駐車違反の面倒な後始末を全部やってくれる新商売が、アメリカに誕生!【こぼれ話】

アメリカといえば、どこまでも真っ直ぐ続く道と広大な大地を想像してしまいますが、都心部では日本と同様、コインパーキングや駐車場が慢性的に不足しています。

いうまでもなくアメリカは車社会ですから、出先で車を停める場所が見つけられない場合、生活や仕事といった社会基盤を左右し兼ねない大問題となります。

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アメリカでも都市部では違法駐車が問題となっている

こういった場合は、日本と同じくアメリカの市民も警察の目を盗んで違法駐車をするしかありません。当然ながら、いつも違法駐車が上手くいくとは限りません。何回に一度かは警察に摘発されてレッカー移動されてしまうことになります。

このように一度レッカー移動されてしまうと、自分の車を取り戻すためには警察まで出向いて書類を提出し、罰金を払うという煩雑な手続きが必要になります。

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駐車違反の後処理を一手に代行する業者

この煩雑で面倒くさい手続きに目を付けた業者が、「これは新しいビジネスになる」と駐車違反に伴う手続きを一手に代行するサービスをワシントンDCで開業しました。その名も「エリミネイション社」という駐車違反の後処理代行業者です。

エリミネイション社のシステム

ドライバーは自分の車を違法駐車によりレッカー移動されると、まずこのエリミネイション社に連絡します。

エリミネイション社は、車内にあらかじめ用意しておいた高級リムジンでこのドライバーをお迎えにあがります。リムジンの車内にはおつまみからワインまで常備されており、ドライバーは車内でゆったりと過ごしながら目的地まで向かうことができます。

この時、同時にエリミネイション社の別のスタッフが、警察まで直接出向いてお客様の車を回収します。加えて書類への記入から罰金とレッカー代の支払いまで、全てこのスタッフが代行してくれます。当然この費用は後でドライバーが支払うことになりますが、それまでドライバーがする事は何もありません。

スタッフが回収したお客様の車は、出先に届けてもらうか、自宅へ届けてもらうか希望に応じて好きな場所が選べます。

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月会費は45ドル

このエリミネイション社のサービス、月会費として45ドルが必要になりますが、それ以外の費用は立て替えてもらった罰金とレッカー代の支払いだけでその他には何もいりません。

わざわざ高級なリムジンを使うことなく、普通の車で送迎をすればもっとコストが抑えられそうですが、そのへんは宣伝効果などの絡みがあるのかもしれませんね。日本でもこういったサービスがあれば人気を呼びそうですが、日本のお堅い法律制度を考えると業者が代行するというのはちょっと認められそうにありませんね。

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)