ポルシェで車上荒らしを繰り返していた男たち【こぼれ話】


白煙を上げるポルシェ

昔は「車上荒らし」といったら、食うに困って仕方なくやる犯罪でしたが、今はそうでもありません。

プロの窃盗団による計画的な犯行や、海外からわざわざ日本にやって来て車上荒らしを行う、国際的な犯罪組織も実在します。

普通、車上荒らしを生業とする窃盗団は、足がつくのを恐れて、犯罪の度に新しい盗難車を用意して犯行に及びます。

今回の【こぼれ話】はそんな常識の裏をかき、高級スポーツカー「ポルシェ」を使って犯行に及んだ男たちのお話です。

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高級車がずらりと並ぶディスコの駐車場

1988年11月、午後10時頃。六本木のディスコに設置されている駐車場。当時の日本はバブル真っ只中という事もあり、駐車場には高級車がずらりと並んでいました。

パトロールを行っていた警察官が、この駐車場で二人の不審な男を発見します。男はそれぞれ紙袋やバック、手には工具のようなものを携え、ただならぬ雰囲気を感じさせます。頭には深く野球帽を被り、夜目に紛れるような黒っぽい服装をしていました。

なによりも不信感を抱かせたのは、その挙動です。辺りをキョロキョロと伺いながら、腰を落として車の間に身を潜めるようにしていたのです。

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警察官に殴り掛かる男

「君たち、そこで何をしているんだ!」と警察官が大声を出しながら近づくと、一人の男はそのまま逃走。残ったもう一人の男は隠し持っていた特殊警棒を手に取り、警察官に殴りかかります。

ふいをつかれた警察官は、頭に特殊警棒を受け、全治2週間の怪我を負っていまいました。殴りかかって来た男は、無職のS(29歳)。公務執行妨害と傷害の現行犯で逮捕されます。

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男の手には現金1140万円が

男の持っていた紙袋の中には、現金1140万円が入っており、後日の事情徴収によりその駐車場で「車上荒らし」を行っていたという事が判明します。

その場から逃走した男は、会社経営のO(29歳)。Sの自供によりあえなく身元が判明し、窃盗の容疑で逮捕されています。この男たちは、その他にも犯行を繰り返しており、150件の車上荒らしによる合計2000万円の余罪を認めています。

ポルシェを使っていたその訳とは?

それにしても不思議なのは、「なぜ目立つポルシェで犯罪を繰り返していたのか」という点です。

男たちによると、「ピカピカのポルシェで出入りしていると、ちょっとくらい妙な事をしていても、誰も犯罪者だとは思わないから」という事だそうです。

まあ、確かに窃盗団といえば、「ボロボロの盗難車で荒稼ぎして、危なくなったら気軽に乗り捨てる」というイメージが強いです。

それにしても頭の働く窃盗団です。「詐欺師ほど人に不審に思われる行動をしない」と言われますから、一番、安全そうな人ほど却って危険というのは、全ての事に当てはまる良い教訓でもありますね。

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時にかけてを予定しています。

謎のアクセス減少地獄継続中!(2017年11月)

※記事を何百件入れてもドンドンアクセスが下がるので、記事更新を1にして、余力で過去記事の修正をしようかなあと思案中です。