2代目 トヨタ プリウス G ツーリングセレクション【旧型レポート】適度に近未来なフォルムと、ハイブリッドらしい個性的な走り [DAA-NHW20]


今回の試乗レポートは「2代目 トヨタ プリウス G ツーリングセレクション」。
2003年から2009年に渡って製造販売されていた、小型の5ドア・ハッチバックです。

この2代目プリウスは、100km/h前後までの燃費が非常に良く、そういった速度域を多用する日本やアメリカ市場で特に高い人気を得ていました。

ただし、ハイブリッドシステムのデメリットは、それ以上の速度域でとたんに燃費が悪くなることです。当時の欧州市場でハイブリッドカーがあまり売れず、ディーゼルエンジンの人気が高かったのもそのあたりに大きな原因があります。

2005年にマイナーチェンジが行われていますが、大きなデザイン上の変更はありません。足回りやボディ剛性、遮音性など、基本性能を中心に見直しが行われ、走行性能と質感が向上しています。

※忙しくてあまり時間の無い人は、文末の「試乗評価のまとめ」をどうぞ。

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外観

全長4445mmX全幅1725mmX全高1490mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2700mmとなります。

実験車的色合いの強かった初代プリウスから一転、ある程度の販売台数を確保するため、ユーザーに好まれそうなスタイリッシュなボディが与えられています。

フロント

短くぽってりとしたフロントノーズに、縦型の大きなヘッドライトが装備されます。穏やかで優しい表情を持つフロントフェイスです。

サイド

三角形に近い、独特のワンモーションフォルム。ちょうどドライバーの頭上が一番高く、後席に行くに従って上々に下降するなだらかなルーフラインで構成されています。

ちょっとズングリとしたフォルムですが、近未来を感じせるスタイリッシュな一面も併せ持ちます。

リア

ハイデッキ化されたヒップラインに、傾斜の強いリアウィンドウが組み合わされ、近未来感あふれるスポーティなリアエンドを形づくっています。リアエンド上端には小さなサブウィンドウ(覗き窓)が装備されますが、少々後方視界が悪く後退駐車(バック)がやりにくいです。

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内装

水平ラインを中心に構成された、広々感のある内装デザイン。小型車クラスとしては標準的な質感を備えます。ダッシュボード中央のスリットには、センターメーターがデジタル表示され、視認性も問題ありません。

Aピラー(一番前の柱)が太く傾斜もキツイため、斜め前方に大きな死角が発生します。まあ、頭をちょっとずらしてやれば十分カバーする事はできますが。

シート

前席には丸みのある大型のシートが装備されます。少々、クッションにコシが不足していますが、中距離程度なら問題はありません。座り心地の良い快適なシートです。

後席にはやや平板なデザインながら、しっかりとしたシートが装備されます。ルーフ中央からなだらかに下降する形状のため、頭上空間は窮屈です。たっぷりとしたホイールベースを使って、足元には十分なスペースが確保されています。

荷室

電池が小さくなったため、相対的に荷室容量が拡大。乗用セダンとして十分な荷室容量を確保しています。家族4人であれば、2泊3日旅行も可能です。

静粛性

静かなハイブリッドシステムを搭載するため、車内の静粛性は非常に高いです。特にエンジンを停止して電気モーターだけで走る「EVモード」では、ロードノイズと風切音だけがわずかに車内に侵入する「無音」に近い状態となります。

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エンジンとミッション

1496ccの直列4気筒DOHCエンジン+電気モーターに、CVT(無段変速機)が組み合わされます。
エンジンは、77ps/5000rpmの最高出力と、11.7kgf・m/4200rpmの最大トルクを発揮。電気モーター出力、40.8kgf。
車両重量1290kg。10モード/10・15モード燃費は、30.0km/lとなります。

エンジン

1.5Lのツインカムエンジンと、40kwの電気モーターを使用したハイブリッドシステムで前輪を駆動。低速から中速域までトルクの太い電気モーターを併用して、力強い加速を披露します。坂道から合流ポイントまで、流れをリードしてキビキビと走ることができます。

トランスミッション

遊星ギアを使って、エンジンと電気モーターを結合した無段階変速式トランスミッションを装備。ハイブリッドカー特有のフィールを若干残すものの、基本的には違和感の少ない優れたトランスミッションです。

足回りとハンドリング

前輪にマクファーソン・ストラット式サスペンション、後輪にはトーションビーム式サスペンションを装備。前後ともにスタビライザーで強化されています。

足回り

ツーリングセレクションには、専用スポーツサスと大径ホイールが装備され、走りの安定性を高めています。やや引き締まった乗り味ながら、十分なしなやかさが確保されており、快適にドライブを楽しむことができます。

目地段差では衝撃を車内に通しますが、角に適度な丸みがあるため、不快な印象はありません。

ハンドリング

ステアリングアシストが強く、低速で車庫入れをする時に便利です。ハンドリング速度がゆったりとしており、反応もマイルド。ドライバーの操舵に対してやや反応が曖昧なため、キビキビとした運転を楽しみたいという人には向きません。逆に、A地点からB地点までの移動の道具として割り切って使う人になら、疲れの少ない快適な車となります。

試乗評価のまとめ

スタイリッシュなプロポーションが与えられ、まさに「近未来の車」といった趣が与えられています。ただし、その分後席の頭上空間が少々窮屈です。このあたりは、乗る人の体型にもよりますので、実際に試乗して確認することをオススメします。

ハイブリッドカーならではの静かな走りと、パワフルな動力性能を併せ持つ使い勝手の良い実用車です。A地点からB地点へ移動する道具としては最高の選択になりますが、逆に車に上質感は走りの楽しさを求める人には向きません。

最新型のプリウスは燃費性能も高く、そこそこ走りも楽しめますが、その分価格も高いです。また、やりすぎたフォルムが苦手という人も多いでしょう。

その点この2代目プリウスなら、適度にスタイリッシュなボディと、プリウスらしいフォルム。ハイブリッドカーならではの走りを手軽に味わいたい人に最適です。2代前のモデルのため価格も激安です。

中古車市場では

「G ツーリングセレクション」の場合、最終モデルの2009年式で、70万円前後。2003年式の初期モデルで、30万円前後となります。

価格

新車当時の価格 | 2,698,500円(消費税込み)

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時にかけてを予定しています。

謎のアクセス減少地獄継続中!(2017年11月)

※記事を何百件入れてもドンドンアクセスが下がるので、記事更新を1にして、余力で過去記事の修正をしようかなあと思案中です。