新型 スバル・WRX STI タイプ S【レビュー】マイナーチェンジによって走りの一体感と質感が向上 [CBA-VAB]


スバル・WRX STI タイプ Sのイメージ

今回の【レビュー】は「新型 スバル・WRX STI タイプ S」。
2014年に登場した、Mクラスの4ドアセダンです。

「スバル・インプレッサ WRX(3代目)」が、2010年のマイナーチェンジと共に「スバル・WRX STI」となったのがそもそもの始まり。WRXシリーズ最高峰に位置するホットバージョンで、レヴォーグ系のプラットフォーム(基本骨格)にパワフルな2.0Lツインカムターボ、6速MT、シンメトリカルAWD(4輪駆動)が組み合わされます。

WRXシリーズには、この他によりレヴォーグに近い成り立ちの「S4」というモデルも。こちらには最新の2.0L直噴ターボにCVTが組み合わされ、「WRX STI」ほどの過激さはありませんが、スポーティでありながら日常域での扱いやすさを重視したモデルです。

「タイプS」グレードは、トランクリップスポイラーや専用19インチアルミホイール、ビルシュタイン製ダンパーなどを装備した上級グレード。オプション装備として、スバルとレカロが共同開発したスポーツシートをオーダーすることもできます。

2017年にマイナーチェンジを実施。内外装の小変更に加えて走行性能の向上や安全装備の追加を行い、見えない部分にもしっかりと手が加えられました。

※忙しくてあまり時間の無い人は、文末の「【レビュー】のまとめ」をどうぞ。

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外観

全長4595mmX全幅1795mmX全高1475mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2650mmとなります。

フロント

スバル・WRX STI タイプ Sのフロント

ヘキサゴン型グリルとシャープなLEDヘッドライト。ワイドなエアロバンパー。ボンネット中央には、ターボを冷却するためのエアーインテークを装備。スポーティでアグレッシブなフロントフェイス。

サイド

ボリューム感のあるボディに、筋肉質に張り出した前後フェンダー。なだらかなルーフ。ド派手な大型リアウィンドウが組み合わされ、力強い印象のサイドビュー。専用19インチホイールが装備され、ボディ全体をスポーティに引き締めています。

リア

スバル・WRX STI タイプ Sのリア

グラマラスなヒップラインに、ワイド感を強調するリアコンビランプ。スポーティなトランクリップスポイラーとが相まって、剛性感あふれる男らしい後ろ姿を表現。

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内装

スバル・WRX STI タイプ Sの内装

ブラックを基調にした室内にチェリーレッドのアクセントを効かせた、スポーティでシンプルな室内。基本的なデザインはレヴォーグなどと同じです。

センタークラスター最上段には、車両情報などを表示するインフォメーションパネル。中段に大型ナビゲーションディスプレイ。その直下にエアコンを装備。エアコンはダイヤル式で、手探りによる操作がやりやすいです。

メーターナセルには視認性の高い二眼メーター。マイナーチェンジによって、インパネ加飾パネル(ハイグロスブラック)を追加。ちょっとだけ上質感も向上しています。

Aピラー(一番前の柱)の根本には大きな三角窓が設置され、死角の発生を最小限に抑制。適切なドライビングポジションと視界の良さがあいまって、運転がしやすいです。

シート

スバル・WRX STI タイプ Sのフロントシート

フロントシートは、ウルトラスウェードと本革のコンビシート。しなやかな表皮にコシのあるクッションが組み合わされ、身体が少し沈んだところでしっかりと支えます。適度なサイドサポートも装備され、少々のスポーツドライビングでも身体がブレることはありません。

リアシートは、フロントと比較すればやや平板な形状。足元、頭上空間ともに広々としており、大人二人でも快適に過ごすことができます。

荷室

幅、奥行きともに広大で、家族4人であれば荷物の嵩張るキャンプ遊びも可能です。

静粛性

スポーティな快音が室内に響きます。ただし、マイナーチェンジによって遮音材や吸音材が追加され、音そのものは上質な印象となりました。

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エンジンとミッション

1994cc・水平対向4気筒DOHCターボエンジンに、6速MTが組み合わされます。
最高出力308ps/6400rpmと、最大トルク43.0kgf・m/4400rpmを発揮。

車両重量1490kg。JC08モード燃費は、9.4km/l。

エンジン

2.0Lツインカムターボで4輪を駆動(フルタイム4WD)。低速からぶ厚いトルクを発生するパワフルなエンジン。アクセルを軽く踏み込むだけでシートバックに身体が押し付けられるようです。

基本設計が古いためトルクのフラット感は今ひとつ。その分、パワーバンドに入った時のメリハリのあるトルク感が楽しすぎます。

マイナーチェンジによって、ブレーキ性能も強化。ブレンボ製6ポッドキャリパーが装備され、強力な制動力とコントロール性の高さを実現しています。

トランスミッション

6速マニュアルトランスミッションを装備。マイナーチェンジによってシフトフィールも向上。剛性感あふれる切れ味の良さが気持ちいいです。

乗り心地とハンドリング

前輪にマクファーソン・ストラット式サスペンション、後輪にはダブルウィッシュボーン式サスペンションを装備。

乗り心地

スポーティに引き締まった上質な乗り味。足回りが改良され、しなやかさやフラット感が向上しています。

目地段差やジョイントなど路面の衝撃を拾いやすいのですが、アタリの角がしなやかに丸められているため不快な印象はありません。スポーツカーでありながら、ちょっとして高級感も感じさせます。

高速機での安定感も高く、轍や横風でハンドルを取られて進路を乱されることもありません。

装着タイヤは245/35R19。

ハンドリング

軽快感あふれるスポーティなハンドリング。素直な動きでイメージしたラインを正確になぞります。

センターデフが完全な電子制御式(DCCD)となり、ハンドリングの切れ味や回頭性も向上。スムーズなステアリングフィールが印象的です。

ロールが小さく抑えられているため、コーナリング中の安定感も抜群。安心してアクセルを踏むことができます。

最小回転半径は、5.6m。

その他

先進安全技術は、メーカーオプションとして「アドバンスドセイフティパッケージ」を用意。残念ながら「EyeSight」は搭載されません。

このパッケージには、斜め後方の死角から接近する車を検知して注意喚起を促す「スバルリヤビークルディテクション(後方警戒支援システム)」、対向車を検知してハイビームを切り替える「ハイビームアシスト」、フロントグリルおよび助手席側ドアミラーに装備されたカメラで死角を映す「フロント&サイドビューモニター」、コーナーに合わせて斜め前方を照らす「ステアリング連動ヘッドランプ」といった機能を装備。

【レビュー】のまとめ

「スバル・WRX STI タイプ S」は、スバル最高峰に位置するホットバージョン。パワフルなツインカムターボエンジンに、剛性感あふれる6速MT。軽やかでスポーティなハンドリングが組み合わされます。マイナーチェンジにともなって、乗り味にちょっとした上質感があるのもこの車の魅力です。

ベースとなるボディにはオーソドックスな4ドアセダンですから、スポーツカーでありながらファミリーカーとしても使えるほどの高い実用性を備えています。

「家族のために実用的なセダンを探しているが、一人で乗る時はスポーティな走りも楽しみたい」とか、「地味な見た目とスポーティな中身のギャップに魅力を感じる(いわゆる”羊の皮をか被った狼”というアレです)」といった人に最適な車です。

中古車市場では

2017年式「スバル・WRX STI タイプ S」で400万円前後。2014年式で300万円台前半(2018年4月現在)。

価格

価格 | 4,060,800円(消費税込み)

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

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