【試乗レポート】新型メルセデスベンツ Cクラス セダン C220 d(W205)ディーゼル特有の太いトルクと重厚な乗り味 [LDA-205004C]

メルセデスベンツC220d前面画像

今回は「新型メルセデスベンツ Cクラス セダン C220 d AVANTGARDE(W205)」を試乗レポートします。
メルセデスベンツの質感と、ディーゼルの力強い加速感、経済性がバランスした魅力的なモデルです。
ガソリンエンジン仕様の「新型メルセデスベンツ C180(W205)」をご覧になりたい方はこちらをどうぞ。

スポンサーリンク

外観

ガソリン仕様と外観は同じです。押し出しが強く流麗でスポーティな印象です。
ボディサイズは先代より一回り拡大されています。全高は変わりませんが全長と全幅が延長されており「ロー&ワイド」な印象です。
「ロングノーズショートデッキスタイル」でどことなくクラシックな雰囲気を持っています。
引き締まったアスリートの様なボディスタイルは、無機質なシルバーと相性が良く、ワイルドでありながら知的さと上品さを兼ね備えています。

スポンサーリンク

内装

内装についてもガソリン仕様車と同じデザインです。後部に445Lの巨大なトランクが装備されるのも同様です。
試乗車には頑丈でしなやかな本革レザーシートが装備されており、これはとても上質でリッチな雰囲気です。
このシートはファブリックと基本的には同じ構造ですが、サイズもたっぷりしておりストロークにも余裕があります。
硬さとコシが適正で、体圧が集中する事も無いので長時間座っていても疲れません。
同じく後部座席のシートも良く出来た上質な構造です。この後部座席は頭上高と足下空間がしっかり確保されていて長距離移動でも快適です。

スポンサーリンク

エンジンとミッション

2.1Lディーゼルターボと9速ATが組み合わされています。この9速ATはCクラスで初の搭載となります。
このディーゼルエンジンは1400回転から40.8kmgの太い最大トルクを発生し、日常域でとても使いやすい特性を持っています。この「ブルーテック」と呼ばれるメルセデスベンツの排ガス浄化装置は「尿素水溶液」を使うタイプで、ディーラーでの定期的な「尿素水溶液」の補充が必要となります。

小さなステップを刻みながら超スムーズな変速をする賢い設定のATです。このATとディーゼルエンジンとの連携により上質で力強い走行フィールを得ています。
大きなトルクと小刻みに切られた9速ATによる制御で、巡航中はエンジン回転があまり高まらずガソリンエンジンより静かです。

足回りとハンドリング

前輪には4リンクサスペンション、後輪にはマルチリンクサスペンションが装備されます。
ボディが拡大されたにも関わらず車重は20kg軽量化されており、この軽量ボディと良く出来た足回りが組み合わされ、上質で軽快なハンドリングを実現しています。
ガソリンエンジンと比べると、ディーゼルエンジンはフロントが重い分、ハンドリングにも重厚感と上質感が感じられます。
正確かつリニアなステアリングフィールと、しなやかな乗り心地が両立しており快適です。

良く出来たリアマルチリンクサスペンションのおかげで、しっかりとタイヤが路面に追従しているので安心して運転ができます。
先代よりホイールベースが延長されており、乗り心地も向上しており直進安定性も抜群です。

ハーシュネス処理も優秀で、大きな入力に対しても、剛性の高いボディとしなやかで懐の深いサスペンションの働きにより一発で収束させます。
C180を試乗した時に感じた突き上げの強さは奇麗に消えていました。改良によりセッティングが変更されたのでしょう。

評価のまとめ

高いボディ剛性と良く出来た足回り、また内装のしつらえも上質です。ディーゼルエンジンによる太いトルクと落ち着いた乗り心地は最高です。
外観も適度な押し出しがあり、スマートかつワイルドでかっこいいです。
特に大きなボディが必要だという事情が無い限り、このCクラスのディーゼルで十分な上質感と実用性が得られます。

主要諸元と価格

全長X全幅X全高 | 4690mmX1810mmX1435mm
JC08モード燃費 | 20.3km/l
価格 | 5,590,000円(税込み)

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)