ラジエター本体と、ラジエターホースのチェック【点検とメンテナンス】

LLCの量以外でチェックしておきたいその他の冷却系パーツは、ラジエターホースとラジエター本体です。

LLCの量をチェックするには、前回の「LLCなど、冷却系のチェック【点検とメンテナンス】」をご覧ください。

現在の車の場合、ラジエター本体からLLCが漏れることはほとんどありません。ただし、そのラジエターが壊れてしまった場合は数万円の出費を覚悟しなければなりません。

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ラジエター本体のチェック

ラジエターの点検は、エンジンが温まっている状態で「ラジエター周辺から白い湯気が立ち上っているかどうか」を見るだけで、簡単にチェックする事ができます。また初期の小さな漏れであれば、カー用品店で売られている「ラジエター漏れ止め剤」で修復できます。

このようにラジエターからの液漏れは、早めに発見することでその後の出費を小さく抑えることができるのです。

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ラジエターホースのチェック

LLCを流す役割を担う「ラジエターホース」は、柔らかいゴム製の部品です。普段、自動車が稼働中は、そのラジエターホース内部を高温に熱せられたLLCが循環しています。

そのため、ラジエター内部は温度変化が極端に大きく、ゴム製部品にとって快適な環境とは言えません。数年使っていれば次第に弾力性が失われていき、カチてひび割れを起こしてしまいます。

こうなってしまうとどうしようもありません。ラジエターホースはすでに寿命を迎えているので、整備工場などに持ち込んで新しいラジエターホースと交換してください。

ラジエターホースにひび割れはないものの、ゴム本来の柔軟性が失われている場合も注意が必要です。この場合、ラジエターホース自体から液漏れが起きるわけではありませんが、ラジエターホースとラジエターを接続している部分に緩みが生じ、そこから液漏れが発生することがあります。

こういった場合、応急処置としてラジエターホースの接続部分を強く締めこむことで、一時的に液漏れを抑えることができます。

ただし、これはあくまでもその場をしのぐための応急処置です。早めに整備工場に持ち込んで新しいラジエターホースと交換を行ってください。

ラジエターホースは自動車部品の中でも比較的安価な部品です。LLCと同時に交換したとしても、1万円を超えることはありません。

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日常点検に加えて、プロの整備士による点検が必要

このラジエターホースのように、自動車には寿命のあるパーツがあちこちに使われています。ユーザー自身による日常点検も大切ですが、こういったパーツの目に見えないコンディションの悪化を早期に発見するには、プロの整備士による定期点検がどうしても必要になります。

車が新しいうちは、激安業者で最小限の車検を受けるだけでも構いませんが、5万、10万キロと車が次第に古くなってくればどうしてもあちこちに故障の芽が育ち始めています。

そんな時、しっかりとした点検を受けておけば、後々大きな修理費用を負担することはありません。逆に、たった数千円から数万円の経費をケチったために、後で数十万を支払うはめになるなんて事も良くあります。

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)