任意保険の種類と機能【自動車保険】

任意保険は自賠責保険と異なり、ユーザーが自分の意志で加入する保険です。

そのため、自賠責保険でカバーしきれない自損事故や物損事故、人身事故の高額部分をカバーするように設計されています。

つまり被害者のための補償ばかりではなく、加害者にとってもいざという時に頼りになる補償が充実しています。

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任意保険には「SAP」「PAP」「BAP」などの種類がある

任意保険はユーザーが自分のニーズに合わせて、ある程度自由に機能を組み合わせることができます。また、その機能によっていくつかの種類があり、補償の限度額も様々です。そのため、加入の際はこの種類や補償限度額をしっかりと確認する必要があります。

特に営業マンのいないネット販売型の任意保険の場合は、価格が安い分こういった確認を自分ひとりでする必要があり、注意が必要です。

また、任意保険には大きくわけると、自家用自動車総合保険(SAP)、自動車総合保険(PAP)、自動車保険(BAP)の3種類の保険があります。これらの保険は自動車本体に付けるタイプの保険ですが、自動車を持たない人のために、自動車運転者損害賠償責任保険(ユーザー保険)という運転者自身に付けるタイプの保険も用意されています。

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「SAP」と「PAP」には示談交渉特約が付く

「SAP」と「PAP」には示談交渉特約が付いています。これはユーザーに替わって保険会社が、事故の相手や保険会社と示談交渉をしてくれるサービスです(PAPは人身事故のみ)。

「SAP」は補償の範囲が一番広い任意保険ですが、加入できる自動車の種類に制限があります。

加入できる自動車は以下の5種類です。

・自家用普通乗用車
・自家用小型乗用車
・自家用小型貨物車
・自家用軽四輪乗用車
・自家用軽四輪貨物車

これ以外の自動車は、「PAP」または「BAP」を利用してください。また、「PAP」や「BAP」は上記の自家用車でも加入することができます。

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6種類の保険機能を組み合わせる

任意保険には大きく分けて「SAP」「PAP」「BAP」の3種類があるのは前述の通りですが、これらの任意保険は以下の6種類の保険機能を組み合わせて運用されます。

対人賠償保険

自動車で事故を起こしたとき、他人の怪我や死亡の補償をするため、自賠責保険の限度額をこえた部分を補う保険です。

対物賠償保険

自動車事故を起こしたとき、他人の所有物に対して、損害を補償するための保険です。

自損事故保険

自分だけで単独事故を起こした時、本人と同乗者の怪我や死亡の保障をするための保険です。「対人補償保険」とセットになることが多いです。

車両保険

自分の自動車が壊れたとき、物的損害を補償してくれる保険です。

搭乗者障害保険

自動車事故を起こしたとき、運転者本人や同乗者の怪我や死亡の保障をしてくれる保険です。

無保険車障害保険

自動車事故で相手が自賠責保険に加入していない場合、自分や同乗者の治療費を補償するための保険です。また、相手が自賠責保険だけで、任意保険に入っていなかった場合、自賠責保険で賄いきれない部分を補償することもできます。

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クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)