自動車は機械部品の塊です。様々な金属が擦れ合う部分には各種オイルが使われ、機械をスムーズかつ正確に作動させる助けとなっています。
そんな中でも一番大切なパーツが自動車の心臓部分ともいわれるエンジンです。
このエンジンに使われているオイルに万が一のことがあれば、エンジン自体も無事では済みません。そのため、常にエンジンオイルの状態を点検できるように、エンジンにはレベルゲージと呼ばれる点検装置が設けられています。
レベルゲージのキャップ裏にはエンジン内部に伸びる金属製の長いゲージが設置されています。このゲージには「H(上限)」から「L(下限)」の印がつけられており、この間にオイルの跡があれば正常値ということになります。
この記事ではディーラーなどでオイルを点検及び交換する方法について解説しています。自分でエンジンオイルを交換したいという人は「【DIY】エンジン オイルとフィルターの交換(点検とメンテナンス)」を御覧ください。
エンジンオイルの交換時期
最近の車の場合、2万キロでオイル交換を指定しているものもありますが、通常の使用であれば1万キロごとには交換したほうが安心です。
ただしエンジンオイルを長時間放置していると劣化してきますので、使用条件によって半年から1年くらいには交換したほうがいいでしょう。
エンジンオイルの種類
エンジンオイルには性能によって様々な種類がありますが、スポーツ走行を趣味とするような人出ない限り、カーショップで売られている2000円くらいの激安オイルで問題ありません。
最近ではこのカーショップの激安オイルに対抗して、ディーラーでも定期点検とセットになったお得なオイルを販売している場合があります。
この点検セットを半年ごとと決めて定期的に注文すれば、愛車の状態を常にベストコンディションに保つことができます。
最近の車は、定期的な点検と小まめなオイル交換を行っておけば、そう簡単に壊れることはありません。10万、20万と乗り続けようと考えている人には、特に定期的なオイル交換と点検が大切になります。
加えてちょくちょくディーラーに顔を見せておくことで、ちょっとしたトラブルでもある程度の融通を効かしてもらうことができるようになります。いわゆる「顔なじみになる」というやつですね。
デフオイルやミッションオイルの場合
エンジンオイルの次に大切なのが、デフオイルやミッションオイルです。ただ、このようなオイル類はエンジンオイルほど過酷な環境で使われている訳ではありません。
そのため、デフオイルの場合で3、4年に一度、ミッションオイルの場合は、2、3年に一度の頻度で交換をしておけば十分です。
加えて普段から、車を停めている駐車場のオイル滲みなどを確認しておいてください。それだけで突発的な故障も早期に発見することができます。