エアコンのチェックをするには、暖風と冷風を出してみる【中古車の選び方】

レガシィのエアコン

中古車の購入で意外と多いトラブルに、エアコンの故障があります。エアコンは長年乗っていると故障しやすい部品であるとともに、ついついチェックを忘れがちな部品でもあるからです。

夏の暑い時期や冬の寒い時期なら、誰に言われることも無く、必然的にエアコンを作動させますのでエアコンのチェックを忘れることはありません。

これに対して、気候の穏やかになる春先や秋の場合は、温度が快適なためにエアコンのチェックまで気が回りません。

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春先や秋に、エアコンをチェックする方法

春先や秋など、気候の穏やかな時期に中古車を購入する場合は、エンジンを始動すると同時に、まずエアコンを作動させてみましょう。この時、エアコンを「オートモード」にしているだけでは、送風口からただの風が流れてくるだけです。

エアコンを始動させたら、温度調整を操作して外気温よりも「暑い温度」に設定します。この時、エアコンに不具合が無ければ、送風口から温かい風が流れてくるはずです。

暖房のチェックが終わったら次は冷房のチェックです。今度はエアコンの温度を、その時の外気温よりもぐっと低い温度に設定します。暖房の時と同様、エアコンに不具合が無ければ、送風口から冷たい風が流れてくるはずです。

エアコンの機能に不具合が無いからといって安心してはいけません。送風口から流れてくる風に、臭い異臭が含まれていることがあるからです。こういうエアコンの臭いは、専用のクリーナーで洗浄したり、エアコンのフィルターを交換するしかありません。

エアコンに何らかの不具合を確認したら、その場で営業マンに交渉して対処してもらいましょう。契約した後でなんとかしてもらおうと思っても、スルーされる可能性が高いです。

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購入後に修理や交換をしてもらうのは大変

万が一、中古車を購入した後にエアコンの不具合が発覚した場合は大変です。エアコンの交換には車種にもよりますが、通常10万円以上の費用が掛かります。これを購入後のアフターサービスとして対応してくれる販売店はほとんどありません。そのため、こういったトラブルを避けるには、購入前のしっかりとしたチェックとともに、購入後の保証が付いた車を購入することが大切です。ただし、購入後保証については保証期間が定められていたり、消耗部品などは含まないといった但し書きがあります。

小さな販売業者の中には、このあたりの但し書きをたくみに使って、中々修理をしてくれないお店もあります。そのため、「購入前のチェックを十分にやる」という事が大切になのです。

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エアコンのガス(冷媒)漏れは素人には分かりにくい

エアコンの不具合については、業者で把握しているにも関わらず、定期的なガス(冷媒)の補充でごまかしている場合もあります。こういったケースでは、素人がいくら厳密にチェックをしてもその場では分かりません。

そのため、中古車を購入する時には、「エアコンのガス漏れはありませんか?」と念を押しておいたほうが無難です。これにより、万が一エアコンのガスが漏れていたとしても、その後、「購入の時にガス漏れは無いといいましたよね?」とスムーズに修理を依頼することができます。

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)