フランスのシトロエンが、Citroen CXPERIENCE Conceptを発表!【コンセプトカー】

イギリスの自動車情報総合サイト「CAR Magazine website」によると、フランスのシトロエンがコンセプトカー「Citroen CXPERIENCE Concept」を発表したそうです。

この「Citroen CXPERIENCE Concept」は次世代のC4やC5のためのスタディモデルではなく、純粋にこれからのシトロエンの進む方向性を表現するコンセプトカーです。

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エグゼクティブのためのハッチバック

シトロエンの最高経営責任者リンダ・ジャクソンは、「Citroen CXPERIENCE Conceptは、エグゼクティブのためのハッチッバクという新しい価値観に挑戦しています。また、これによってシトロエンは乗り心地にコンフォートプログラムを提供し、上質で快適なフィールの車を提供するブランドというイメージを確立します」と語っています。

シトロエンでは、このCitroen CXPERIENCE Conceptを開発するにあたり、過去のシトロエンからイメージを拝借しています。それが、シトロエン・メアリ、CX、DSなどの名車たちです。

この過去の名車からインスピレーションを得るという試みは、世界中の自動車メーカーで行われています。Citroen CXPERIENCE Conceptの場合は、シングルスポークデザインのステアリングホイールや、全体のシルエットなどにその面影を見つけることができます。

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シトロエンコンフォート

シトロエンは、この車に快適な乗り心地を与えるにあたって、あえて「シトロエンコンフォート」という名前をつけています。この技術の大きな概念に名前を与えるというのは、マツダのスカイアクティブと同じアプローチですね。

この進化したコンフォートプログラムは、単にユーザーが快適に車内で過ごせるというだけではなく、「より先進的で快適な乗り心地を提供する」という考えに基づいて策定されています。

それに伴い、サスペンションには従来のコイルスプリングではなく、油圧緩衝装置が組み込まれたダンパーが装備されています。このサスペンションは、不快な衝撃や振動をフィルタリングし、ドライバーにスムーズで快適な乗り心地を提供します。

かねてよりシトロエンでは、ハイドラクティブサスペンションを廃止し、新世代のサスペンションシステムに刷新していくと述べていましたが、この油圧緩衝装置付きダンパーがその新世代サスペンションなのかもしれません。もしくはそのアプローチの一つでしょう。

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パワーユトット

パワーユニットはエンジン+電気モーターの、PHEV(プラグインハイブリッド)ですが、技術的な詳細については現段階では何も発表されていません。ただ、エンジンパワーは148-197bhpの間になるのではと言われています。

組み合わされる電気モーターは280bhpの出力を持ち、加えて79bhpの小さな電気モーターも搭載されます。また、満充電から電気だけの航続距離は最大で37マイル(約59km)になります。この数値は、今秋発売されるトヨタプリウスPHVと同等ですね。

搭載されるバッテリーは、スペース効率と重心バランスのため床下にレイアウトされています。また、通常の充電なら4.5時間、急速充電の場合は2.5時間でフル充電にすることができます。

外観

名車シトロエンDSやCXを彷彿とさせるような優雅なシルエットです。しかし、安易な懐古趣味に走るわけではなく、シトロエンらしいクリーンな未来を表現しています。

フロントには、ヘッドライトの部分に深いスリットが刻まれ、ライトをつけていないとヘッドライトを確認することはできません。ターニングランプ、デイライト、フォグランプが互い違いにレイアウトされ、幾何学的で面白いデザインとなっています。

サイドビューは、しり下りの上品なシルエットです。すべてのピラー(柱)がブラックアウトされ、ルーフが浮いているように見える未来的なデザインです。

リアエンドは、リアホイールから三角形を引っ張り出したようなブラックパネルが設置され、その部分にリアコンビランプが巧みに埋め込まれています。

センターには、シトロエンのダブルシェブロンが誇らしげにレイアウトされています。最近のシトロエン上級車種には「DS」エンブレムが設置されていますが、秋ろーは上級車種にこそこの「ダブルシェブロン」を付けて欲しいと思います。

内装

メーターはヘッドアップディスプレイに表示され、その他のナビや各種情報、サイドミラーの映像などは、ダッシュボードのセンターにビルトインされた超ワイドモニターに表示されます。

そのためドアミラーの場所には、高性能小型カメラが搭載され、液晶モニターとの連携によりミラーレス化されています。さらに360度カメラシステム、オンボードカメラとも連携されています。また、室内には前後席ともに液晶タブレットが装備されています。

座席には、がっちりした木製シェルにモコモコした座り心地の良さそうなクッションが組み合わされています。このクッションには、不規則なラインでくぼみがつけられているのですが、このモコモコ感を見ているとどうしても座りたくなる衝動を抑えきれません!

ドアは、クーペルックな外観からの予想を裏切る、4枚のしっかりしたドアが装備されています。コンセプトカーにありがちな、観音開きタイプで開放感もたっぷりです。

シートのシェルに使われている木目が車内のいたるところに張り巡らされており、とても美しいインテリアデザインとなっています。ただこのデザインは、市販車の場合、安全性の観点からちょっと難しいかもしれません。

まとめ

Citroen CXPERIENCE Conceptは市販予定のない純粋なコンセプトカーです。

しかし、この完成度の高い美しさを見ていると、「ひょっとしたらディティールだけでも・・・」と期待せずにはいられません。

(参考:CAR Magazine website)

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)