プッシュスタートスイッチの掛け方
このタイプのキーはスマートエントリーと呼ばれる、小型の端末を持っているだけで、ドアキーの施錠と解錠が簡単にできる機能を併せ持っている場合が多いです。
エンジンを始動する際も、この端末を感知範囲内(自動車の車内)に所持していれば、とくに端末を操作する必要はありません。
始めにAT車の始動方法を説明します。まずはブレーキを踏みこみ、プッシュスタートスイッチを1回押してください。
後は、自動車が自分でセルモーターを回す時間やタイミングを考えて、勝手にエンジンを始動してくれます。
ただ、この時ブレーキを踏んでいないと、スイッチが入るだけでエンジンは始動しません。
エンジンを切る際も同様に、このプッシュスタートスイッチを1回押すだけです。
マニュアルトランスミッションの自動車の場合は、始めにブレーキを踏むのは同様ですが、この時同時にクラッチも踏まないとエンジンは始動しません。
後はATの自動車と同じく、プッシュスタートを1回押すだけです。
また、このプッシュスタートスイッチですが、同様の機能を持った「イグニッションノブ」といわれるスイッチもあります。
これはちょうど、キーシリンダーにツマミが付いたような形をしており、このツマミをキーの様に回すことでエンジンを始動できるようになっています。
また海外では、車外からスマートキーを操作するだけで、ンジンを始動できる、日本のアフターマーケットに出回っている「リモコンエンジンスターター」と同じ機能を持ったものまであります。
キーイグニッション式の掛け方
昔ながらのこのタイプのキーも、最近のものはブレーキを踏んでいないと始動できないように安全装置が付いています。
マニュアルミッション車で、クラッチとブレーキを踏んでいないと始動できないのも同様です。
まず、キーシリンダーにキーを差し込み、ブレーキを踏みながらキーシリンダーを回します。
この時、キーは回りながら4段階のステップを踏んでいます。
まず、1段目でステアリングロックが解除され、2段目で車内の電装品アクセサリーの電源が入ります。
3段目では、エンジンを点火するための点火系の電装パーツに電源が入ります。
さらにもう1段回すと、エンジンが始動するという仕組みです。
この際、エンジンが掛かっているのにさらに回しすぎると、セルモーターに負荷がかかり異常な音を発するので注意してください。故障の原因にもなります。
また、エンジンが掛かっていないのに、キーを戻すとエンジンが始動できません。
この辺は、エンジンの始動まで全て自動でやってくれる、プッシュスタートスイッチとの大きな違いです。