電気自動車に使わている電池(バッテリー)のタイプ【技術解説】

電気自動車は、走行中に電線などを使って他から電力供給を受けることができません。そのため、燃料電池のような電気を発生させるための仕組みか、大容量の電力を蓄えておくための、電池(バッテリー)を搭載するしかありません。

電気自動車を数百キロに渡ってパワフルに走らせるには、大容量かつ高出力の高性能な電池が必要となるのです。そこで今回は、現状でどんな電池が電気自動車に搭載されているか詳しく解説したいと思います。

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化学電池

電気自動車に使うことのできる電池として、現実的なものとしては「化学電池」、「電気二重層キャパシタ(コンデンサ)」、「燃料電池」などがあります。

「化学電池」は、プラス極とマイナス極になる材質と電解液による化学反応を利用して、大きな電気を蓄えることができます。

ただし、電力を容量いっぱいまで使い切るような急激な充放電を繰り返すと、電池能力が急激に劣化するという欠点があります。そのため、長期に渡って使用する電気自動車のような用途の場合、電池の充放電領域を制限する必要があります。

現状では、乾電池や、モバイル機器のバッテリー、ハイブリッドカーや電位自動車のバッテリーとして広く使われています。

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電気二重層キャパシタ(コンデンサ)

それに対して「電気二重層キャパシタ」は、化学反応を伴わないため、急激な充放電に強く電気自動車のような長期利用に適しています。その半面、化学電池と比較すると発電密度が小さいという欠点があります。また、「電気二重層キャパシタ」は、コンデンサであるため正確には電池に分類されません。

現状では、デジタルカメラやパソコン、スマートフォンなどのバックアップ用電源、ハイブリッドカー用キャパシタとして使われています。

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燃料電池

「燃料電池」は、大きく重いバッテリーを積む必要がないので、比較的軽量に自動車をつくることができます。また、エネルギーの補充には水素を充填するだけでいいので、電気を充電する一般の電気自動車より早くエネルギー補充が行えます。

また、エネルギー効率が高く、今後研究が進んでいけば、ガソリンの2倍の航続距離が実現するともいわれています。

ただし、原材料としてどうしても必要となるプラチナが高価な材料であるため、結果的に燃料電池車自体も高価な商品となってしまいます。加えて、水素ステーションの整備もまったく進んでいないので、実用的に使える場所が限られるというデメリットがあります。

現状で自動車によく使われる電池

電池は、バッテリー容量だけではなく、瞬時にどれだけの電力を取り出すことができるのかという能力も重要です。「リチウムイオン電池」や「ニッケル電池」、「燃料電池」は、この電池容量とパワーのバランスが優れているため、自動車用電池として現在、幅広く採用されているのです。

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クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

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