【試乗レポート】マツダ アクセラスポーツ XD [LDA-BM2FS]

マツダアクセラ前面画像

アクセラの前身ともいえる「ランティスクーペ」という5ドアハッチバックに5年ほど乗っていたことがあります。
独特のデザインでかっこよく走りもスポーティで、故障も無い、世間のマツダのイメージとは逆でとても高品質な車でした。このランティスに乗っている時、一度すれ違いざまにハイエースに当て逃げされたことがありました。その瞬間、ボディの鋼板がねじれて押し曲げられるような大きな音がしたのですが、慌ててランティスのボディを確認すると相手の白い塗装が僅かに残っているだけで、ランティスのボディは傷一つありませんでした。この相手の塗装も拭き取ると、きれいに消えたのでびっくりした思い出があります。これは鋼板の強度だけではなく、塗装の皮膜もそうとう厚いものが驕られていたのだろう思います。
その子孫にあたる今度の「アクセラスポーツ」もそうとういい車に仕上がっているようです。

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外観

斜め後ろからの眺めが最高です。ルーフの流れをそのまま止めずにCピラーと一体化させています。この処理により錯覚でリアウインドウがすごく寝ているように見え、未来的な宇宙船のようです。
横から見るとほぼ中央にドライバーが座っているため、4輪が均等な力で路面をつかんでいるように見えます。ノーズが長く、また後輪の上にどっしりとキャビンが乗っているようなデザインで、今にも走り出しそうな力感を表現しています。
「魂動デザイン」の流れをくむ日本車離れした力強くのびやかな美しいデザインです。
フロントナンバーの位置に賛否両論ありますが、登場して時間がたったせいか気にならなくなりました。
こういう、法規で定めらたものは車検のシールなどと同様、目に触れているはずなのに見えていない「無色透明な存在」ですね。

マツダアクセラ後部画像
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内装

皮素材とフェイクの金属の質感の使い方が絶妙です。シックで上質感のあるスポーティな大人の雰囲気です。
シートはコシとストロークがあり疲れません。ヨーロッパ車的なシートで長距離移動も快適です。
ナビのモニターは、今流行のダッシュボードから浮いているようなデザインですが、これは視認性も良くデザインのおさまりもいいです。
無駄なラインや面がなくシンプルで明快なデザインです。大きな余白があるとついつい余計な要素を入れてしまいがちですが、面の張りや緊張感で表情を出しています。

マツダアクセラ内装画像
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エンジンとミッション

どの速度域からも豊かなトルクで加速でき、乗りやすいです。アクセルレスポンスが良く踏み込み量に対してリニアに加速が得られます。
マニュアルミッションはロードスターのようなショートストローク型ではありませんが、コクコクと気持ちいいフィールで操作が楽しいです。
豊かな低速トルクを活かして回転を低く保ち、リズミカルにシフトアップしていくような走り方が合っています。これは今までにない新しいスポーツフィールです。運転が楽しくなります。よくできたクリーンディーゼルを評して「まるでガソリンエンジンのようだ」という事がありますが、このアクセラ用ディーゼルエンジンは違います。決してうるさいというわけではありませんが、ディーゼル独特のフィールを残したままで、スポーティさを演出した新しい価値観のエンジンです。

足回りとハンドリング

ガソリンエンジンに比べると、若干フロントヘビーですが、むしろ重厚感が増して上質感があります。ハンドリングはリニアで素直です。
適度にしなやかさと引きまし感のあるバランスのいい足回りです。ダンピングが効いており不快感もありません。
過度に固められたスポーツカーの足とは違い、若干のロールをゆるす設定です。このロールを活かしてタイヤの加重をコントロールしてやれば、気持ちよくコーナーをクリアできます。

評価のまとめ

ガソリンエンジンとは違うスポーティな車です。その走りは豊かなトルクを活かした独特のものです。
車の成り立ち自体が欧州車的なアクセラですが、このディーゼルエンジンはそのキャラクターにあっています。
剛性感のあるストロークたっぷりのしなやかな足回りと、豊かなトルクを持つスポーティなエンジンが、この日本車離れした美しい車をとても魅力的なものに仕上げています。

主要諸元

全長(前後の長さ) | 4460mm
全幅(左右の幅) | 1795mm
全高(高さ) | 1470mm
車両重量(重さ) | 1430kg
動力システム(エンジン) | ディーゼルターボエンジン
排気量(エンジンの大きさ) | 2188cc
エネルギー源(燃料) | ディーゼル
駆動方式 | FF
トランスミッション | 6MT
最高出力 | 129kW[175PS]/4500rpm
最大トルク | 420N・m[42.8kg・m]/2000rpm
燃費 | 21.4km/l(JC08モード)
価格 | 3,060,000円 (消費税8%込)

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時にかけてを予定しています。

猛暑のおかげでしつこい「切れ痔」も徐々に回復。病院にいくのは恥ずかしいのでこのまま自然治癒してくれ!(2018年7月)

現在、古い「試乗関連」の過去記事を全面書き換え中。その分、新しい記事の投稿が少なくなります(2018年4月〜)