新型 ホンダ ヴェゼル ハイブリッド X Honda SENSING(4WD)【評価レビュー】ダイレクトなドライブフィールを持つハイブリッドカー [DAA-RU4]

ホンダ ヴェゼルのフロント

今回の【評価レビュー】は「新型 ホンダ ヴェゼル ハイブリッド X Honda SENSING(4WD)」。
2013年に登場した、小型クロスオーバーSUV(5ドア)です。

日産ジュークなどと同様に欧州で高い人気を誇るクーペライクなコンパクトSUV。クロスオーバーSUVのタフネスさと悪路走破性、クーペの流麗なスタイリング、5ドアハッチバックの実用性を同時に実現しています。

基本となるプラットフォームは3代目フィットと共通のもの。ホンダのハイブリッドカーとしては初めて4WDシステムが搭載され、後輪へのトルク配分を多くすることでコーナリング中の切れ味と爽快感を増しています。

※忙しくてあまり時間の無い人は、文末の「【評価レビュー】のまとめ」をどうぞ。

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外観

全長4330mmX全幅1770mmX全高1605mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2610mmとなります。

フロント

躍動感のあるフロントノーズにダイナミックな形状のフロントバンパー。台形型のグリルから放射状に広がるヘッドライトが組み合わされ、軽快感あふれるスポーティなフロントフェイスを構成。

サイド

なだらかなルーフ形状に短く切り詰められたリアオーバーハング(後輪からボディ端までの距離)。ダイナミックなサイドパネルが相まって、クーペライクでかっこいいサイドビューです。

リア

小さく絞り込まれたリアエンドにくさび型のリアコンビランプ。リフトアップされた最低地上高とボディ下回りのブラック樹脂が組み合わされ、SUVテイスト溢れるスポーティな後ろ姿を形づくっています。

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内装

ブラックを基調とする樹脂にピアノ調パネルとシルバーパーツが組み合わされた、シンプルで機能的な室内。センターパネル中央には大きなワイド液晶モニターが装備されます。

メーターナセルにはハイブリッド専用メーターが装備され、走行状況に合わせてエコドライブの時は「緑」、スポーツモードの時は「赤」へと表示が切り替わります。

シート

フロントシートは適度なサイドサポートのあるファブリックシート。構造はベースのフィットとほぼ同じで、中距離(20km)程度までなら快適な移動が可能です。

リアシートは、座面、シートバックともに適度な大きさがあります。やや頭上空間に窮屈な感じはありますが、使用上の問題はありません。大人二人が座っても中距離までなら快適に移動することができます。

荷室

スタイリッシュなボディ形状にしては、荷室にも十分な容量(404L)が確保されています。これなら4人家族で2泊3日旅行も可能です。

静粛性

ハイブリッドシステムによったエンジンへの負荷が低下。静かな室内空間を実現しています。

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エンジンとミッション

1496cc・直列4気筒DOHCエンジン+電気モーターに、7速ATが組み合わされます。
エンジンは、132ps/6600rpmの最高出力と、15.9kgf・m/4600rpmの最大トルクを発揮。
電気モーターは、30psの最高出力と、16.3kgf・mの最大トルクを発揮。
車両重量1370kg。JC08モード燃費は、23.2km/l。

エンジンとモーターを組み合わせたシステム総合出力は152馬力。

パワーユニット

1.5Lのツインカムエンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムで4輪を駆動(4WD)。フィットに搭載されるシステムとほぼ同じものですが、ボディの大きなヴェゼルに合わせて出力を向上させています。

EVモードでの出足はややもっさりとした印象ですが、エンジンと協調して駆動するハイブリッドモードになればキビキビとした十分な加速感が得られます。

渋滞ではEVモードとハイブリッドモードが頻繁に切り替わり、やや煩雑な印象になります。このあたりはトヨタ・アクアの方がスムーズです。

乱暴にアクセルを操作する人に、ペダルの反力を使って警告するというおせっかい機能「リアクティブフォースペダル」も装備。

トランスミッション

マニュアルのダイレクト感とATのイージードライブを両立した7速DCTを装備。

乗り心地とハンドリング

前輪にマクファーソン・ストラット式サスペンション、後輪にはド・ディオン式サスペンションを装備。

乗り心地

装着されるタイヤは前後ともに215/60R16。ダンパーはザックス社製。

がっちりと固められたボディにスポーティなサスが組み合わされ、適度に引き締まったスポーティな乗り味です。

目地段差を通過しても、ボディがしっかりと固められているため不快な低級ノイズは発生しません。

ハンドリング

センタータンクレイアウトによる低重心ボディによって、背の高いSUVにしては異例にロール量が抑えられています。

搭載される4WDシステムは、コーナリング中に後輪へのトルク配分を重視する電子制御式。FRに近い自然で切れ味の鋭いステアリングフィールを実現しています。

最小回転半径は5.3mとまずまずのレベル。

その他

先進安全技術は最新の「Honda SENSING」を搭載。このパッケージには「衝突被害低減自動ブレーキ」や「誤発進抑制機能」、「車線維持支援システム」といった機能が含まれます。

【評価レビュー】のまとめ

「ホンダ ヴェゼル ハイブリッド X(4WD)」はクーペライクなかっこいいボディを纏った、コンパクトサイズのクロスオーバーSUV。

ザックス社製ダンパーによるダイレクト感あふれるスポーティな乗り味と、5ドアハッチバック並の使い勝手の良い室内を同時に実現した欲張りな車です。

「若々しいクロスオーバーSUVが欲しいが、走りの楽しさや使い勝手の良さも捨てがたい」とか、「おしゃれなハイブリッドカーを探している」なんて人にピッタリな車です。

中古車市場では

2016年式「ホンダ ヴェゼル ハイブリッド X(4WD)」で240万円前後(2018年2月現在)。

価格

価格 | 2,755,000円(消費税込み)

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

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修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)