宗教上の理由から、罪の重さが大きく変わってしまった男【こぼれ話】


バイクのガソリンタンク

あなたが友人を車に同乗させている時、万が一あなたの運転ミスが原因で友人が死傷したら、あなたには「過失運転致死傷罪」が適用されます。

この時、友人が死亡するか傷害で留まるかによって、あなたに問われる罪の重さは大きく変わります。

今回の【こぼれ話】は、そんな罪の間で人生が大きく変わってしまった男の話です。

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ツーリング中の二人を襲った悲劇

1989年8月。静岡県内の有料道路。静岡県在住の高校生Aくんが、友人の同じく高校生のBくんをバイクのタンデムシートに積んで、ツーリングを楽しんでいました。

この時、ちょっとしたAくんのミスからバイクは転倒。タンデムシートに座っていたBくんはバイクから投げ出され、胸部を強く打って重体を負ってしまいます。

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被害者は宗教上の理由から輸血を拒否

病院に緊急搬送されるBくんですが、その時病院に駆けつけたご両親によって輸血を行わない治療を要請されます。というのもこのご両親は、宗教上の理由から「輸血を行う治療」が出来なかったのです。

普通の病院であれば、こういった「宗教上の理由」は最大限に尊重してもらえます。そのため、Bくんに対しては輸血を行わない範囲で、精一杯の治療が行われる事になりました。

その後、医師の努力にも関わらず、残念ながらBくんは死亡してしまいます。

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死亡の原因によって罪の重さが大きく変わる

ただ、この時問題になるのは、事故を起こしたAくんの罪の重さです。当然ながら、被害者が怪我をしただけの場合よりも、死亡してしたまった方が罪は重くなります。

しかし、被害者が死亡した原因が治療にあれば別です。特に今回の場合は、宗教上の理由により治療の範囲が限定されていました。

つまり、Bくんが死亡した原因に「輸血を停止していたこと」が強く関わっていれば、Aくんの罪の重さがそれほど重くなる事はないのです。

車に他人を乗せるという事の大きな責任

そこで警察による「事情聴取」が重要な意味を持ちますが、警察の調査によれば「輸血を行っていればBくんが助かっていたかどうかは不明」という結論が導き出されます。

ちょっと微妙な言い回しですが、簡単に言ってしまうと、Aくんには「被害者死亡の責任が負わされる」という事です。その後、Aくんは「業務上過失致死罪」の容疑で地裁に書類送検される事になります。

このように、友達や知り合いを車やバイクに同乗させるという事は、その人の命に対して全責任を担うという事です。知り合いを同乗させるなとは言いませんが、同乗させる場合はそれを肝に銘じて、細心の注意を払った安全運転をお願いします。

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時にかけてを予定しています。

謎のアクセス減少地獄継続中!(2017年11月)

※記事を何百件入れてもドンドンアクセスが下がるので、記事更新を1にして、余力で過去記事の修正をしようかなあと思案中です。