プジョー 406 クーペ V6 3.0【試乗評価】ピニンファリーナによる美しいボディと、上質で力強い走り [GH-D9CPV]


今回の試乗レポートは「プジョー 406 クーペ V6 3.0」。
1998年から2005年に渡って製造販売されていた、Mクラスの2ドア・スペシャリティクーペです。この他に4ドア・セダンとブレークと呼ばれる5ドア・ステーションワゴンがあります。

プラットフォーム(基本骨格)には、同じプジョー・シトロエングループ内の「エグザンティア」と同じものが使われています。

ピニンファリーナによる美しいボディが与えられ、同クラスライバルの3シリーズクーペやCクラスクーペとは全く異なる優雅な雰囲気を持ちます。

2003年にマーナーチェンジが行われ、フロント周りのデザインが変更されています。

※忙しくてあまり時間の無い人は、文末の「試乗評価のまとめ」をどうぞ。

スポンサーリンク

外観

全長4615mmX全幅1810mmX全高1365mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2700mmとなります。

イタリアの名門デザイン・カロッツェリア「ピニンファリーナ」によるスタイリングが与えられ、上質で優美な雰囲気を纏ったクーペに仕上がっています。

ベースとなるプジョー406セダンのイメージを強く踏襲するスタイリングながら、実際はまったく異なるボディパネルが与えられ、同じパーツが使われている部分はありません。

フロント

グラマラスでロー&ワイドなフロントノーズに、シャープなヘッドライトと小さなキャビン(居住スペース)が組み合わされ、スポーティで伸びやかなフロントフェイスを構成しています。

サイド

薄く長いボディに小さなキャビン、前後に短いオーバーハング(車軸からボディ端までの長さ)が組み合わされ、優美で美しいシルエットを形づくっています。

リア

グラマラスなヒップラインに、強く傾斜した小さなリアウィンドウが対比され、上品でスポーティなリアエンドを表現しています。

スポンサーリンク

内装

しっとりとした樹脂に本革素材が組み合わされた、上質感あふれる室内空間。基本的なデザインはセダンと同じものを踏襲していますが、メーターパネルやドア内張り、シート表皮などにクーペ専用素材が使われています。

シート

前席には、厚みのあるがっしりとしたクッションに、上質な本革表皮が標準で装備されます。適度なコシと硬さ、たっぷりとしたサイズ感のある快適なシートです。

後席には、ややサイズが小さいものの上質なシートが装備されます。小学生くらいの子供なら十分快適に座ることができます。成人男性でも座ることはできますが、リアウィンドウの傾斜が強いため頭上に窮屈感があります。

荷室

クーペとしたは十分大きな荷室スペースが確保されています。家族4人であれば、1泊2日旅行も可能です。

静粛性

室内にはたっぷりと遮音材が施されており、ラグジュアリークーペにふさわしい高い静粛性能を持ちます。

スポンサーリンク

エンジンとミッション

2946ccにV型6気筒DOHCエンジンに、4速ATが組み合わされます。
エンジンは、206ps/6000rpmの最高出力と、29.0kgf・m/3750rpmの最大トルクを発揮します。

車両重量1500kg。

エンジン

3.0LのV6ツインカムエンジンで前輪を駆動。低速からたっぷりとしたトルクを発生する扱いやすいエンジンです。静かなビート感を伴ってスムーズに吹けあがり、上質で気持ちの良いエンジンフィールを奏でます。

トランスミッション

トルコン式の4速AT(ZF社製)を装備。上質でトルクフルなエンジンと相まって、スムーズな変速を行います。4段ギアでも実用上の問題はありませんが、「せめてあと1段あれば、さらにこの優雅さが深まるのに」と感じずにはおられません。

足回りとハンドリング

前輪にマクファーソン・ストラット式サスペンション、後輪にはマルチリンク式サスペンションを装備。前後ともにアンチロールバーで強化されます。

足回り

やや引き締まった印象のしなやかな乗り心地。フランス車のイメージとは若干異なる、ドイツ車的な乗り味です。

高速域での安定性も高く、フラットな姿勢を維持してどこまでも真っ直ぐに直進します。

ハンドリング

適度な重厚感を伴った素直なハンドリング。キビキビとした過敏さはありませんが、ドライバーの操舵に自然に反応してキレイなラインを描きます。

試乗評価のまとめ

ピニンファリーナによる美しいボディに贅沢な内装が施された、2ドア・スペシャリティクーペ。

その分、後席スペースや荷室空間はやや制限されますが、「そういった合理性を美しいスタイリングのために浪費する」という考えこそ、こういった車の本質です。

といっても、子供が小学生くらいであれば十分ファミリーカーとしても使うことができます。走りも重厚感のあるしなやかな乗り味で、日常域から高速域まで快適に移動することができます。

「車は何よりも美しく贅沢でなければ」と考えている車好きにピッタリとハマる一台です。

中古車市場では

1998年式の初期モデルが50万円前後。2005年の最終モデルが110万円前後となります(2017年11月現在)。

価格

新車当時の価格 | 4,882,500円

スポンサーリンク

ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時にかけてを予定しています。

最近は気温の上昇とともに体調も除々に回復!長い冬でした(2018年4月)

現在、古い「試乗関連」の過去記事を全面書き換え中。その分、新しい記事の更新がしばらく少なくなります(2018年4月)