが落とされ、2.5LのV6エンジンのみとなってしまいました。このV6エンジンはそこそこスムーズな吹けあがり方を見せるものの、重いボディに対して相対的にトルクが不足しています。

大きなセダンを探しているが、ありきたりな日本車では満足できない。加えて、普段は平坦な市街地をのんびりと流す事が多いという人にピッタリな車です。

価格

新車当時の価格 | 3,020,000円

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時にかけてを予定しています。

猛暑のおかげでしつこい「切れ痔」も徐々に回復。病院にいくのは恥ずかしいのでこのまま自然治癒してくれ!(2018年7月)

現在、古い「試乗関連」の過去記事を全面書き換え中。その分、新しい記事の投稿が少なくなります(2018年4月〜)