初代 ポルシェ ボクスター(986)【旧型レポート】モダンで若々しいスタイリングと、キビキビとした軽快なドライブフィール [GF-986K]


今回の旧型レポートは「初代 ポルシェ ボクスター(986)」。
1996年から2004年に渡って製造販売されていた、2座のオープンスポーツです。

当時発売されていたライバル、Z3やSLKが乗用車のフロアパネルを使って作られていたのに対して、このボクスターのフロアパネルは、911にも共有される純粋なスポーツカーのモノです。

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外観

全長4315mmX全幅1780mmX全高1290mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2415mmとなります。

911のスタイリングをミッドシップを使って現代風にアレンジし直した、モダンでスポーティなスタイリングです。

フロント

ワイド&ローのフロントノーズに、特徴的なティアドロップ型のヘッドライトが組み合わされます。ユーモラスな表情をたたえた、魅力的なフロントフェイスに仕上がっています。

サイド

低く身構えたボディに、なめからかな曲線と塊感の強い造形が与えられます。小さなキャビンが中央にレイアウトされ、美しいUFOのようなスタイリングです。

リア

フロントノーズから発生したキャラクターラインが、なだらかに尻下がりに収束する優雅なリアエンドです。特徴的なヘッドライトのモチーフを、再びリアコンビランプでも反復して、ボクスターの個性的なスタイリングにまとめ上げています。

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内装

911の5連メーターに対して、ボクスターには良く似たデザインの3連メーターが与えられます。

プラスチッキーな質感のインパネが使われ、911とのハッキリとしたクラス分けが行われています。カジュアルでスポーティな印象の内装です。

背の低いスポーツカーにしては、ボディの見切りがよく、思い切って道路の端までクルマを寄せる事ができます。

シート

911が2+2のシートを備えるのに対して、このボクスターは2シーターとなります。

スポーティな形状のセミバケットシート。しっかりと身体を支えつつも、キレイに体圧を分散してくれるため、長時間ドライブでも腰が痛くなることはありません。

荷室

前後に小さなトランクスペースを備えますが、前はスペアタイヤや工具類で一杯です。そのため、実質的には後ろのトランクだけを使う事になります。2人で1泊2日旅行程度が限界といった所です。

静粛性

勇ましいポルシェサウンドが車内に進入してきます。

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エンジンとミッション

2480ccの水平対向6気筒DOHCエンジンに、5速MTが組み合わされます。
エンジンは、204ps/6000rpmの最高出力と、25.0kgf・m/4500rpmの最大トルクを発揮します。

車両重量1270kg。10モード/10・15モード燃費は、–km/lとなります。

エンジン

ミッドシップに搭載された、2.5Lフラット6で後輪を駆動。低速からフラットなトルクを発生するため、街中から中高速域までキビキビとした力強い走りが可能です。

このエンジンは排気量を増やすことで911にも搭載されます。そのためエントリーモデルにも関わらず、ポルシェならではの素晴らしいレスポンスの良さを味わうことができます。

乾いた重低音を響かせる勇ましいエンジンサウンド。幌を開けると全身でこの音を楽しむことができます。

トランスミッション

ショートストロークで節度感の高いシフトフィールです。この素晴らしいフラット6を堪能するためには、もう一段のギアが欲しくなります。

足回りとハンドリング

前後ともにマクファーソン・ストラット式サスペンションが装備されます。

足回り

適度に引き締まったスポーティな足回り。高剛性ボディに高価なサスが組み合わされ、しっとりとした上質感を伴います。

目地段差を通過しても、車内に不快な衝撃を伝えることはありません。

ハンドリング

ミッドシップレイアウトを活かした、キビキビとした切れ味の良いハンドリングです。ワインディングではミズスマシのようにコーナーをクリアしていきます。

評価のまとめ

ポルシェが、911とフロアパネルを共有する事で、生産性の向上と合理化を図ったエントリークラスのスポーツカーです。

エントリークラスといっても、911が「RRレイアウト」を採用するのに対してこのボクスターはミッドシップにエンジンを搭載する「MRレイアウト」です。単純に運動性能だけを考えるなら、ボクスターの方がより純粋なスポーツカーという事もいえます。

そのため、RR独特のドライブフィールと上質感を持つ911に対して、このボクスターは旋回性能の高いキビキビとしたドライブフィールが身上です。

また911は2+2のシートとたっぷりとした荷室を持つ実用性の高いスポーツカーですが、ボクスターのシートは2座しかありませんし荷室もミニマムです。このあたりの実用性の違いにも、この2つのスポーツカーのコンセプトの違いが現れています。

「何よりも運転が好きで、普段は一人か二人で乗る事が多い」、もしくは「自宅にもう一台セダンかミニバンがある」という人にオススメのクルマです。

価格

新車当時の価格 | 6,100,000円

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時にかけてを予定しています。

猛暑のおかげでしつこい「切れ痔」も徐々に回復。病院にいくのは恥ずかしいのでこのまま自然治癒してくれ!(2018年7月)

現在、古い「試乗関連」の過去記事を全面書き換え中。その分、新しい記事の投稿が少なくなります(2018年4月〜)