ば問題はありません。
車の状態をいつもベストに保ちたいという気持ちがあるのなら、オイルのグレードを上げるより、メーカーが指定している距離や期間できっちりと交換してあげる事の方が大切です。オイルの交換時期については、取扱説明書を見るかディーラーに直接問い合わせてください。
多くの車は1万キロか半年、早い方での交換を推奨しています。
車によってはオイル粘度を指定している事もある
最近の車は燃費を稼ぐため、粘度の低い「省燃費オイル」を指定している事が多いです。ディーラーやショップで交換する時は、整備士がきっちりと確認するので問題はありませんが、自分で交換する時は「粘度」が合っているかどうかしっかりと確認してから購入しましょう。
※省燃費オイルには、「0W-20」や「5W-20」という表記があります。
オイルの粘度について
この「0W-20」という英数字はオイルの粘度を表しています。「0W-20」の場合は、「0W」が低温時の柔らかさ(数字が小さいほど柔らかい)、「20」が高温時の硬さ(数字が大きいほど硬い)を表しています。
低温時に柔ければ柔らかいほど、始動性が良く燃費が良い、寒さに強いオイルという事になります。
高温時に硬いオイルは、暑さに強く夏向き、高速走行やスポーツ走行にピッタリなオイルと言えます。
つまり「0W-20」や「5W-20」は燃費の良いファミリカー向け、「10W-40」といった高温時に硬いオイルはスポーツカーや高性能車向けという訳です。
このオイル粘度は、アメリカのSAE(アメリカ自動車技術者協会)が定めたものですが、この数値だけでオイルの良し悪しを計ることはできません。
APIが定めたオイルの品質表示
エンジンオイルには、その他にアメリカ石油協会(API)が定めた品質表示があります。
具体的には、「SN」といった二文字で表され、「S」の次に来る文字が「N」>「M」>「L」>「J」の順に品質が高い事を表しています(つまり最高グレードは「SN」のオイル)。
カー用品店の場合、こういった表記の説明を店内のどこかにボードで設置しているはずです。分からない時は、素直にスタッフに尋ねれば親切に教えてくれます。めんどくさがったり、一番高いオイルを売りつけようとしたり、何も知識が無いような場合は、そのショップでの交換は避けたほうが無難でしょう。