初代 マツダ デミオ LX-S【旧型レポート】必要十分!道具感あふれる爽やかなスタイリング [LA-DW3W]

今回の旧型レポートは「初代 マツダ デミオ LX-S」。
1996年から2002年に渡って製造販売されていた、全高の高い5ドア・ステーションワゴンです。

ベースとなるプラットフォームには、オートザム・レビューの古い車台が使われています。

当時のミニバンブームに合わせて開発された車ですが、ギリギリ立体駐車場に入るコンパクトなボディや、道具感殴れるスタイリングが受け、大きな人気を得ていました。

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外観

全長3800mmX全幅1670mmX全高1535mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2390mmとなります。

ドライビングポジションは普通のハッチバックに近く、全高もギリギリ立体駐車場に入るくらいの高さです。そのため、ミニバンとワゴンのちょうど中間的なスタイリングとなっています。

フロント

当時のファミリアやカペラと共通するイメージが与えられた、クリーンなフロントフェイス。穏やかな表情をたたえて、ちょっと微笑んでいるようにも見えます。

サイド

ミニバンとしては薄いノーズに、背の高いキャビンが与えられた道具感あふれる頼もしいサイドビューです。サイドの簡素なキャラクターラインと相まって、キビキビとした軽快感を感じさせます。

リア

大きな面積を持つリアエンドに、ファミリアワゴンに近い、がっしりとした角型リアコンビランプが装備されます。道具感と凝縮感、軽快感がうまくバランスされていますね。

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内装

明るい色調で構成された趣味の良いインテリアデザイン。小物入れも豊富に用意されているため、日常の使い勝手に優れます。

適度にアップライトなポジションと、広々とした見切りの良い視界が相まって、とても運転がしやすいです。

シート

前席には、たっぷりとしたサイズのシートに柔らかな表皮、しっかりとしたコシが与えられています。長距離ドイライブでも快適にこなすことができます。

後席は、ややクッションが薄くデザインも平板です。といっても、足元、頭上共にたっぷりとした空間が確保されており、中距離(30km)程度であれば問題ありません。

荷室

この手の車の荷室としては、奥行きが深いためたっぷりとした荷室容量を持ちます。これなら家族4人で2泊3日旅行も十分可能です。トノカバーも装備されており、荷室のプライバシー対策も万全です。

静粛性

古い車台を使っているため、アクセルを踏み込むとバイブレーションとノイズが高まります。

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エンジンとミッション

1323ccの直列4気筒SOHCエンジンに、4速ATが組み合わされます。
エンジンは、83ps/6000rpmの最高出力と、11.0kgf・m/4000rpmの最大トルクを発揮します。

車両重量1000kg。10モード/10・15モード燃費は、16.0km/lとなります。

エンジン

1.3Lのシングルカムエンジンで前輪を駆動。ボディがわりと軽量なため、この1.3Lエンジンでも十分な加速が得られます。成人男性4人が乗車している場合でも、少々の坂道であればグイグイと登っていきます。ただし、その場合はバイブレーションとノイズが高まりますが。

トランスミッション

トルコン式の4速ATを装備。僅かなシフトショックを感じさせるスポーティなトランスミッションです。

足回りとハンドリング

前輪にマクファーソン式サスペンション、後輪にはトーションビーム式サスペンションが装備されます。

足回り

適度に引き締まった快適な乗り味。高速域でもそこそこの安定性を示します。

路面の段差では車内に衝撃を伝えますが、不快な印象はありません。

ハンドリング

ミニバンというよりも普通のハッチバックに近いハンドリングフィールです。コーナーの続くワインディングでは、タイヤを鳴らしながらも、スイスイとミズスマシのようにクリアしていきます。

評価のまとめ

ミニバンにしては全高が低く抑えられているため、普通のハッチバックに近い自然なドライブフィールを持ちます。

といってもミニバンには違いありませんので、広々とした室内とそこそこ大きな荷室が備わります。しかも、小さな立体駐車場にもギリギリ入庫する事ができますので、使い勝手の良さや、利用範囲の広さはミニバン以上です。

「普段は通勤や買い物、子供の送り迎えに使い、週末は足を伸ばして日帰り旅行やレジャーに」という使い方にピッタリな一台です。

ボディの見切りがよく運転がしやすいので、免許を取り立ての初心者や、運動能力が衰えてきた高齢者にも使いやすい車となっています。

価格

新車当時の価格 | 1,297,000円

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)