ガソリンや軽油で走る自動車に乗っていれば、ガソリンスタンドを頻繁に利用することになりますね。
しかし、ガソリンスタンドを毎週のように利用しているヘビーユーザーであっても、そこで提供される幅広いサービスを全部熟知している人は少ないです。
今回は、そんなガソリンスタンドの幅広いサービスを紹介して、便利に使い倒すためのコツを解説したいと思います。
休憩室やトイレとして活用する
ガソリンスタンドの中には、ガラス張りの小さな建物が併設されていますが、あの建物はスタッフのための事務所というだけではありません。お客さんがガソリンの補給や整備、洗車を待つ間、ゆっくりとくつろぐための休憩室としても使うことができます。そのため、飲み物の自動販売機やトイレといった施設も併設されています。
ドライブ中にトイレに行きたくなったら、コンビニや公園のトイレを探すことが多いですが、ガソリンスタンドもそんな時のトイレとして活用することができます。もちろん、トイレを使わせてもらったら、多少でもガソリンを補充しておきましょう。
その他に、道に迷った時の道案内としても活用することができます。ガソリンスタンドのスタッフは灯油を配達したり、バッテリーを故障車に運んだりと、そのあたりの道を熟知している事が多いからです。
整備点検をお願いする
ガソリンスタンドでは、自動車の点検整備も行うことができます。エンジンオイルやバッテリー、タイヤのチェックといった代表的なものから、ワイパーゴムの点検、トランスミッションのオイル、各種ベルトの張り具合、ラジエターの水量チェックまで幅広サービスが受けられます。
もちろん、不具合が見つかったらその場で迅速に交換してもらう事が可能です。ただし、ガソリンスタンドの中には商売優先で、交換のタイミングが来ていないのにも関わらず、新しい部品と交換する悪質なお店もあります。
こんなお店に騙されないためには、出先など、知らないガソリンスタンドで点検を頼むのではなく、普段から懇意にしている馴染みのスタンドでお願いしましょう。また、普段からしっかりと自分でセルフ点検をしていれば、どこがどの程度劣化しているのかある程度の判断がつくようになります。
そこで「そろそろオイル交換の時期だな」といった時にお願いすれば、無駄に新しいオイルをススメられる心配もありません。また、バッテリーやタイヤといったパーツは、カー用品店よりも割高な事が多いです。部品の交換をお願いする時は、近所のカー用品店やネットショップ、ディーラーなどと比較して（価格およびサービスについて）選ぶようにしましょう。
洗車をお願いする
その他には、洗車もガソリンスタンドの便利なサービスのひとつです。ブラシで洗う「機械洗車」から、スタッフが丁寧に洗う「手洗い洗車」までニーズに合わせて選ぶことができます。
機械洗車は、簡単でスピーディ、価格も数百円からと安いのが特徴です。反面、頑固な汚れが残るとか、ボディ表面に洗車キズが残りやすいといってデメリットもあります。これに対して、手洗い洗車の場合は、機械洗車よりも価格は高くなりますが、汚れをスタッフが自分の目で確認しながら洗車しますので、洗い残しが発生しにくいといったメリットがあります。柔らかい洗車スポンジで丁寧に洗い上げますので、洗車キズも付きにくいです。
さらに手洗い洗車の場合は、料金に応じて車内の掃除や臭い抜き、コーティングまで様々なメニューが用意されています。もちろんそのガソリンスタンドに技術レベルによって、仕上がりには大きな差がありますが。
「洗車にお金を使うのは嫌だ」という人には、ガソリンスタンドの洗車設備を借りて自分で手洗い洗車をするという方法もあります。もちろん、普段からそのガソリンスタンドを頻繁に活用している人に限られますが、自分の家に洗車スペースが無いという人にはありがたいサービスです。
洗車をしたら、車内に掃除機を掛けたり、タイヤの空気圧を調整したいという人もいるでしょう。ガソリンスタンドの中には、コインで作動する「大型の掃除機」や、タイヤの空気を調整する「空気入れ」を常備しているお店もあります。特にタイヤの空気調整はスタッフに頼んでも無料ですので、タイヤの寿命を伸ばすためにも、車の燃費を向上するためには、2ヶ月に1回程度はしっかりとやっておきましょう。
タイヤの空気圧がバッチリに調整されていると、車の直進性が向上したり、ハンドリングのバランスが良くなったりといった効果も期待できます。普段から、「俺の車はなんだかまっすぐ走らないんだよなあ」という人は一度お試しください。
