年末年始やゴールデンウィークの大渋滞。車を運転中にオシッコに行きたくなったとしても、しばらく我慢するしかありません。
こういう時に便利なのが「ドライブ用の簡易トイレ」ですが、運転中のドライバーはこういったグッズを使うこともできません。
ここで疑問なのが、長い時間をF1マシンの中で過ごすF1ドライバーです。長時間レースを戦っていれば、当然オシッコがしたくなる事もあるでしょう。
F1ドライバーもオシッコに行きたい!
夏の暑い時期のレースなら、体内の水分はどんどん汗となって失われていきますので、たっぷりと水分を取ったとしてもそれほど尿意をもよおすことはありません。
これに対して寒い時期のレースでは、いくら強靭な体力を持つF1ドライバーといっても、やはり尿意だけはどうする事もできません。
NASAが開発した宇宙服は、それだけでしばらく宇宙空間でも活動出来るように様々な工夫が施されています。当然ながら、トイレにも充分な対策が施されており、宇宙服を着たまま用を足す事ができます。宇宙開発と同じように最先端の技術の粋を集めて競われるF1ですが、トイレの処理だけは以外とアナログで原始的です。
オシッコはそのままコックピットに!
簡単に言ってしまうと、コックピットに座ったままオシッコをしてしまうのです。
普通の車でドライブ中、運転席のお父さんがこんな事をしてしまえば、車内は大混乱になりますが、相手は極限状態を戦っているF1ドライバーです。F1ドライバー自身、レーシングスーツがビチョビチョになった事ぐらいどうという事もありません。それよりも、ライバル他車とのバトルに全神経を集中しているので、そんな事を気にとめている余裕は無いといったほうが近いかもしれません。
ただ、そうはいっても、このコックピットを後で掃除するメカニックは、やはり気持ちの良いものではないでしょう。「自分はF1のメカニックをやりにここまで来たのに、何で他人のオシッコを掃除しなければいけないんだ?」と不満タラタラかもしれませんね。
スーツ内にちょっとしたオシメでも用意しておけばよさそうなものですが、それよりも余計なものを装備する事で身体が動きにくくなり、タイムが僅かでも落ちる事の方が問題です。
ダイバーもスーツの中にオシッコをする!
仕事中のオシッコといえば、F1レーサーと同じように、がっしりとしたスーツを着込むダイバーも、アナログな方法で用を足しています。
ただし、ダイバーの場合は、寒い海底で用をたすことによって「体を温める」といった副次的な効果があります。オシッコの後始末も自分で行うしかありません。
F1ドライバーの周りの人たちは、臭くないの?
F1ドライバーがどうやって用を足すかは分かりましたが、そうするとレース後のインタビューや、セレモニーはそのままビチョビチョのスーツで行っている事になります。
チームメイトと抱き合ったり、恋人とキスをしたり、プレスやテレビ局の取材を受けたり、レーサーの相手をする人たちやさぞや臭い思いをしている事でしょう。ああいう場面で、「ちょっと、俺に近くに来るなよ!」なんて態度は間違っても出来ませんからね。