エアバッグは、シートベルと同時に装着する事で効果を発揮する【運転のコツ】

シートベルトとエアバッグ

エアバッグは安全装備の切り札ともいうべき優れた装備ですが、エアバッグ単体では大した機能を発揮することはできません。

エアバッグの正式名称は「SRSエアバッグ」ですが、この「SRS」は日本語で「補足抑制システム」という意味になります。つまりエアバッグとは、事故の衝撃をシートベルトで吸収し、その後、残った衝撃を補足的に抑制するシステムという事になります。

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エアバッグはシートベルトの補助装置

エアバッグは事故の衝撃を感知して急激に膨らむ事で、乗員を事故の衝撃から守ります。この時、シートベルトをしていなければ、急激に前に飛び出す乗員と爆発的に膨らむエアバッグがぶつかり合い、通常の以上の大きな衝撃が乗員を襲う事になります。

運が良くて顔面の打撲、万が悪ければ頚椎を損傷して下半身不随になる事も考えられます。そのためアメリカでは、シートベルトを装着していない事による事故の怪我が大きな問題となるほどです。

これに対してシートベルトを適正に装着している場合は、事故の衝撃をシートベルトが吸収するので、乗員はシートの適正な位置にしっかりと固定されることになります。

この状態でエアバッグが展開されれば、乗員の頭部を適正な位置でしっかりと支える事になるので、怪我のリスクを大きく下げることができます。

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シートベルトが無いと車外に投げ出される事も

「それでもエアバッグがあれば、無いよりマシなんでしょう?」と考える人もいるかと思いますが、これも大きな勘違いです。

大きな衝撃の加わる事故の場合、シートベルトをしていなければ乗員はエアバッグにぶつかるどころではなく、ガラスを突き破って車外に投げ出されることになります。

車外に人間が飛ばされれば、車内でいくらエアバッグが一生懸命膨らんだとしても何の意味もありません。

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チャイルドシートの併用にも注意が必要

エアバッグはシートベルトと組み合わせることで優れた機能を発揮する装備ですが、チャイルドシートと併用する時には、違った意味で注意が必要です。

特に助手席に後ろ向きで設置するチャイルドシートの場合、事故の時にエアバッグが急激に膨らんでチャイルドシートを押しつぶす危険があります。

そのため、自動車メーカーでは助手席のエアバッグ機能をオフにするスイッチを装備している場合もあります。チャイルドシートを装着する際には、チャイルドシートの説明書だけではなく、自動車の説明書もしっかりと読み込んで確認しておいてください。心配な人は、ディーラーに相談すれば親切に教えてくれるはずです。

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クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)