2代目 BMW M3 クーペ(E36・1997)【旧型レポート】高い実用性を持ったハイパフォーマンスカー [E-M3C]


今回の旧型レポートは「2代目 BMW M3(E36・1997)」です。
この2代目 BMW M3 クーペは、1993年にモデルチェンジが行われた、スポーティな2ドアクーペです。

BMW 3シリーズをベースに、「M GmbH」によってチューニングが施されたハイパフォーマンスモデルです。

「M GmbH」は元々BMWのレース部門を担う会社でしたが、より高性能な自分だけのBMWが欲しいという顧客のため、専用チューンを施した「M」を開発していました。

この「M」を付けたBMWは高い人気を集めることになり、それなら始めから「M」専用モデルとして工場で量産しようと設計されたのが先代の「M3」です。

ドイツ本国では4ドアセダンをベースにしたモデルも販売されていましたが、日本市場に導入されたのはこの2ドアクーペのみです。

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外観

全長4435mmX全幅1710mmX全高1335mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2710mmとなります。

流麗でエレガントな3シリーズクーペをベースに、控えめなエアロと大径アルミホイールが組み合わされスポーティな印象です。

フロント

直線基調の薄いボディに、角型のヘッドライト、四角いキドニーグリルが組み合わされ、スポーティで都会的なフロントフェイスです。

当時このE36型3シリーズが登場したばかりの時は、あまりの変わり様に大きな衝撃を受けました。しかし、不思議なもので、今あらためて眺めてみると、先代のE30型3シリーズの面影がしっかりと感じられます。

サイド

ロングノーズに短いフロントオーバーハングが組み合わされた端正なシルエットを持ちます。この当時の3シリーズは歴代最高の美しいプロポーションを持ちますが、その中でもこの「M3」は控えめなエアロに大径ホイールが装備され一番カッコイイです。

リア

ハイデッキ化されたリアをトランク後端でバッサリと切り落とし、厚みのある角型リアコンビランプを組み合わせる事で力強いシルエットを演出しています。

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内装

価格ほどの質感はありませんが、がしりとした樹脂を使って機能的なデザインが施されています。計算され尽くした緻密なレイアウトは、ある種の気持ちよさを感じさせます。コンパクトカーのような安っぽさはありません。

オレンジ色に統一された表示類は、精密な機械を操作する高揚感を演出します。

この世代の3シリーズは、その美しいプロポーションについて言及される事が多いのですが、この内装デザインも外観に負けずとも劣らない高い完成度を誇ります。

シート

薄型のフレームに強固なバックシェルが組み合わされ、適度なコシと張りを持った疲れにくいシートとなっています。

2ドアクーペでありながら、リアにもそこそこのスペースが確保されていますので、中距離程度(30km)であれば十分に使うことができます。

荷室

セダンゆずりの広大な荷室が装備されます。2人連れであれば2泊3日旅行くらい余裕でこなすことができます。

静粛性

スポーティなエンジンサウンドが車内に響きますが、こういった車を好む人であれば不快に感じることはありません。

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エンジンとミッション

3201ccの直列6気筒DOHCエンジンに、6速MTが組み合わされます。
エンジンは、321ps/7400rpmの最高出力と、35.7kgf・m/3250rpmの最大トルクを発揮します。

車両重量は1470kgで、10モード/10・15モード燃費は、9.0km/lとなります。

エンジン

初代「M3」には、「2.5L直列4気筒DOHCエンジン」が搭載されていましたが、大幅なパワーアップを図るためこの2代目では「3.2L直列6気筒DOHCエンジン」が与えられています。

通常の3シリーズに搭載される「シルキー6」と異なり、メカニカルノイズを発生するスポーティなユニットです。BMWに大して興味のない人には煩がられるかもしれません。

コンパクトな3シリーズクーペのボディと組み合わされる事で、暴力的なパワーを発揮します。公道上で「M3」の相手を出来る車は少ないです。

スムーズな回転フィールとレスポンスの鋭さもこの「M3」の大きな魅力です。

トランスミッション

トランスミッションには6速のマニュアルギアボックスが装備されます。剛性感と節度のあるBMWらしいスポーティなトランスミッションです。この他にF1の技術を応用した「SMG」というセミ・オートマがラインナップされていますが、当時の「SMG」は完成度が低く選択肢に入りません。

足回りとハンドリング

前輪にマクファーソン式サスペンション、後輪にはセントラルアーム式サスペンションが装備されます。

足回り

大径ホイールにスポーティなサスが組み合わされますが、アタリがしなやかな為、突き上げのキツさとか乗り心地の悪さは感じられません。

ハンドリング

BMWらしいスポーティで切れ味の良いステアリングフィールです。僅かな操作にもリニアに反応するため、狙ったラインを外すことはありません。

評価のまとめ

先代のM3から大きく排気量がアップされ、さらにパワフルでスポーティな車へと生まれ変わっています。

このモデルでは、2ドアクーペだけしかラインナップされていませんでしたが、4ドアセダンこそ、使い勝手の良さと高い性能を両立する「M3」にふさわしいグレードだと思います。

スポーティなサスと大径ホイールが装備されているにも関わらず、ある程度の乗り心地の良さが確保されているのも、この「M3」の大きな魅力です。

価格

新車当時の価格 | 7,330,000円

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

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猛暑のおかげでしつこい「切れ痔」も徐々に回復。病院にいくのは恥ずかしいのでこのまま自然治癒してくれ!(2018年7月)

現在、古い「試乗関連」の過去記事を全面書き換え中。その分、新しい記事の投稿が少なくなります(2018年4月〜)