中級者向けラリーカーの作り方(中編)【モータースポーツ】

ラリーカーの作り方について解説するこのシリーズも、「初級者向けラリーカーの作り方(室内編)」から「初級者向けラリーカーの作り方(足回り編)」へと除々にレベルアップして、ついに「中級者向けラリーカーの作り方(前編)」まで来ました。

そこで今回は中級者向けの続編として「中級者向けラリーカーの作り方(中編)」を解説したいと思います。

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リミテッド・スリップ・デフ(LSD)

リミテッド・スリップ・デフとは、デファレンシャルの中にクラッチが装備されていて、片側の車輪がグリップを失い空転する兆候をみせると、即座に空転側への駆動力伝達を抑制し、よりトラクションの高い車輪へと重点的に駆動力を配分するためのシステムです。最新型の4WDラリーカーの場合、「フロント」、「センター」、「リア」と3箇所に装備されています。

これにより路面状態の悪い滑りやすい路面であっても、より安定性の高い走行が可能になります。そのため、悪路を高速走行する機会の多いラリーカーには必須の装備といえます。

極限状態での安定性が高まるということは、速さだけではなくラリーカーの安全性能も向上しているということになります。中級者以降のラリーではレースの平均速度も向上していますので、安全面からも重要度の高いアイテムといえるでしょう。

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クラッチ

クラッチは巨大なパワーを生み出すエンジンとトランスミッションの間に入って、駆動力を急激につないだりカットしたりと、ラリーの中でも特に酷使の激しいパーツのひとつです。

そのため、「クラッチディスク」や「クラッチカバー」といった部品においては、耐久性の高いラリー専用パーツに組み替えておいた方がいいでしょう。

ラリー中にはあえてエンジン回転を高く保っておいて、いきなりクラッチをつなぐという荒々しいテクニックもありますので、そういうテクニックを多用する人はさらに耐久性の高いパーツが必要になります。

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フォグランプ(補助灯)

ラリーカーといえば、ド派手なステッカーやペインティングと、グラベル(悪路)をジャンプしながら疾走する勇ましい姿、加えてフロントバンパーに装着された大型フォグランプ(補助灯)が印象的です。

一時ラリーの車両規定により、点灯が禁止されていた時期もありますが、現在はラリーの車両規定の範囲内で装着することが許されています。

特に悪天候時や夜間走行時には無くてはならない装備ですので、中級以上にステップアップした人は装備をオススメします。特に、ドレスアップの観点からみてもぐっとラリーカーらしさが引き立つオススメのアイテムです。

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)