ボディ外観の日常点検といっても、特別にやる事はそんなに多くありません。みなさんが普段やっているように、何となく愛車を眺めながら、ちょっといくつかの点に注意すれば簡単に終わります。
ボディ外観のチェックの流れ
ボディ全体を見渡す
まず始めにボディ全体をなんとなく見渡します。いつもとボディの光沢が違うとか、なんとなくボディが傾いているとかを感じとれば、大きなトラブルの芽が潜んでいる可能性があります。その場合は、ディーラーなどのメカニックに点検を依頼してください。
灯火類のチェック
灯火類を順番にチェックしていきます。
まずはヘッドライトを点灯させ、バルブが切れていないか、光量は不足していないか、さらにハイビーム側のチェックも忘れないでください。
またロービームは薄暗い時に壁に照射してみて、対向車の目線に光の範囲が広がっていないかチェックしておきます。
次にスモールランプだけを点灯させバルブ切れがないかチェックします。
ウィンカーは、右と左に加えて、ハザード状態の点滅も確認します。家族や友達に手伝ってもらえば、自分は運転席に座ったままであっという間にチェックが終わります。
ブレーキランプやバックランプの点検は、まず薄暗い時間にボディ後部を壁や窓ガラスに向けて停車します。この状態でブレーキやバックギアを操作すれば、壁や窓ガラスにライトが反射するので、車内から簡単にライトの状態を確認する事ができます。
ドアの開閉具合のチェック
運転席のドアだけではなく、普段使わない後部座席側のドアやトランクも開けてみて、スムーズに開閉するかチェックしてください。違和感がある場合は潤滑剤で治るか試します。それでも違和感がある場合は、早急にメカニックの点検が必要です。
タイヤのチェック
タイヤの設置面がへこんで見える時は、タイヤの空気圧がかなり不足しています。ガソリンスタンドなどで空気を補充してください。また、普段はタイヤの空気圧ゲージを使い、月に1度の頻度で空気圧のチェックが必要です。
空気圧の他に、タイヤに傷や亀裂が発生していないかもチェックします。特にタイヤのサイドウォールはゴムが薄く破損しやすい部分ですので、念入りな点検が必要です。この部分に亀裂が発生している場合は大変危険ですので、大至急タイヤを交換してください。逆にトレッド面の小さい亀裂は、すぐにバーストに繋がるようなものではありません。この状態で亀裂が広がらないか観察しながら使用してください。
地面の染みをチェック
自分がいつも停める場所にオイル染みなどができていれば、エンジンにトラブルが発生している可能性が高いです。早急にメカニックの点検が必要です。