ホンダ エリシオン VX エアロパッケージ【試乗評価】広々とした室内を持つ、大人っぽい都会派ミニバン [DBA-RR3]


今回の試乗レポートは「ホンダ エリシオン VX エアロパッケージ」。
2004年から2013年に渡って製造販売されていた、Lクラスの高級ミニバンです。

ラグレイトの後継車として登場しましたが、その後、5代目オデッセイに吸収される形で消滅しています。現在、後継車の販売はされていません。

ライバル車種には、トヨタ・アルファードや、日産エルグランドなどがあります。

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外観

全長4845mmX全幅1830mmX全高1790mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2900mmとなります。

ライバルの「アルファード」や「エルグランド」と比べると、随分と上品で大人っぽいデザインが与えられています。

フロント

重厚感のあるスムーズなフロントノーズに、切れ長のヘッドライトが装備されます。ライバル車のような押し出し感は少ないものの、どっしりとした勇壮な雰囲気を持ちます。もうちょっと現行型オデッセイのように顔を作り込んだほうが、キャラクターがハッキリして分かりやすくなったかもしれません。

サイド

フロントノーズと一体化したAピラー、重厚感のあるサイドパネルに、比較的ルーフの低いスタイリングが相まって、重厚感を感じさせながらも、スポーティで都会的なイメージが強いです。

リア

角型のボクシーなフォルムをベースとしながらも、パネル面にはゆったりとした表情と、繊細なラインが与えられ、大人っぽい上質感を感じさせます。

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内装

直線基調で仕上げられた重厚感のある内装デザイン。樹脂や木目パネルにしっかりとした質感が与えられ、充分な上質感を感じさせます。

メーターナセルには美しい自発光式メーターが装備され、視認性も申し分ありません。

大柄なボディによって室内には広々とした余裕があります。反面、ボディの見切りが悪く側溝ギリギリまで寄せるのが難しいです。

シート

フカフカの柔らかなフロントシート。といってもクッションの芯にしっかりとしたコシがあるため、長時間乗っていても疲れにくいです。

8人乗りのセカンドシートは、両端の張りが弱く、長時間座っていると身体が除々に滑って安定しません。座り心地の良さで選ぶなら、7人乗りのキャプテンシートがオススメです。

サードシートにはたっぷりとしたスペースがあるため、中距離(30km)程度なら快適に移動できそうです。座面の大きさ、シートバックの高さともに充分なサイズが確保されています。

荷室

サードシートに充分なスペースを割り当てると、荷室スペースは最小限となります。ただし、サードシートをスライドさせたり、折り畳めば、自由にスペースを調整することができます。普段は家族4人程度で利用する事が多いでしょうから、その場合は充分以上の荷室スペースを確保することができます。

静粛性

室内にはたっぷりと遮音材が施されています。スムーズなV6エンジンと相まって、室内はとても静かです。

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エンジンとミッション

2997ccのV型6気筒SOHCエンジンに、5速ATが組み合わされます。
エンジンは、250ps/6000rpmの最高出力と、31.5kgf・m/5000rpmの最大トルクを発揮します。

車両重量1920kg。10モード/10・15モード燃費は、9.8km/lとなります。

エンジン

3.0LのV6エンジンで前輪を駆動。たっぷりとした低速トルクで、2トン近いボディをゆうゆうと加速させます。急な坂道や合流ポイントでも、力不足を感じることはありません。ストレスない、パワフルな加速を楽しむことができます。スムーズで静粛性の高いエンジンフィールは、この高級なミニバンにピッタリです。

トランスミッション

トルコン式の6速ATを装備。トルクフルなエンジンと組み合わされ、スムーズなステップ変速を行います。

足回りとハンドリング

前後ともにダブルウィッシュボーン式サスペンションが装備されます。

足回り

ホンダ車にしては珍しく柔らかさを重視したフワフワの乗り心地です。快適性は高いのですが、高速域では進路が定まらず、常に修正舵を当てることになります。

ただし、目地段差ではしなやかに衝撃が緩和され、ゴツゴツとした不快な振動を車内に伝えることはありません。

ハンドリング

穏やかなハンドリングスピードに、ロール量の大きな足回りが組み合わされ緩慢な印象です。ステアリングを切ったあと、遅れてボディがロールを始めるため、思ったように運転することが難しいです。

ボディが大きく、ハンドルの切れ角が小さいため、狭い路地で向きを変えるためには、何度も切り返すことになります。

評価のまとめ

ロールーフ化されたオデッセイの取りこぼしたニーズを拾うため、大柄なLクラス高級ミニバンとして設計されています。

といってもライバルのアルファードや、エルグランドと比較すると、屋根が低くスポーティな印象が強いです。押し出しの強さよりも、上品な大人っぽさが重視され、オラオラ系のミニバンが苦手という人には数少ない選択肢となります。

静かで上質なV6エンジンと柔らかな足回りが組み合わされ、ゆったりとした快適な乗り心地です。反面、キビキビとしたスポーティなハンドリングは期待できませんが、そういったフィールが好きな人は、素直にオデッセイを選べば良いと思います。

「押し出しの強い外観は苦手だが、ゆったりとした室内を持つ大人っぽいミニバンが欲しい」という人にピッタリな一台です。

価格

新車当時の価格 | 3,717,000円(消費税込み)

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時にかけてを予定しています。

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