新型 トヨタ・マークX 250 RDS(2代目・GRX130)【評価レビュー】度重なるマイナーチェンジと改良によって、熟成の域に達したFRセダン [DBA-GRX130]


トヨタ・マークX 250 RDSのフロント

今回の【評価レビュー】は「新型 トヨタ・マークX 250 RDS(2代目・GRX130)」。
2009年にフルモデルチェンジした、Mクラスの4ドアセダンです。

昭和から平成初期にかけて、中高年層を中心に絶大な人気を誇った「マークⅡ」の実質的な後継車種。ユーザー層の若返りを狙い、「初代マークX」はスポーティで若々しいスタイリングが与えられていました。

その「マークX」も今回のモデルチェンジで2代目。その後、二度のマイナーチェンジが実施され、さらに大胆でアグレッシブなスタイリングとなっています。

基本となるプラットフォームは、レクサスGSやクラウンにも使われている高級FR車用アーキテクチャー。当時レクサスGSのオーナーだった先輩が、「マークXと同じプラットフォームなんか使いやがって」とよくぼやいていましたが、実際は逆で、レクサスの上級プラットフォームをダウンサイジングして「マークX」に使っています。

そのマークXも、今やこのクラス唯一のFRセダン。ドイツ高級車勢はもとより、日産スカイランもやや価格帯が上になります。次のモデルチェンジでは「マークXもより安価なFFプラットフォームを使うのでは」と言われていますので、手頃な価格でFRセダンを買うなら今が最後のチャンスかも。

2017年には2度目のマイナーチェンジが行われ、内外装の大幅な刷新とボディ剛性や足回りの強化。および安全機能の充実が実施されています。

※忙しくてあまり時間の無い人は、文末の「【評価レビュー】のまとめ」をどうぞ。

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外観

全長4770mmX全幅1795mmX全高1435mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2850mmとなります。

フロント

低く身構えたフロントノーズに、シャープなLEDヘッドライト。ワイド感を強調したフロントバンパーが組み合わされ、スポーティでダイナミックなフロントフェイスを構成。マイナーチェンジによって随分と迫力が増しました。

専用装備として「フロントバンパーモール(ダークメッキ)&ロアグリル(メッシュ)&LEDフロントフォグ」を装備。

サイド

ロングノーズ&ビッグキャビンの美しいFRルック。フロントタイヤをぐっとボディ先端近くに寄せているため、八頭身美人のようなプロポーションの良さがあります。

さらにこの「250 RDS」には、ダークメタリックで塗装された専用18インチ・アルミホイールを装備。全体の印象をスポーティに引き締めています。

リア

トヨタ・マークX 250 RDSのリア

強く傾斜したリアウィンドウにハイデッキ化されたヒップライン。ワイド感を強調するリアコンビランプ(クリアレンズ)が装備され、端正で力強い後ろ姿を形づくっています。

専用装備として「リヤスポイラー(ラゲージ&バンパーロア)を装備。

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内装

トヨタ・マークX 250 RDSの内装 トヨタ・マークX 250 RDSの内装

しっとりとした樹脂にメタリックパーツ、ピアノブラックパネルなどを組み合わせた上質な室内。メーターナセルには視認性の高い二眼タイプメーターを装備。専用装備として4本スポーク本革巻きステアリングがおごられます。

エアコンは操作性の高いダイヤルタイプ。運転席と助手席でそれぞれ別の温度設定が可能です。

セダンにしては目線が高くボディの端も予測しやすいため、思い切って路側帯ギリギリまで寄せることができます。

シート

トヨタ・マークX 250 RDSのシート トヨタ・マークX 250 RDSのシート

フロントは、アルカンターラと合皮のコンビシート。コシのあるクッションに肌触りの良い表皮が組み合わされ、快適な座り心地です。腰回りから太ももにかけて、しっかりと支えます。8ウェイパワーシート(助手席は4ウェイ)やシートヒーターも用意されます。

リアシートは、座面の奥行き、背もたれの高さともに十分なサイズ。Cピラーが顔の横に掛かるため、少々頭上空間に窮屈な感じがありますが、足元には広々としたスペースを確保しています。大人二人で座っても実用上の問題はありません。

荷室

開口部を大きく取った使い勝手の良い荷室。容量自体もたっぷりとしており(479L)、家族4人程度なら荷物の多い2泊3日旅行も余裕です。

静粛性

室内にはしっかりと遮音対策が施されており、スムーズなエンジンとあいまって高い静粛性能を誇ります。

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エンジンとミッション

2499cc・V型6気筒DOHCエンジンに、6速ATが組み合わされます。
最高出力203ps/6400rpm、最大トルク24.8kgf・m4800rpmを発揮。

車両重量1520kg。JC08モード燃費は、11.8km/l。

エンジン

2.5リッターのV6ツインカムエンジンで後輪を駆動(FR)。低速からフラットなトルクを発生する扱いやすいエンジン。街中など平坦な道であれば、十分なパワーがあります。

このエンジン最大のエポックは、V6エンジンならではのなめらかで上質なフィール。アクセルを踏み込めば、低週回転域からトップエンドまで一気に吹けあがります。

どの回転域からでも必要十分のトルク感を得られますが、もっと豪快な加速感が欲しいという人には、3.5Lエンジンを搭載する「350RDS」がオススメです。

トランスミッション

フラットなトルクをを最大限に活かして、エンジンを過激に上下させない大らかでマナーの良いシフトフィールを実現。オーソドックスなトルコン式AT(6速)ですが、熟成に熟成が重ねられ何とも言えない上質感があります。

乗り心地とハンドリング

前輪にダブルウィッシュボーン式サスペンション、後輪にはマルチリンク式サスペンションを装備。

乗り心地

装着タイヤは235/45R18。

マイナーチェンジによってボディ剛性が大きく向上。よく動くサスとのコンビネーションで、上質でしなやかな乗り味を実現しています。

荒れた路面ではしっかりとサスが上下して、巧みに衝撃を吸収。不快なゴツゴツ感を乗員に伝えることはありません。

高速域でも進路を大きく乱すことは無く、フラットな姿勢を維持して真っ直ぐに直進します。ただし、ステアリングセンターが曖昧で、どっしりとした安定感はいまひとつ。

ハンドリング

FRならではの、素直で気持ちのいいハンドリング。自然なロール感を伴って、ドライバーの意図したラインを正確に再現。しなやかな身のこなしで、思い通りに曲がることができます。

大柄なボディのわりに、最小回転半径は5.2mとまずまずの数値。狭い路地や駐車場でも容易に切り返すことができます。

その他

先進安全技術はミリ波レーダーと単眼カメラを使った「Toyota Safety Sense P」を搭載。予防安全技術として衝突回避を支援する「プリクラッシュ・セーフティシステム」や車線逸脱を警告する「レーンディパーチャー・アラート」といった機能を。運転支援技術としては先行車に適切な距離を取って追従する「レーダークルーズ・コントロール」や自動的にハイビームとロービームを切り替える「オートマチック・ハイビーム」といった機能が装備されます。

【評価レビュー】のまとめ

「トヨタ・マークX 250 RDS」は、名車「マークⅡ」の実質的な後継車種となる、MクラスのFRセダン。二度のビッグマイナーチェンジを経て、今や熟成の域に達しています。

エンジンは必要十分なトルクを持つ2.5Lツインカムエンジンを搭載。V6ならではの上質でなめらかなフィールが心地良いです。これに素性の良いFRレイアウトが組み合わされ、素直で気持ちの良いハンドリングと、しなやかで上質な乗り味を実現。ゆったりとしたロングドライブを楽しむのにピッタリな車です。

ロングホイールベースによって、室内には広々としたスペースを確保。荷室容量にも十分なサイズ感があります。

「上質なFRセダンが欲しいが、ドイツ高級車勢やレクサスは高すぎる」とか、「ある程度人と荷物が積める4ドアセダンを探しているが、走りの楽しさや上質感も捨てられない」といった人にピッタリなグランドツーリングカーです。

中古車市場では

2017年式「トヨタ・マークX 250 RDS」で290万円前後。2010年式「トヨタ・マークX 250 G Sパッケージ」で150万円前後となります(2018年3月現在)。

価格

価格 | 3,434,400円(消費税込み)

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時にかけてを予定しています。

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