ルーフに装備するキャリアは、時に危険な凶器となる事もある【運転のコツ】

ルーフキャリア

スキーシーズンになると、ルーフキャリアにスキー板やスノーボードを満載して、スキー場へと繰り出すSUVを頻繁に見かけるようになります。

秋ろーも20代の頃、よく車にキャリアを装備してスキー場へと出かけたものです。

このキャリアにスノーボードを固定する時、いつも感じていたのは、「こんな華奢な作りでよく高速道路を走れるなあ」という不安です。

そのため、キャリアにスノーボードを固定する時には、何度もガタがきていないか休憩の度に点検していました。

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スキーキャリアの緩みによる悲惨な事故

1990年の関越道で、このスキーキャリアに関係する大きな事故が起きています。

この時の関越道には、スキーシーズンということもあって沢山の車が猛スピードで走っていました。

その中の一台、大型SUVのルーフにはスキーキャリアが設置され、4セットのスキー板が搭載されていました。

高速道路には小さな路面のジョイントいくつもありますが、車が猛スピードを出している場合、この段差でかなりの衝撃を受けることがあります。

このジョイントを通過した先程の大型SUVは、その衝撃でスキーキャリアがルーフから外れ、積んでいたスキー板を後方へ撒き散らしてしまいます。

投げ出されたスキー板はそのまま後続車のフロントウィンドウに突き刺さり、運転していたドライバーの命を奪ってしまいました。

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スキーキャリアは、出発前によく点検する

スキーキャリアは、見れば分かるようにルーフレールを挟み込むように強い力で固定されています。と言ってもボルトで固定されたり、ルーフに溶接されているわけではありませんから、しばらく付けっぱなしで運転していると徐々に緩んで外れる可能性があります。

休憩ごとに点検しろとは言いませんが、出発前と到着してから、最低でも1日に2回は固定具合を確認した方が安全です。

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キャリアに大きなものを積んでいる時の注意点

その他にルーフキャリアにはオプションを付けることで、カヌーや自転車などの大きなものも積むことができます。

こういった大きなものを積む場合、自動車は大きな空気抵抗を受け、いつもと同じように運転することが出来なくなります。

特に高速道路では横風を強く受ける事になりますから、ハンドルを取られる強さも通常の比ではありません。

また、ついついキャリアに大きな荷物を積んでいることを忘れてしまい、高さ制限のある駐車場や高架下にキャリアをぶつける危険もあります。こういったトラブルを防ぐためにはメーターナセルやサンバイザーなど、視界の邪魔にならない場所にメモや赤い紐などで目印を付けておくと、うっかり忘れる事を防げます。

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)