新型メルセデスベンツ A180(W176)【試乗評価】若々しい入門用メルセデス [DBA-176042]

メルセデスベンツA180前面画像

今回は2012年に登場した「新型メルセデスベンツ A180(W176)」を試乗レポートいたします。
このメルセデスベンツAクラスは、今回のモデルチェンジで3代目となりました。
先行して発売されているBクラスとは、プラットフォームを共用しています。

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外観

全長4300mmX全幅1780mmX全高1435mmのボディサイズを持ちます。またホイールベースは2700mmとなります。

旧型のミニバンスタイルから一新、若々しいコンパクトハッチバックに生まれ変わりました。

初めてこのAクラスの外観を見た時、フロントはメルセデスで、リアがトヨタみたいだなあと不思議な印象を持ちました。
しかしこのリアデザインも近くでよく見ると、プレミアムブランドらしく上質で緻密なデザインが施されています。

フロントマスクは如何にもメルセデスベンツといった風情で、車に詳しい人でもCクラスと見分けがつかないかもしれません。

側面に回ると、複雑に絡み合う2つのキャラクターラインが印象的です。

全体の印象は、メルセデスファミリーのアイコンを取り入れながらも、後部ハッチのおかげで随分と若々しいスタイリングに仕上がっています。

メルセデスベンツA180後部画像
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内装

スポーティで若々しい印象の内装デザインです。

質感は、このクラスの最高峰アウディA3やゴルフ7より劣ります。
ただ、このクラスの標準的な質感は備えており、どうしても我慢出来ないようなレベルではありません。

メルセデスベンツA180メーター画像

シートはやわらかめながら、少し沈み込んだところでがっちりと身体を支えるタイプです。
体圧の分散も適度で、長距離移動でも疲れません。

シートを立ち気味に設定するとバックレストが後頭部にあたり、首が前に傾く不自然なドライビングポジションを取らざるを得ません。

リアシートもしっかりした構造の疲れにくいシートです。またスタイリッシュな外観ながら、リアの車内空間は必要最小限のスペースを確保しています。

遮音材がしっかり効いており、車内の静粛性は高いです。

メルセデスベンツA180内装画像
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エンジンとミッション

1.6L直列4気筒DOHCターボエンジンに、7速DCTが組み合わされます。
エンジンは、122ps/5000rpmの最高出力と、20.4kgm/1250-4000rpmの最大トルクを発揮します。
JC08モード燃費は、17.6km/lとなります。

必要十分な動力性能で、街中での扱いで不足感はありません。

ただ、車両重量1430kgのボディを活発に走らせるだけのトルク的な余裕はありません。車重の重さのせいで、ゴルフ7より動力性能は劣ります。
エコモードでは、さらに動力性能のもっさり感が増します。気になる場合はSモードもしくは、マニュアルモードを推奨します。

またDCTを滑らせ気味に制御している為、DCTならではのダイレクト感が希薄です。

足回りとハンドリング

前輪にストラット式サスペンション、後輪には4リング式サスペンションが装備されます。

ステアリングの重さは適度で、しっとりした感触を持ちます。
ハンドリングフィールは、古いFF車のような前輪のグリップで強引に曲がっていくセッティングです。
ただコーナリングでの安定感は高く、安心してコーナーをクリアできます。

スタビリティも高く、重い車重とロングホイールベースが相まって直進安定性は抜群です。
硬めの足回りで、路面の段差を結構拾います。ただ不快なほどではなく重厚感のあるどしりした乗り心地です。

評価のまとめ

質感はより上級のCクラスより落ちるものの、価格なりの上質感は備えています。
セッティングの方向性はCクラスなどと違いますが、入門用のメルセデスベンツとしてオススメできる車です。

ただ典型的なメルセデスベンツのフィールを味わいたいなら、ちょっとお値段ははりますが後輪駆動のCクラス以上がオススメです。

価格

価格 | 3,260,000円(税込み)

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)