ダイハツ ストーリア ツーリング(2000年)【旧型レポート】良くできたハードウェアと上質で楽しい外観 [TA-M101S]

今回の旧型レポートは「ダイハツ ストーリア ツーリング(2000年)」。
1998年から2004年に渡って製造販売されていた、コンパクトな5ドア・ハッチバックです。

ダイハツの大ヒット作「シャレード」の後継車種として開発され、トヨタ系ディーラーでも「トヨタ・デュエット」の名でOEM販売されていました。

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外観

全長3660mmX全幅1600mmX全高1450mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2370mmとなります。

フロント

柔らかなラインで構成されたフロントノーズに、やさしい楕円形のヘッドライトが組み合わされます。のんびりとした穏やかな表情が印象的です。

サイド

楕円形をモチーフとして反復する、やさしいスタイリングです。巧みなウィンドウグラフィックスと、ヒップアップされたリアエンド。フロントからサイドに掛けて除々に薄くなるメッキモールドが、全体を小気味よく引き締めています。

リア

リアエンドがトランクルームのように隆起していますが、リアにトランクルームは設置されていません。実際はハッチドアを持つただの5ドア・ハッチバックです。

小さく絞り込まれたキャビンと、楕円形を半分にカットしてようなリアコンビランプ。シンプルながらゆったりとした曲線で構成されているため、見飽きることがありません。

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内装

コンパクトカー然とした、簡素で面白みのないインテリアデザイン。イタリア車のようにボディ同色パネルをちょこっと配置してやるだけで、随分と華やかになると思います。

シート

やわらかで肌触りの良いシート。コシが足りないため長距離の使用には向きませんが、子供の送り迎えや買い物など中距離(30km)程度の利用であれば問題ありません。

リアシートは、足元、頭上空間ともに窮屈ですが、レイアウトが巧みなため、成人男性がなんとか座れるだけのスペースが確保されています。

荷室

リアエンドがトランクスペースのように隆起しているため、荷室には以外と容量があります。家族4人で1泊2日旅行程度であれば、充分に可能です。

静粛性

コンパクトカーとしては、充分な静粛性が確保されています。

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エンジンとミッション

1297ccの直列4気筒DOHCエンジンに、4速ATが組み合わされます。
エンジンは、110ps/7000rpmの最高出力と、12.8kgf・m/4400rpmの最大トルクを発揮します。

車両重量870kg。10モード/10・15モード燃費は、17.6km/lとなります。

エンジン

1.3Lのツインカムエンジンで前輪を駆動します。スムーズで力強い、実用的なパワーユニットです。市街地など日常域での不足はありません。

ベースグレードには1.0Lエンジンが用意されますが、そちらは少々ノイジーでパワーも不足気味です。

トランスミッション

リズミカルに変速する小気味いいトランスミッション。1.3Lエンジンをしっかりと回して、実用的なパワーを絞り出します。

足回りとハンドリング

前輪にマクファーソン・ストラット式サスペンション、後輪にはトーションビーム式サスペンションが装備されます。

足回り

しなやかでスポーティな足回り。高速域での安定性も高く、フラットライドな乗り心地を提供します。

ハンドリング

剛性感のあるリニアなステアリングフィールです。コンパクトなボディとスポーティな足回りを活かして、キビキビと軽快に走り抜けます。

最小回転半径が小さく、狭い路地裏でも簡単に切り返す事ができます。

評価のまとめ

コンパクトカーとしては異例に軽い870kgのボディを活かし、キビキビと活発な走りをみせます。

この軽量ボディは活発な走りの他に、快適な乗り心地や余裕のある制動力、高い燃費性能など、この車のあらゆる部分に好影響を与えています。

充実した内容を持つストーリアですが、この車の最大の美点は、甘ったるさの少ない、すっきりとしたその可愛らしさにあります。

若い男性や高齢者が乗っていてもちっとも恥ずかしくありませんから、「楽しい外観を持つ、バランスの良いコンパクトカーを探している」という人に幅広くオススメできます。

価格

新車当時の価格 | 1,338,000円

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)