投票箱をタクシーの中に忘れたドジな男たち【こぼれ話】


日本のタクシー

タクシーの忘れ物には、財布や携帯電話、傘といったものが定番です。

今回ご紹介する「こぼれ話」は、なんとタクシーの中に「投票箱」を忘れたドジな男たちのエピソードです。

わざわざ言うまでもありませんが、「投票箱」は民主主義の根幹を支える大切なものです。ある意味、「お金よりも大きな価値がある」といっても過言ではありません。

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大きな箱を持ってタクシーに乗り込む二人の男たち

1989年11月の夕暮れ時。広島県呉市のある公民館前で、二人の男がタクシーを捕まえました。男は大きな箱をそれぞれひとつずつ抱えており、タクシーの運転手はトランクを開けてその大きな箱を積むように促します。

二人の男はそのままタクシーに箱を積み込むと、呉市内のある体育館へ行くようドライバーに依頼します。

タクシーが走り始めると二人の男は世間話を始めます。通常、お客が一人であれば、運転手も状況に応じて話かけることもあります。ただ、この時は二人があまりに楽しそうに会話しているのであえて喋りかける事はしませんでした。

体育館は市内の施設ですので、到着までそれほど時間は掛かりません。10分ほど走るとすぐに到着しました。

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投票箱をタクシーに積んだまま車を降りる二人

公民館前にタクシーを停めると、ふたりは楽しそうに会話を続けながら、料金を払ってそのままタクシーを降ります。

その一連の行動があまりに自然だったため、タクシードライバーはお客に手荷物があった事をすっかりと忘れてしました。

タクシーは2つの大きな箱をトランクに積んだまま、夜の街へと走り去ったのです。

このタクシーに乗った二人の男は、当日広島県内で行われていた「広島県知事選挙」の選挙委員です。二人の持っていた大きな箱とは、なんと当日の選挙で使われた「投票箱」です。

二人は投票場所である「公民館」から、開票場所である「体育館」へと「投票箱」を運ぶのが仕事です。一日の大きな仕事を半分終わらせた開放感から、しばらく二人は「投票箱」を忘れた事に気が付きません。

開票前になると投票箱の確認が行われるのですが、この時になって初めて投票箱が2つ無くなっている事に気が付いたのです。

大慌てでタクシーを探す二人ですが、当然ながら、そんな時間までタクシーが同じところをウロウロしているはずもありません。

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領収書を手がかりにタクシー会社を特定

領収書に、タクシー会社の名前が記載されている事を思い出し、タクシー会社に連絡をいれます。タクシーは特定できたものの、なぜかその日はタクシーに無線がつながりません。

仕方なく、二人の男はタクシー運転手の自宅で運転手の帰りを待つことにします。それから2時間後、やっと当のタクシーが現れ、なんとか無事に投票箱を取り返すことができました。

何か別の事を考えていると、ついつい大事な事を忘れてしまう。なんてことはよくあります。しかし、投票箱となるとその大事さの重みが違います。

投票箱の紛失に気がついた時、さぞや肝の縮まる思いがしたことでしょう。想像しただけで、ぞっとしてしまいますね。

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時にかけてを予定しています。

謎のアクセス減少地獄継続中!(2017年11月)

※記事を何百件入れてもドンドンアクセスが下がるので、記事更新を1にして、余力で過去記事の修正をしようかなあと思案中です。