秋ろーの車は黒色で、新車の時にガラス・コーティングを施工しています。
そのため、ディーラーで車を受け取る時には、「くれぐれもブラシ洗車機を使わないでください」と念を押されました。
ブラシがコーティング表面に細かい洗車キズを付けることによって、次第にコーティングのツヤが失われていくという事です。
あれから5年以上が過ぎ、車の表面には手洗い洗車による細かい傷が付いていますが、まだまだコーティングのツヤは失われていません。
しかし、最近は体調の不調もあって、「いちいち手洗い洗車するのは面倒くさいなあ」と思う事もあります。
そこで気になっているのが、前述の「ブラシ洗車機」です。今回はこのブラシ洗車機を使って、なるべくボディに傷を付けずに洗う方法について調べてみました。
洗車キズを付けにくい、オススメのブラシ洗車機は?
ブラシ洗車機には、「ナイロンブラシ」、「布ブラシ」、「スポンジブラシ」、高水圧による「ノンブラシ」の4つのタイプがあります。
この中で一番クルマに洗車キズを付けやすいのが、「ナイロンブラシ」です。「布ブラシ」や「スポンジブラシ」は素材が柔らかいためそれほど車に傷を付けることはありません。高水圧による「ノンブラシ」タイプは、ボディにブラシが接触していませんから、理論上洗車キズは全く発生しないという事になります。
というわけで洗車キズを極力避けるなら、「ナイロンブラシ」は絶対に使えません。理想的には「ノンブラシ」タイプですが、秋ろーの近所のガソリンスタンドには無いため、現実的には「布ブラシ」か「スポンジブラシ」という事になります。
ブラシ洗車機の頻度を調整する事によって、洗車キズを抑える
傷を付けにくいといっても、「布ブラシ」や「スポンジブラシ」の場合は、物理的にブラシがボディに接触しているため、多少の洗車キズを付けてしまいます。
といっても、一気に傷だらけになるほどではありませんから、使用頻度を抑える事によってツヤを保ちながら洗車する事ができます。
通常、洗車をするのは月に一度くらいです。この内、忙しい時にブラシ洗車機を使い、時間がある時に手洗い洗車をすれば、二ヶ月に一度程度の頻度でブラシ洗車機を使う事になります。これなら年間で6回程度、5年間では30回程度に抑えることができます。
このくらいの頻度であれば、それほど気にする事はありません。加えて、3年に一度程度再コーティングを施せば、常にピカピカの状態で車を維持する事が可能です。
秋ろーの先輩で、黒いレクサスに毎年コーティングを施工し、洗車はブラシ洗車機で済ますという人がいます。この先輩の車は、常に新車同然の輝きを保っていましたから、この「コーティング+ブラシ洗車機」のテクニックは十分に有効であるといえます。
コーティングによって洗車キズを防ぐ
また、ボディにコーティングを施工する事で、「ブラシ洗車機による洗車キズを直接的に防ぐ」といった効果も期待できます。
しっかりとしたコーティング層をボディに形成しておけば、洗車ブラシによる抵抗を減らすことができます。これにより、ボディ表面にブラシが引っかかりにくくなりますので、ひいては洗車キズを作る事を大幅に減らすことに繋がります。
予備洗いによって洗車キズを防ぐ
最後に洗車ブラシに車を入れる前に、予備洗いをすることによって洗車キズを防ぐテクニックをご紹介します。
ボディに砂や泥が付着したままブラシ洗車機を使うと、その砂が研磨剤の働きをしてボディに無数の傷を付けてしまいます。
これを防ぐには、高圧洗車機で大まかにボディ表面の汚れを吹き飛ばしておく事です。
また、自分の前に、ドロドロに汚れた車が洗車している時も、すぐ後の洗車は避けたほうが無難です。その車の汚れが、ブラシにある程度残っていると、それが自分の車の表面に付着して細かい洗車キズの元となるからです。
オススメの洗車コースは?
ブラシ洗車機には、水洗いからシャンプー洗車、ワックス付き洗車など様々なコースがあります。この中でオススメなのは「シャンプー洗車」コースです。
ワックス付き洗車は、ワックス自体の耐久性が低い上に料金も割高です。ボディに付着している汚れを取り込んで、ワックスと共にボディに頑固な水垢を形成することもあります。
水の拭き取り作業は忘れずに!
ブラシ洗車機で洗った車を見ていると、中には車をビショビショに濡らしたまま、拭き取りもせず走り去る人がいます。
これは、ボディ表面に頑固な水垢を作る原因となります。ブラシ洗車機を使った後は、必ず柔らかくてキレイな布でシッカリと水分を拭き上げるようにしてください。
まとめ
このようにブラシ洗車機も、いくつかのテクニックと配慮をすれば、それほどボディ表面に小傷を作る心配はありません。理想をいえば手洗い洗車が一番ですが、ブラシ洗車機を使う事で簡単スピーディに車をキレイにする事ができます。時間や体力の無い人は、一度お試しください。