新型 トヨタ クラウン マジェスタ ハイブリッド Fバージョン(6代目)【試乗評価】マジェスタならではの存在感は薄まったが、クラウンシリーズ随一の上質感がある [DAA-GWS214]


今回は「新型 トヨタ クラウン マジェスタ ハイブリッド Fバージョン(6代目)」を試乗レポート。
2013年にフルモデルチェンジした、Lクラスの高級4ドア・セダンです。

レクサスブランドの開業とともに「セルシオ」がレクサスへと移動したため、その穴を埋めるように開発されたトヨタの最上級セダンです。

先代のマジェスタはクラウンから完全に独立した上級モデルでしたが、今回は名前の頭にクラウンが付く事から分かるように、クラウンの中に含まれるバリエーションのひとつとなっています。

それでも、クラウン・ロイヤル&アスリートよりもホイールベースが75mm長く設定され、クラウンシリーズの最上級モデルという位置づけです。

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外観

全長4970mmX全幅1800mmX全高1460mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2925mmとなります。

クラウン・アスリートやロイヤルと比較すると、グリル周りやフロントバンパーの形状が微妙に異なりますが、基本的なスタイリングは同じです。

フロント

伸びやかなフロントノーズに、重厚感あるれる縦型格子グリルが組み合わされ、マジェスタにふさわしい上質感を表現しています。このモデルからクラウンシリーズとなったため、グリル中央には王冠のエンブレムがレイアウトされます。

サイド

アスリートやロイヤルと比較すると、ホイールベースと全長が拡大されているため、伸びやかで上質なスタイリングです。ロングホイールベースに大きなキャビンが組み合わされ、FRらしい美しいプロポーションを持つのもこのマジェスタの美点です。

リア

傾斜の強いリアウィンドウにハイデッキ化されたリアエンドが組み合わされ、ダイナミックで優雅な印象を与えます。

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内装

内装デザインは僅かに素材や処理が異なるくらいで、基本的にはロイヤルやアスリートと同じです。

センターコンソールには大型のタッチディスプレイが装備されますが、操作性を考えれば手探りで細かな調整の行えるダイヤル式の方好ましいです。

木目パネルやメタリック素材が安っぽくて質感も今ひとつです。このあたりは、より上級にレクサスブランドがあるので、差別化としてある程度は仕方ありません。

シート

フロントには大柄のシートが装備されます。クッションには適度なコシとスロトークがあり、長時間ドライブでも快適に過ごすことができます。

リアシートの質感も申し分ありません。ロイヤル&アスリートよりもホイールベースが拡大されているため、足元にも十分以上の余裕があります。リクライニング機能も備わるため、無理のない姿勢でドライブを楽しむことができます。

荷室

広大な荷室スペースが用意され、家族4人であれば大きな荷物を必要とするキャンプも可能です。

静粛性

十分な遮音材と、静かなハイブリッドシステムとが相まって、室内の静粛性はクラス標準レベルを超えます。走り出しは電気モーターのみで駆動しますが、途中V6エンジンが始動しても室内ではほとんど分かりません。

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エンジンとミッション

3456ccのV型6気筒DOHCエンジン+電気モーターに、CVT(電気式無段変速機+シーケンシャルシフト)が組み合わされます。
エンジンは、292ps/6000rpmの最高出力と、36.1kgf・m/4500rpmの最大トルクを発揮します。
また電気モーターは、200psの最高出力と、28kgf・mの最大トルクを発揮します。

車両重量1830kg。JC08モード燃費は、18.2km/lとなります。

エンジン

3.5LのV6エンジンと電気モーターによるハイブリッドシステムで前輪を駆動。低速トルクのたっぷりとしたエンジンに、レスポンスに優れる高出力モーターが組み合わされるため、出足から中高速域までリニアで力強い加速が可能です。フル乗車で急な上り坂に差し掛かっても、流れをリードしてパワフルに走ることができます。

基本的には「レクサスGS450h」に搭載されるハイブリッドシステムと同じシステムが搭載されます。そのため、Lクラスの高級車にふさわしい上質でスムーズな走りが可能です。

トランスミッション

電気式無断変速機と、8段シーケンシャルシフトを組み合わせた、ハイブリッド専用トランスミッションが装備されます。

複雑なシステムを巧みに制御して、低速域から高速域まで、スムーズでダイレクトな変速を行います。

足回りとハンドリング

前輪にダブルウィッシュボーン式サスペンション、後輪にはマルチリンク式サスペンションが装備されます。

足回り

改良が加えられた高剛性ボディに上質な足回り、延長されたホイールベースとが相まって、クラウンの最上級モデルにふさわしい、どっしりとした上質感あふれる乗り味です。

高速域での安定性も高く、フラットな姿勢を維持してしっとりと直進します。

ハンドリング

ハンドリングフィールは、決してキビキビとしたスポーティなものではありませんが、ドライバーの操舵に対して素直に反応する扱いやすい特性です。

4輪がしっかりと路面を捉え続けるため、安定した姿勢を保ったままコーナーを抜けることができます。

大柄なわりに最小回転性能が高く、狭い路地でも比較的簡単に切り返すことができます。

その他

ミリ波レーダーを利用したプリクラッシュブレーキが装備されます。

評価のまとめ

先代のマジェスタと異なり、クラウンの一シリーズとしてまとめられたため、マジェスタらしい強い個性は失われました。ただし、クラウンの上質な資質をそのまま受け継ぎ、ホイールベースも拡大されているため、トヨタのフラッグシップモデルとしては十分な上質感が感じられます。

レクサスGS450h譲りのパワーユニットは上質でスムーズ、この大柄なボディを引っ張るだけの十分以上の力強さがあります。巨大なボディを活かして、広々とした室内と広大な荷室を備えるため、家族でゆったりとドライブを楽しみたいというニーズにもピッタリです。

「役員が使う社用車を探しているが、ドイツ高級車ではお客様の手前どうしても差し障りがる」といったケースでは、これ以上ない選択肢となります。後席にはロイヤル以上のたっぷりとした余裕があるため、ショーファードリブン(運転手付き)として使うにはピッタリです。

価格

価格 | 6,987,600円(消費税込み)

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時にかけてを予定しています。

謎のアクセス減少地獄継続中!(2017年11月)

※記事を何百件入れてもドンドンアクセスが下がるので、記事更新を1にして、余力で過去記事の修正をしようかなあと思案中です。