世界最大級のパワーショベル「日立 EX8000」、運転席は3階建ビルの高さ【こぼれ話】


日本の重機メーカー「日立建機株式会社」では、世界最大級のパワーショベル「日立 EX8000」を建造しています。

このパワーショベルは、車両重量が811,000kgで、無限軌道(キャタピラ)部分の全長10,500mm(車体の全長は12mくらい)、車体幅10,870mm、全高9,900mm(運転席に座ると3階建てのビルからと同じ高さになります)に及びます。また、ショベル部分にいたっては、最大で20m以上の高さまで伸ばすことができます。

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「日立 EX8000」とは

この「日立 EX8000」のパワーユニットには、1,971馬力の超強力なディーゼルエンジンを2機搭載しており、一日で14,900L(ドラム缶70本分)の軽油を使い切ります。

車両価格も超弩級で、一台なんと13億円。普通のプレハブ住宅なら40~50戸も買えていまう額です。

もはやここまで大きいと、乗り物とか車といった範疇を大きく超えており、「動く建造物」といったほうがより正確な表現に思えます。

これだけ巨大なパワーショベルですから、日本国内で活用する場所はありません。オーストラリアやアメリカ、カナダ、モザンビークなど、広大な露天掘り鉱山で使われるのがその主な目的です。

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輸出するにもやたらと手間が掛かる

当然このまま船に積み込む事はできませんので、輸出の際は一度バラバラに分解して、現地で再び組み立てるという工程が必要になります。組み立てるといっても、これだけ大きな車両ですから、組み立て期間にはどんなに速くても3週間はかかります。また、組み立てた後には、再度稼働試験を行う必要もあり、とにかく稼働までにやたらと手間が掛かります。

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頼れる相棒、巨大ダンプトラック

ペアとなって働くダンプトラックも巨大で、その荷台には300tの土砂を積むことが出来ます。日本の路上でよく見かけるダンプの積載容量が10tですから、この巨大トラックの容量はそれの30台分にあたります。

このパワーショベルが一回にすくい上げる事のできる土砂は40㎡ですが、巨大ダンプトラックの場合でも4回すくい上げるだけで土砂を満載にすることができます。あまりに桁外れすぎてちょっと想像がつきませんが、とにかくスゴイことは確かです。

通常は、パワーショベル1台とダンプトラック4、5台がセットで発注されます。パワーショベルの仕事量を考えると、一番効率よく土砂を運ぶには、それだけのダンプトラックが必要になるという計算です。

また、24時間連続稼動(オペレーターは交代勤務)が快適に行えるよう、車内には電子レンジや冷蔵庫などを設置するスペースも確保されています。

巨大パワーショベルの泣き所

ただ、このかっこいい巨大パワーショベルにも唯一の泣き所があります。それは、その巨大なボディが災いして、最高速度が2.0km/h程度までしか出せないという点です。といっても、この「日立 EX8000」は土砂をすくって大型トラックに積み込むのが仕事ですから、100km/hで走る必要は全くありませんが。

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akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

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