新型 ホンダ フリード モデューロ X ホンダセンシング(2代目)【評価レビュー】ホンダ純正アクセサリーメーカーによるコンプリートカー [DBA-GB5]

今回の【評価レビュー】は「新型 ホンダ フリード モデューロ X ホンダセンシング(2代目)」。
2016年にフルモデルチェンジした、コンパクトサイズのミニバン(5ドアハッチバック)です。

「ちょうどいい」というキャッチフレーズで好調な売上を維持した先代「フリード」ですが、モデルチェンジにあたっては、このコンセプトもそのまま受け継がれ手頃なサイズ感を維持しています。

「Modulo X」は2017年に追加されたグレードで、ホンダの純正アクセサリーメーカー「ホンダアクセス」が開発したカスタマイズパーツを装着しています。

エンジン自体はノーマルのままですが、スポーティな足回りに専用アルミホイール、機能性を重視したエアロパーツが組み合わされ、スポーティな乗り味としなやかな快適性を高次元で両立しています。

※忙しくてあまり時間の無い人は、文末の「【評価レビュー】のまとめ」をどうぞ。

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外観

全長4290mmX全幅1695mmX全高1710mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2740mmとなります。

ボディカラーは「ホワイト・オーキッド・パール」、「プレミアム・スパークルブラック・パール」、「コバルトブルー・パール」の3色。

機能性を重視したエアロパーツが組み付けられ、抑制のきいた精悍さがあります。

フロント

「Modulo X」専用パーツとして「フロントグリル」「フロントエアロバンパー」「LEDフォグライト」「フロントビームライト」を装備。

シャープなフロントグリルに、精悍なヘッドライト。ダイナミックな形状のフロントエアロバンパーが組み合わされた、スポーティで上質なフロントフェイス。カスタムカーならではの押し出しの強さや不自然さは一切ありません。このあたりは、さすが純正パーツメーカーといったところです。

サイド

専用パーツとして「ドアミラー」「サイドロアスカート」を装備。

短いノーズに大きなキャビン。傾斜の強いAピラー(一番前の柱)、軽快に跳ね上げられたDピラー(一番後ろの柱)が一体となって、キビキビとした軽快感と凝縮感を表現しています。

リア

専用パーツとして、「リアロアスカート」「リアエンブレム」「テールゲートスポイラー」を装備。

穏やかな面で構成されたリアエンドに、テールゲートスポイラーとリアロアスカートが装備され、引き締まった印象を与えています。

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内装

「Modulo X」専用パーツとして、「ピアノブラック調のインパネ」「本革巻ステアリング」「フロアカーペット」が装備されます。

シンプルでまとまりのある内装デザインに「Modulo X」専用パーツが装備され、スポーティで上質な雰囲気を得ています。

シート

フロントシートには、ブラック&モカのシックなコンビシート(「Modulo X」ロゴ入り)が装備されます。張りのある表皮にソフトなクッションが組み合わされた、快適な座り心地。

セカンドシートもフロント同様のコンビシート。足元、樹上空間ともに十分な余裕があり、ゆったりと過ごすことができます。

サードシートは、座面、シートバックともに小さく、短距離(10km程度)用途に限った使い方がオススメです。

荷室

サードシートを展開していると荷室スペースはほとんどありません。ただし、普段はサードシートを折り畳んでいることが多いでしょうから、その場合は十分な荷室容量があります。

静粛性

クラス標準レベルの静粛性能。急な坂道でアクセルを踏み込むとエンジンノイズが高まります。

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エンジンとミッション

1496cc・直列4気筒DOHCエンジンに、CVT(無段変速機)が組み合わされます。
エンジンは、131ps/6600rpmの最高出力と、15.8kgf・m/4600rpmの最大トルクを発揮。

車両重量1380kg。JC08モード燃費は、19.0km/l(ベースモデル「G」の場合)。

エンジン

1.5Lツインカムエンジンで前輪を駆動。このエンジンはノーマルグレードと同じで、特別な調整も施されていません。やや高回転型のエンジンながら、組み合わされるCVTによって巧みにトルクがコントロールされ、日常領域内であれば必要十分の加速をみせます。

トランスミッション

ベルトとプーリーによって無段階に変速するCVTを装備。スムーズな変速フィールでフリードの力強い加速をサポートします。不自然なゴムバンドフィールもよく抑えられています。

乗り心地とハンドリング

前輪にマクファーソン・ストラット式サスペンション、後輪には車軸式サスペンションが装備されます。

乗り心地

装着されるタイヤは、前後ともに185/65R15。

専用スポーツサスに専用15インチアルミが組み合わされ、重厚感のあるしなやかな乗り味を実現。コンパクトクラスを超える上質さを備えています。

背の高いミニバンにしては高速域での安定性も高く、フラットな姿勢を維持して直進します。

ハンドリング

引き締まった足回りと15インチホイールによって、ステアリングの応答性が向上。キビキビとした切れ味の良いステアリングフィールをもたらしています。

最小回転半径は5.2mと、ミニバンにしては結構小回りがききます。

その他

先進安全技術は、最新の「ホンダセンシング」を搭載。このシステムには、「衝突軽減ブレーキ」「誤発進抑制機能」「歩行者事故低減ステアリング」「路外逸脱抑制機能(車線からはみださない)」「アダプティブクルーズコントロール(車間距離保持機能付き)」「車線維持支援システム」などが含まれます。

【評価レビュー】のまとめ

「ホンダ フリード モデューロ X ホンダセンシング」は、コンパクトサイズのミニバン「フリード」をベースに、ホンダ純正アクセサリーを装備したコンプリートカーです。

外観をスポーティに引き締めるエアロパーツはもとより、専用サスやアルミホイールまで装備され走りの質感も向上しています。

「家族のために使い勝手の良いコンパクトなミニバンが必要だが、スポーティな走りや質感にもこだわりたい」といった子育て世代のお父さんにピッタリな一台です。

足回りがスポーティに引き締められているといっても、十分な快適性能や上質さも備えていますので、家族から不評を買う心配はありません。

中古車市場では

「Modulo X」は登場したばかりなので、中古車市場で見かけることはほとんどありません。2017年式「フリード G ホンダセンシング」なら220万円前後となります(2018年1月現在)。

価格

価格 | 2,830,680円(消費税込み)

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

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記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)